5日目は、多少まったりと



あっ、「NFL.com」に、40ヤード走のタイムとか載るようになりましたね。


あくまで、「NFL Network」で文字情報として流れた範囲内、という形なので、
全員分というわけではないのですが、
これで、ビデオを見ながらメモを取らなくても良いので、助かります。


いや、圧縮された画像だから、ところどころ文字が読みにくくて、
苦労していたんですよね。
良かった、良かった。


・・・という苦情が送られたりして、急遽載るようになったんだろうか・・・?


そうそう、いきなり話は逸れますが、
今、「NFL.com」のトップページや「NFL JAPAN」のトップページから、
コロラド大WRジェレミー・ブルームへのインタビュービデオが、
見られるようになっています。


フットボールとスキーについて語っているらしいですが、
もちろん、何をしゃべっているかは理解できませんでした。(悔しい・・・)


モーグルの華麗な映像もあったりするので、
「我こそはミーハー」(?)という人は、是非、見てみてください。


というわけで、本題に戻りまして、スカウティングコンバイン5日目。


NFL.com」には、現時点でビデオへのリンクがありませんが、
「例の方法」で見てしまいました。


・・・わ、悪いことをやってるわけじゃないですよね・・・?
(多分、リンクを載せるのが遅れているだけでしょうし・・・ドキドキ・・・)


本日は、タイトエンド組とディフェンスライン組のワークアウトが中心です。


では、まずは、身体測定の結果から。
明日の分ですが、ついでなので、ラインバッカー組やディフェンスバック組もまとめて。


まず、最も身長が高かった選手。


 タイトエンド組:202cm=レオナード・ポウプジョージア大
 ディフェンスライン組:198cm=ジェイソン・ハッチャーグランブリング州立大
 ラインバッカー組:192cm=キャメロン・ヴォーンLSU
 ディフェンスバック組:189cm=ジミー・ウィリアムズバージニア工科大


タイトエンドで2メートル超かぁ。
でかいなぁ。


ちなみに、サンディエゴ・チャージャーズTEアントニオ・ゲイツや、
カンザスシティ・チーフスTEトニー・ゴンザレスは(公称)193cm。
昨年のドラフト1巡指名のピッツバーグ・スティーラーズTEヒース・ミラーは196cm。


なお、この結果、今回のスカウティングコンバインで、
「最も高かったで賞」(?)は、ジョージア大Tデニス・ローランド(207cm)に決定。


では、次に、最も身長が低かった選手。


 タイトエンド組:184cm=トニー・シェフラー西ミシガン大
 ディフェンスライン組:181cm=エルヴィス・ドゥーマーヴィルルイビル大
 ラインバッカー組:175cm=カリード・ナジールディーンテキサス工科大
 ディフェンスバック組:172cm=ティム・ジェニングズジョージア大


タイトエンドは、最も低くても「184cm」。
「巨大化」に拍車がかかっている感じですかねぇ。


まあ、「オフェンスラインに匹敵するサイズでワイドレシーバー並みの動き」を、
求められるのがタイトエンドだと考えれば、そうなるのでしょうか。


なお、ナジールディーンは、「ディフェンスバック組」のはずですが、
ラインバッカー組」に名前が載ってました。


「最も低かったで賞」は、ネブラスカ大RBコーリー・ロス(168cm)。
日本人の成人男子の平均身長より低いのでは・・・?


お次は、最も体重が重かった選手。


 タイトエンド組:122kg=T・J・ウィリアムズ北カロライナ州立大
 ディフェンスライン組:144kg=ジョニー・ジョリーテキサス農工大
 ラインバッカー組:117kg=フレディ・ローチアラバマ大
 ディフェンスバック組:103kg=ダーネル・ビングUSC


さすがに、ここはタイトエンド組よりもディフェンスライン組に分がありましたか。
とはいえ、そのディフェンスライン組も、オフェンスライン組には敵わず。


「最も重かったで賞」は、ジョージア大Gマックス・ジーンギリス(161kg)。


さて、最後に、最も体重が軽かった選手。


 タイトエンド組:109kg=ギャレット・ミルズタルサ大
 ディフェンスライン組:108kg=チャールトン・キースカンザス大
 ラインバッカー組:83kg=デイヴィッド・ピットマンノースウエスタン州立大
 ディフェンスバック組:81kg=ケリー・ジェニングズマイアミ大(フロリダ)


ナジールディーン同様、ピットマンも「ディフェンスバック組」のはずですが、
ラインバッカー組」に名前が載ってました。
ラインバッカーにしては、ちょっと軽すぎる感じ・・・?


「最も軽かったで賞」は、コロラド大WRジェレミー・ブルーム(78kg)。
さすが。
ジーンギリスの中に、ブルームが2人入ります。


というわけで、高いも低いも重いも軽いも、全部オフェンス陣の方が上(?)という結果。
オフェンス陣には、「極端さ」が求められるということなんでしょうかねぇ。


さて、本日の練習。


タイトエンド組は、「オフェンスライン組の練習+ワイドレシーバー組の練習」、
といった感じでしょうか。


昨日紹介した、「逆側のサイドラインめがけて走りながらキャッチ」練習もありました。


ただ、やってることは同じですが、多分、求められることは違っていて、
ワイドレシーバーのときは「スピード」が重要そうでしたが、
タイトエンドは「確実なキャッチ」を求められているような感じで。


最後の「7個目のキャッチ」の後、ワイドレシーバー組のときは、
サイドラインギリギリでキャッチして、そのまま外に出ていたのに対し、
タイトエンド組では、サイドライン際をエンドゾーンに向かって走っていました。


ワイドレシーバーに投げられるボールとタイトエンドに投げられるボールは、
「厳しさ」がそれだけ違う、ということなんでしょうね。


ディフェンスライン組は、「オフェンスライン組の練習」に「攻撃性」を加えた感じ?
まあ、ポジションの特性を考えれば、そうなりますか。


中には、左右前後に動いた後で、大きく下がってボールをキャッチする、
という練習もあって、それには選手たちがちょっと戸惑っているみたいでしたが。
インターセプトの練習?)


練習の内容は、その担当となったコーチの考えに基づいたりするのでしょうから、
多少、「オーソドックス」なものから外れることもあるのかもしれませんね。


そうそう、ディフェンスライン組の練習のときに、
オレゴン州立大DT「サー」ヘンリー・アンダーソンが映ってました。


てっきり、「イギリス紳士」(?)みたいな人かと思っていたのですが、
全然違ったので、ちょっとビックリ。
いや、あくまで「見た目」の話ですが。


練習の動きは、あんまり良いものではなかったように思います。


ところで、今日「流行」していたのは、Tシャツの袖を肩まで捲り上げて、
それを肩のところで留めている「白いテープ」(?)。


タイトエンド組もディフェンスライン組も、多くの選手が使用していました。


確かに、汗でびっしょりになって、袖が肌に貼り付いているのは、
ちょっと鬱陶しそうに見えましたからねぇ。


昨日までの選手から、そういう要望が出て、配布されたのでしょうか?
ちょっと気になるところです。


そうそう、「初日」に、身体測定での様子で、
「高気圧エアーマシン」とタイムマシンを足して2で割ったようなものに入って、
何かを測定していた・・・と書きましたが、その説明が今日のビデオの中でありました。


悔しいかな、何を言っているのか、さっぱり分からなかったわけですが・・・。


Body Composition Tracking System」という名前らしいので、
想像するに、体脂肪率だとか身体の構成を分析する機械なのでしょうかね。


ここで、こういう解説が入っている、ということは、一般的なものではないんでしょう。
なかなか面白かったです。


興味のある方は、本日のビデオの「1時間30分」あたりをご覧ください。
ブルームも登場! (・・・って、どこまでミーハーなんだ・・・)


では、本日もいつもの通り、各種目のベスト3を。


いや、公式サイトに結果が載るようになったので、載せなくてもいいかな、
とも思わないでもなかったのですが、まあ、せっかくここまで載せたので。


まずは、タイトエンド組。


垂直跳び:
 1位 ヴァーノン・デイヴィスメリーランド大
 2位 レオナード・ポウプジョージア大
 2位 デイヴィッド・トーマステキサス大
立ち幅跳び
 1位 ヴァーノン・デイヴィスメリーランド大
 2位 マーセデス・ルイスUCLA
 2位 レオナード・ポウプジョージア大
20ヤードシャトル
 1位 トニー・シェフラー西ミシガン大
 2位 ギャレット・ミルズタルサ大
 3位 ジェフ・キングバージニア工科大
60ヤードシャトル
 1位 ギャレット・ミルズタルサ大
 2位 トニー・シェフラー西ミシガン大
 3位 ティモシー・デイオレゴン大
3コーンドリル:
 1位 ギャレット・ミルズタルサ大
 1位 トニー・シェフラー西ミシガン大
 3位 オーウェン・ダニエルズウィスコンシン大


「跳び」系はデイヴィスポウプ
シャトル」「ドリル」はシェフラーミルズの争い、というところで。


ちなみに、ポウプタイトエンドで最も身長が高く、
シェフラーは最も低く、ミルズは最も軽い・・・という選手です。
・・・何事も、「極端」が一番?


まあ、逆に、身長が最も高いわけではないデイヴィスが、垂直跳びで1位になっているのは、
ジャンプ力がある証拠とも言えそうですね。


では、「40ヤード走」は上位7人のタイムを。


 1位 4.38 ヴァーノン・デイヴィスメリーランド大
 2位 4.54 トニー・シェフラー西ミシガン大
 3位 4.62 ジョー・クロプフェンスタインコロラド大
 3位 4.62 レオナード・ポウプジョージア大
 5位 4.64 ギャレット・ミルズタルサ大
 6位 4.65 オーウェン・ダニエルズウィスコンシン大
 7位 4.67 デイヴィッド・トーマステキサス大


デイヴィス、速っ!


ワイドレシーバー組の4位(マイアミ大(フロリダ)シノリス・モス)と同じタイムです。
これは、凄いですねぇ。


サイズ的には、ワイドレシーバーより大きくて、
それでいて、ワイドレシーバーと同じ動きが出来る選手。
タイトエンドの理想型ですね。


うーん、こりゃ怖い存在になりそうだ。
要注目ですね。


そういえば、デイヴィス、今日のビデオの中で、いろいろと話をしていました。
興味のある方は、ビデオの1時間過ぎあたりをご覧ください。


さて、次に、ディフェンスライン組。


垂直跳び:
 1位 マーク・アンダーソンアラバマ大
 2位 マリオ・ウィリアムズ北カロライナ州立大
 3位 マニー・ローソン北カロライナ州立大
立ち幅跳び
 1位 カメリオン・ウィンブリーフロリダ州立大
 2位 マーク・アンダーソンアラバマ大
 3位 マニー・ローソン北カロライナ州立大
20ヤードシャトル
 1位 クリス・ゴーコンカリフォルニア工芸州立大
 2位 マシアス・キーワヌークボストンカレッジ
 3位 マニー・ローソン北カロライナ州立大
 3位 ロブ・ニンコヴィッチパーデュー大
60ヤードシャトル
 1位 マニー・ローソン北カロライナ州立大
 2位 ロブ・ニンコヴィッチパーデュー大
 3位 クリス・ゴーコンカリフォルニア工芸州立大
3コーンドリル:
 1位 マニー・ローソン北カロライナ州立大
 2位 マーク・アンダーソンアラバマ大
 3位 ロブ・ニンコヴィッチパーデュー大


なんか、同じ名前が繰り返し出てきていますが、
中でも、ローソンは凄すぎます。
全種目、3位以内とは。


身体能力的には、ローソンが1番、というところでしょうか。
あと、アンダーソンニンコヴィッチも、なかなか。


「40ヤード走」は上位6人のタイムを。


 1位 4.43 マニー・ローソン北カロライナ州立大
 2位 4.54 ライアン・ラカスシラキュース大
 3位 4.61 マーク・アンダーソンアラバマ大
 3位 4.61 カメリオン・ウィンブリーフロリダ州立大
 5位 4.63 ジェイムズ・ワイチシラキュース大
 6位 4.66 マリオ・ウィリアムズ北カロライナ州立大


というわけで、やはり、ローソンが凄すぎです。
「4.43」は、ランニングバック組で6位になるタイム。
ワイドレシーバー組でも10位になれます。


ディフェンスラインで、このスピードは驚異ですね。
名前を覚えておきたいところです。


ちなみに、もちろん、ディフェンスエンド
大外から一気にクォーターバックに襲い掛かる姿が目に浮かびます。


5日目からは、こんなところで。


いよいよ、本日28日(現地時間)は、スカウティングコンバイン最終日。
ラインバッカー組とディフェンスバック組のワークアウトが行われます。


この、よく分からない「感想文」も、明日が最後です。