ここぞとばかりに活躍しちゃってください



いやぁ、応援している選手がみんな活躍すると、嬉しいですねぇ。


特に、控えクォーターバックなんて、プレシーズンゲームでもなきゃ活躍できないので、
しっかりと応援していきたいところです。


というわけで、現地土曜日に行われた7試合の中から。
(「試合結果」自体には全然注目していないけども)


まず、この日、最も活躍したと思われる選手は、
サンディエゴ・チャージャーズのQBフィリップ・リバーズではないでしょうか。
ジャクソンビル・ジャガーズのQBデイヴィッド・ギャラードも、かなり良かったけど)


スタータークォーターバック」として初登場となったリバーズですが、
もう、出だしから素晴らしい出来。


10ヤード・17ヤード・30ヤードと、連続して(ランプレーを挟まず)パス成功し、
さらに直後に、17ヤードのタッチダウンパス。


「うわぁ、凄げぇ!」・・・と思いきや、
これが、対戦相手(グリーンベイ・パッカーズ)のチャレンジで、
「パス失敗」に判定がひっくり返ってしまいます。


しかし、この日のリバーズが素晴らしいのは、そんなことがあって、
更にフォルススタートの反則で5ヤード下がる、なんてことがあっても、
しっかりと22ヤードのタッチダウンパスを通してしまったところで。


凄い。
素直に凄い。


更に、リバーズが冴えていたのは、
「サードダウンで残り6ヤード」のときに8ヤードのパスを通し、
「サードダウンで残り7ヤード」のときに7ヤードのパスを通し、
「サードダウンで残り8ヤード」のときに9ヤードのパスを通し、
・・・というように、決めるべきときに決めるべき距離をしっかりと決めていたこと。


これは、なかなか出来ることではありません。


リバーズがこの調子なら、今シーズンのチャージャーズの試合は、
相当安心して見ていられそうですね。


期待します。


なお、この試合、パッカーズQBアーロン・ロジャーズも、
数字上では「11回中9回パス成功」と、なかなかのものですが、
なんか、見ていてそこまでの安定感は感じませんでした。


まだまだこれからですね。


あ、あと、パッカーズの新加入Kビリー・カンディフは23ヤードのフィールドゴール成功。


「短いけど、まあ良し」、と思った次のプレーで、
もう1人のパッカーズ新加入Kデイヴ・レイナーオンサイドキックに成功。


カンディフに正キッカーとして残留してもらいたいと願っているので、
ちょっとした「レイナーの活躍」も気になってしまったり


頑張れよ、カンディフ


さて、次に。


ニューオリンズ・セインツテネシー・タイタンズの試合は、
「QBドリュー・ブリーズ対QBビリー・ヴォレック」という注目の試合。


・・・一般的には「RBレジー・ブッシュ対QBヴィンス・ヤングで注目」なんだろうけど・・・。


しかし、ホント、ヴォレックは無難な出来で、安心しました。
頼むから、「ヤング待望論」はシャットアウトしてくれよ。


ブリーズもまずまず。
スターター選手のプレシーズンゲーム初戦としては十分でしょう。


この2人には、順調にプレシーズンゲームをこなして、
しっかりとレギュラーシーズンゲームで活躍してもらいたいものです。


一応、ブッシュヤングのことも触れておきますと。


ブッシュは、44ヤードランがあったりして、
「さすが」というところも見せてくれましたので、
その調子で頑張ってもらいましょう。


ヤングは、11回投げて4回成功、そして、ランが4回でサック2回。
やっぱり、すぐにパスを諦めて走ってしまう感があり、僕としては好きじゃないタイプです。
ローズボウルのフィニッシュは感動しましたけどね)


今後、どういう選手になっていくか、見ていきたいところ。


あ、あと、タイタンズKロブ・ビロナスは、なかなか安定してきましたねぇ。
(1回失敗してますが、これは前半終了間際の長距離「ダメもと」キックだし)
昨シーズンは、いつか解雇されるんじゃないか、と心配なところもありましたが、
今シーズンは、安定した活躍を期待したいところです。


さて、次に、バッファロー・ビルズカロライナ・パンサーズの試合。


まず、パンサーズのQBジェイク・デロームは文句なしの出来。
今シーズンも楽しませてくれることでしょう。
(あんまり、「悪いデローム」は見せないでもらいたいですが・・・)


で、ビルズのクォーターバックですが。


この試合は、QBケリー・ホルコムスターター出場しておりました。
が、ディック・ジャローンヘッドコーチが数日前に、
「別にスターターホルコムに決まったわけではない」ということで、
この日の結果に関わらず、来週はスターターを変える考えもあるそうです。


というわけで、スターターなのかどうか、ということには一喜一憂せずに見たいところ。
・・・J・P・ロスマンを応援している者としては。


で、まあ、そのロスマンは、第2クォーターから登場しまして、
いきなり「3回連続パス失敗」から始まったときには、
もう、どうしようかと思いましたが、その後は、なかなか盛り返してくれました。


ホルコムとの比較で言えば、十分良かったんじゃないですかね。


ただ、サックを5回も受けていたことは、ちょっといただけませんが・・・。


まあ、これに関しては、ホルコムも短い登場時間で1回サックされており、
オフェンスラインの問題という感じがしないでもないですけども。
オフェンスラインのメンバーも交代しているので、一概には言えませんが)


褒められるのは、そんなにサックされているのに、
ファンブルは1回もしていないことですね。


とにかく、ここは本当に、ガチンコのスターター争い。
来週以降も、しっかりと頑張ってもらいたいところです。


あと、どうでもいい話ですが、この試合の「Play-By-Play」を見ていたら、
B.Moorman punts 0 yards」という記述がありまして。


0ヤードのパント!?
一体何が起こったんだ!?


・・・と、いろいろと想像をめぐらしていたのですが、単に記述ミスでした。
なんだ、つまらん。


さて、他の試合にもどんどん目を転じまして。


マイアミ・ドルフィンズに移籍したQBジョーイ・ハリントンは、
その最初のパスプレーがタッチダウンパスという、なんとも素晴らしい出足。


おおっ、いいぞ!


ただ、その後ちょっとサックを受けたら、萎縮しちゃった感じで、
パス失敗や、成功しても短い距離、ということが続いてました。


とはいえ、まあ、全体としては悪くなかったんじゃないですかね。


虎視眈々と、スターターの座を狙ってもらいたいものです。


ヒューストン・テキサンズのQBデイヴィッド・カーは、まあ、可もなく不可もなく。


特筆すべきは、この日、テキサンズは3人のクォーターバックが出場し、
サックが1度もなかったんですよね。


おお、テキサンズオフェンスラインも、いよいよ良くなったのか!?


と思いきや、よく見ると、カーが短い時間に4回も走っているのを筆頭に、
他の2人も2回ずつ走っていたりしました。
みんな、走るのが「売り」の選手じゃないだろうに・・・。


・・・テキサンズクォーターバックは、逃げるのが上手くなるのか。
それとも、逃げるのが上手くないと、テキサンズクォーターバックは務まらないのか・・・。


いろんな意味で、頑張れ!


ダラス・カウボーイズは、QBトニー・ロモが1試合丸々担当。
プレシーズンゲームとしては、非常に珍しい形です。


狙いは、スターターQBドリュー・ブレッドソーを休ませて、ロモの能力を見ておきたい、
ということらしいですね。


確かに、そういうプレシーズンゲームの使い方もありだよなぁ。
あんまり他のチームはやってないけども。


ていうか、「ロモの能力を見ておきたい」ということは、
いよいよ、QBドリュー・ヘンソンは見限られたのか!?


今年のNFLヨーロッパでも、あんまりパッとしなかったもんなぁ。


この日のロモは、なかなか素晴らしい出来でしたし、
「第2クォーターバックの座」は、しっかり確定させたような感じですね。


ヘンソン、危うし。


なお、カウボーイズの新加入Kマイク・ヴァンダージャットは、
21ヤードフィールドゴール成功で、無難な滑り出し。


ただ、キックオフは全てKショーン・スイシャムが担当し、
フィールドゴールも1回スイシャムが任されてました。


やっぱり、ヴァンダージャットには、「キックオフキッカー」が必要なのか。
・・・というのはいいとしても、フィールドゴールも試すってことは、
「実はヴァンダージャット、要らないんじゃない?」とか思い始めてるのか・・・?


・・・ビル・パーセルズヘッドコーチなら、やりかねないような・・・。


密かにヴァンダージャットも、危うし!?


さて、最後に。
ピッツバーグ・スティーラーズアリゾナ・カーディナルズの試合。


何はともあれ、スティーラーズのQBベン・ロスリスバーガーに言いたい。


「あなた、本当に2ヶ月前に交通事故で重傷を負ったんですか?」。


・・・いや、喜ぶべきところですが。
運も良かったんでしょうが、やっぱり、この「頑丈さ」はとんでもないなぁ。


今シーズンも、大活躍を期待しましょう。


カーディナルズは、新スタジアムの「こけら落とし試合」ということもあり、
QBカート・ウォーナーの気合の入り方も違ったようで、
第2クォーター終盤まで出場して、素晴らしい活躍を見せてくれました。


その気合を、今シーズン中ずっと見せてくださいませ。
やってくれると信じてますよ。


そうそう、先日契約したばかりのカーディナルズRBダイアモンド・フェリが、
この試合、1タッチダウンを挙げました。


この日記でも書きましたとおり、「臨時」のニュアンスが強い契約でしたが、
自らの力で、このチャンスを生かしてしまうかもしれません。
素晴らしい。


そうなると、今度は、怪我をしているRBロジャー・ロビンソンの立場が、
微妙なものになってしまうかもしれないなぁ。


NFLヨーロッパからの「変な縁」の行方が、非常に興味深いところです。


あと、今シーズンはカーディナルズと契約しているKニック・ノヴァクは、
トライフォーポイントのキックとキックオフを1回ずつ担当。


このチームにはKニール・ラッカーズがいるので、残留は厳しいかもしれませんが、
(キックオフに関しても、明らかにラッカーズに分があるし)
しっかり活躍を見せて、シーズン中に他チームと契約できる状況にしておきたいところ。


この試合は、フィールドゴールチャンスがなかったですが、
来週以降にあるといいなぁ。


そして、もう1つ。


本来であれば、カーディナルズの新人QBマット・ライナートは、
この試合で初出場を果たしていたはず。


しかし、未だに契約交渉のもつれによりホールドアウト中のため、出場しておりません。


なんだかなぁ。
デンバー・ブロンコスのQBジェイ・カトラーは、
華麗な「デビュー」を飾っているというのに。


一昨年にも、似たような状況を見た覚えがあると思いませんかね。


チャージャーズリバーズホールドアウトして出番をなくしている間に、
スティーラーズロスリスバーガーが、あれよあれよと大活躍。


なんとなく、ライナートリバーズカトラーロスリスバーガーの姿が重なります。


・・・そうなると、ヤングニューヨーク・ジャイアンツのQBイーライ・マニングか?
(いや、全然イメージが重ならないけど)


まあ、リバーズにしても、今シーズン、活躍の場を得られていますので、
「長期的に考えれば、別にいいんじゃない?」ということなんでしょうけども・・・。
でも、やっぱりこれは、褒められないことだよなぁ。


早く出て来い、ライナート
試合での活躍を見たいよ、ホント。


まあ、ライナートの存在が、一昨年のリバーズと「全く同じ」であるなら、
そのときにブリーズが大活躍したように、
今シーズンは、ウォーナーが大活躍すると期待することにしましょう。
(そして、カムバック賞を受賞・・・とかね)


以上、土曜日のプレシーズンゲーム7試合の中から、
気になる選手の活躍をピックアップしてみました。


プレシーズンゲーム中は、勝敗はどうでもいいので、こんな感じで見ていきますね。


さて、プレシーズンゲーム第1週も、残り2試合。
日曜日は、ワシントン・レッドスキンズシンシナティ・ベンガルズの試合が行われます。


ベンガルズQBカーソン・パーマーは、さすがにまだ出場できないようですね。


本日は、そんなところで。