第4週の希望
「NFL勝敗表(希望)」の補足。
今回は、第4週です。
アウェイ | ホーム | 希望 | |||
---|---|---|---|---|---|
ARI | ATL | ARI | |||
DAL | TEN | DAL | |||
IND | NYJ | IND | |||
MIA | HOU | HOU | |||
MIN | BUF | BUF | |||
NO | CAR | CAR | |||
SD | BAL | SD | |||
SF | KC | SF | |||
DET | STL | STL | |||
CLE | OAK | CLE | |||
JAC | WAS | WAS | |||
NE | CIN | CIN | |||
SEA | CHI | SEA | |||
GB | PHI | GB |
この週の注目カードは・・・というと、
実は、今のところはありません。(僕としては)
というわけで、ちょっと「チーム」に注目してみようと思うのですが。
最近、「今年面白いかも」と思い始めているチームの1つに、
クリーブランド・ブラウンズがあります。
というのも、ロースター表とか眺めていて、結構ワクワクしてくるんですよね。
まず、QBチャーリー・フライ。
昨年のドラフト3巡指名選手で、今年が2年目。
昨シーズンは7試合に出場し、(スターターとしては5試合)
可もなく不可もなく、というスタッツを残しています。(QBレーティング72.8)
「可もなく不可もなく」と書きましたが、世間的にはやや「不可」気味の評価っぽく、
昨シーズン併用されていたQBトレント・ディルファーが、
サンフランシスコ・49ersにトレードされ、
代わりにQBケン・ドーシーが加入すると、
「それで大丈夫か!?」ということを言われたりしておりました。
ただ、僕としては、昨シーズン中にもこの日記で触れましたが、
割といいと思うんですよね、フライ。
映像で見たのは、第14週のシンシナティ・ベンガルズ戦だけだったと思いますが、
その試合を見て、結構応援したくなりました。
いや、ホント、今年じゃないかもしれないけど、いつかブレークすると思いますよ。
ワイドレシーバー陣を見てみると、
昨年のドラフト1巡(全体3位)指名のWRブレイロン・エドワーズと、
シアトル・シーホークスから移籍してきたWRジョー・ジャーヴィシャス。
エドワーズは昨シーズン第13週に負った膝の怪我の影響で、
今シーズンは開幕に間に合わなさそうとも言われていますから、
そのあたりが心配ではありますが。
実は、フライがスターターとなって1試合を任されるようになったのが、この第13週から。
この試合で、フライはエドワーズに2タッチダウンを決めています。
更に、自己最高のQBレーティング136.7もマークしています。
エドワーズの怪我で、この週以降は見ることが出来なかった「コンビ」が、
本格的に復活したときのことを思うと、非常に楽しみが増しますね。
ジャーヴィシャスは、昨シーズン、シーホークスをスーパーボウル出場に導いた1人として、
新天地での活躍が期待されます。
僕は、昨シーズン中、ほとんどシーホークスに注目してはおりませんでしたが、
ジャーヴィシャスに対しては、割といい印象を持っていた覚えがあります。
そして、ある意味最も注目される、TEケレン・ウィンズロウ。
一昨年のドラフト1巡(全体6位)指名選手で、
殿堂入りした同名・同ポジションの父を持つということもあり、
かなりの鳴り物入りでNFL入りしながら、
最初のシーズンは2試合出場後、怪我で残りのシーズンを棒に振り、
そして、昨シーズンは、シーズン前のオートバイ事故で、
1シーズン丸々棒に振ってしまったという・・・。
ここまでのところ、「失敗」というイメージしか出せていませんが、
今シーズンこそが真のデビューシーズンである、ということも言えるわけで。
かなりの能力があることは、誰の目からも明らかなようですからね。
これまでのイメージを払拭する活躍を見せてもらいたいものです。
また、よく言われていることではありますが、
新人(もしくはそれに準ずる)クォーターバックにとって、タイトエンドというのは、
最も安心できるターゲットとなり得ます。
フライにとって心強い味方となってくれることを期待したいですね。
他に注目選手を挙げると、Cレチャールズ・ベントリー。
ニューオリンズ・セインツから移籍してきました。
昨シーズン第6週のときに、「オフェンスラインMVP」受賞者として、
この日記で取り上げておりました。
最終的な「オフェンスラインスタッツ」の順位でも8位と、
あまり成績の良くなかったセインツにあって、孤軍奮闘。
自身2度目のプロボウルにも選出されました。
そんな選手が加入することは、「若い」ブラウンズオフェンス陣にとって、
大きなプラスとなるのではないでしょうか。
(まあ、ベントリーもまだ5年目なので「ベテラン」とは言い難いけども)
ディフェンス陣では、元ニューイングランド・ペイトリオッツのLBウィリー・マッギネスト、
元オークランド・レイダーズのNTテッド・ワシントン、という、
ベテラン2人の加入が目に付くところ。
ワシントンも、3年前にはペイトリオッツに所属しており、
当時ペイトリオッツのディフェンスコーディネーターだった、
ブラウンズのロメオ・クレネルヘッドコーチにとっては、
2人とも「教え子」という形になります。
今年、ブラウンズはドラフトにおいて、
1巡・2巡・4巡という高順位で立て続けにラインバッカー選手を指名しました。
それらの新人にとっての「良い先生」になってもらいたい、
という思いもあるのでしょうね。
特にドラフト1巡(全体13位)指名のLBカメリオン・ウィンブリーと、
マッギネストとのコンビには、開幕からいきなりの期待をかけたいところです。
・・・と、まあ、ざっとこんな感じで。
ホント、いろいろなパーツが上手くはまれば、
非常に面白い存在になるのではないかと思います。
さて、第4週のオークランド・レイダーズ戦。
実は、昨シーズン第15週でも、全く同じ対戦カードがあり、
この日記でも、ちょっと取り上げておりました。
フライの渾身のラストドライブでの逆転勝利。
なかなかにしびれましたねぇ。
ちなみに、そのときにファンブルをやらかして、
非常にドキドキさせてくれたRBルーベン・ドローンズには、
そのせいで、あまり良い印象を持っておりません。
頼むよ、ホント。
第4週。
願わくば、エドワーズも復帰して、「新生ブラウンズ完全版」(?)のオフェンスを、
この試合で見せてもらえるといいなぁ、と思っています。
以上、第4週の「希望」の補足でした。