第5週の希望
昨日の「レシーバーレーティング」。
やっぱり、「表街道」を取り上げると、反響が大きいなぁ。
・・・と思いつつも、本日は「NFL勝敗表(希望)」の補足です。
まずは第5週の対戦カードと、勝利チームの「希望」を。
アウェイ | ホーム | 希望 | |||
---|---|---|---|---|---|
BUF | CHI | BUF | |||
CLE | CAR | CAR | |||
DET | MIN | DET | |||
MIA | NE | NE | |||
STL | GB | STL | |||
TB | NO | NO | |||
TEN | IND | IND | |||
WAS | NYG | WAS | |||
KC | ARI | ARI | |||
NYJ | JAC | NYJ | |||
OAK | SF | SF | |||
DAL | PHI | DAL | |||
PIT | SD | PIT | |||
BAL | DEN | DEN |
この週は、「NFC EAST大激突!」第2弾。
第2週で、ニューヨーク・ジャイアンツ対フィラデルフィア・イーグルスと、
ワシントン・レッドスキンズ対ダラス・カウボーイズの試合がありましたが、
第5週は、レッドスキンズ対ジャイアンツと、カウボーイズ対イーグルス。
重ねてくるなぁ。
昨シーズンも、一昨年のシーズンもでしたが、
今シーズンもNFC EASTは注目の地区。
そのあたりを考慮しての「狙い」のスケジュールのように思います。
なぜ、2年前からこんなに注目されているかといえば、
ヘッドコーチのラインナップが豪華ということに尽きるでしょう。
3年前にカウボーイズヘッドコーチに就任したビル・パーセルズ。
2年前にレッドスキンズヘッドコーチに就任したジョー・ギブズ。
ヘッドコーチとしてのスーパーボウル優勝回数が「合わせて5回」の2人はもちろんのこと、
3年前にジャイアンツヘッドコーチに就任したトム・コフリン、
2年前まで4年連続NFCカンファレンスチャンピオンシップにチームを導いた、
イーグルスヘッドコーチのアンディ・リードも、名将として名高いです。
さて、そんな「大激突」3年目の今シーズンの最大の注目点。
実は、イーグルス以外の3チーム(3ヘッドコーチ)には共通点があります。
それは、今回の就任以来、1回ずつプレーオフに進出していること。
ただし、置かれた状況は微妙に異なります。
就任から3年間で「4勝→6勝→10勝」と勝ち星を延ばし、昨シーズン出場したコフリン。
就任から2年間で「6勝→10勝」と勝ち星を延ばし、昨シーズン出場したギブズ。
対して、就任1年目に10勝を挙げてプレーオフに進出しながら、
2年目・3年目は「6勝→9勝」でプレーオフを逃したパーセルズ。
今の「雰囲気」としては、パーセルズが1番良くありません。
背水の陣とも言える状況。
今シーズンの結果次第では、シーズン終了後辞任、という流れも見えてきます。
なんとしても結果を残したいところでしょうね。
最低でもプレーオフ進出。
もちろん、「それ以上」が求められるのは言うまでもありません。
そして、「それ以上」が求められるのは、ギブズとコフリンも同じ。
昨シーズン、プレーオフに進出したとはいえ、1勝と0勝で終わっていますからね。
みんな「最低でもプレーオフ」。
そりゃ、激戦必至ですわな。
・・・と、話の流れからリード(イーグルス)は取り上げておりませんでしたが、
昨シーズンの「大崩壊」から1年で復活してくれば、もちろん面白い存在となります。
そうなったら、ホント、この地区は凄いことになるなぁ。
楽しみにしたいですね。
もう1試合。
第5週での注目カードは、サンデーナイトゲーム、
ピッツバーグ・スティーラーズ対サンディエゴ・チャージャーズの試合。
昨シーズンも、第5週で対戦。
そのときは、マンデーナイトゲームでした。
これが試合展開としては、非常に面白い試合で。
14対0でスティーラーズリードという状態から、
徐々に徐々に追いついていって、第3クォーター終了時点で14対13。
第4クォーター早々に、ついに14対16と逆転するチャージャーズ。
しかし、直後のシリーズでは、スティーラーズQBベン・ロスリスバーガーが、
33ヤード・13ヤード・16ヤードと、3本連続パス成功で、あっという間に再逆転。
しかししかし、チャージャーズも次のオフェンスシリーズで粘って粘って、
残り時間5分弱で再々逆転。
ただ、ツーポイントコンバージョンに失敗し、21対22。
そして、スティーラーズのラストドライブ。
敵陣22ヤード地点まで攻め込み、残り時間10秒でフィールドゴール成功。
シーソーゲームに決着をつけました。
3ヵ月後。
スティーラーズは11勝で第6シードながらプレーオフ進出。
そのままスーパーボウル制覇まで上り詰めました。
一方、チャージャーズは9勝でプレーオフを逃します。
もちろん、この1試合だけが全てでないことは当然ですが、
この試合の結果が逆であればどうなったか・・・と思うことはあります。
ただ、まあ、チャージャーズはこの試合終了時点で2勝3敗となったのですが、
負けた試合は、3点差・4点差・2点差。
この後、第7週でも3点差敗戦、第14週も2点差敗戦。
針の穴を通すように、勝つべき試合を勝っていったスティーラーズと、
勝てた試合を負け続けてしまったチャージャーズ。
そういったところが、全てだったのかもしれません。
確かに、第5週の試合を見ていて感じたのも「スティーラーズの安定感」で、
試合展開ほど競っていない印象ではあったんですよね。
さて、今シーズン。
チャージャーズは、昨シーズンまでチームを率いたQBドリュー・ブリーズから、
満を持して登場のQBフィリップ・リバーズに交代してのシーズン。
期待は非常に大きいです。
まだ第5週ではありますが、是非この試合、
「全勝対決」となって、盛り上げてもらいたいものですね。
以上、第5週の「希望」の補足でした。