キッカーランキング(第1週時点)



さて、第1週の試合が全て終わりました。
各ポジションのオリジナル「新能力指標」を、今シーズンも掲載していきたいと思います。


いやぁ、だいぶ増えたからなぁ。
時間がないときには、順位表だけ載せて終わるときもあるかもしれませんが、
どうぞ、ご了承くださいませ。


まずは、おなじみの「キッカーレーティング」から。


今回は、順位表とともに、昨シーズンから正キッカーが変更しているチームを、
改めて見ていきたいと思います。(有名どころが多いですが)


 1位 39.3 アダム・ヴィナティエリ(コルツ)
 2位 38.7 ロビー・ゴウルド(ベアーズ)
 3位 31.3 ジェフ・ウィルキンズラムズ
 4位 22.0 ジョン・カーニー(セインツ)
 5位 15.7 ジョシュ・ブラウンシーホークス
 6位  6.0 ジョン・ホールレッドスキンズ
 7位  0.6 マイケル・ケイネンファルコンズ


そうそう、「規定回数」ですが、あんまり少なくてもぶれが大きすぎるので、
今シーズンは、第5週までは「4試合分」の規定回数を適用して、
それ以降は、1試合分ずつ加えていく形にしたいと思います。(全てのポジションで)


キッカーレーティング」の規定回数は、「1試合1回」としました。
ので、第5週までは、4回以上フィールドゴールに挑戦した選手だけを対象とします。


というわけで、今週1位となったのは、
48ヤードを含む4回全てのフィールドゴールに成功し、チームの勝利に貢献した、
インディアナポリス・コルツKアダム・ヴィナティエリです。


うまいこと、「正キッカーが変更しているチーム」になりました。


まあ、この日記でも何度も触れているし、あちこちで言われているので、
1番の「有名どころ」ですが、コルツは、正キッカーが、
Kマイク・ヴァンダージャットから、このヴィナティエリに変更になっています。


ヴィナティエリは、言わずと知れた、
昨シーズンまでニューイングランド・ペイトリオッツの正キッカー


このシーズンオフに、大きな話題となった移籍でしたね。


では、そのヴィナティエリの抜けたペイトリオッツはどうなったかというと、
ドラフト4巡指名で入った新人Kスティーブン・ゴストウスキーが正キッカーに。


プレシーズン中はKマーティン・グラマティカもいたのですが、
結局は、将来性のある新人に任せることになったようです。


さて、逆にコルツを出て行ったヴァンダージャットはどうなったかというと、
これももちろん話題になりましたが、ダラス・カウボーイズへ。


カウボーイズのは、昨シーズン、Kビリー・カンディフの怪我から始まって、
Kホセ・コルテスの不振、カンディフと再契約、後に解雇、Kショーン・スイシャムと契約、
・・・と、非常に混迷を極めた「キッカー事情」でしたから、
このヴァンダージャットの加入は、非常に大きな力になるところ。


・・・だと思われたのですが、どうも怪我による不調のため、
結局、開幕には間に合いませんでした。
第1週は、スイシャムが出場しています。


これは、非常に心配なところなので、今後の推移を見守りたいですね。


さて、キッカーの移籍がもう1つ。


昨シーズン、グリーンベイ・パッカーズの正キッカーだったKライアン・ロングウェルが、
ミネソタ・ヴァイキングスへの移籍になっています。


ロングウェルは、パッカーズの「顔」の1人として何年も活躍しておりましたが、
フリーエージェントとなった今年、ついに移籍をしました。


ヴァイキングスの昨シーズンの正キッカーは、Kポール・エディンガーでしたが、
そんなに目立った活躍も出来ず、
フリーエージェントとなった今年、引き止められなかった形になります。


結局、エディンガーの行き先はありませんでした。
これは、ちょっと残念。


では、ロングウェルの抜けたパッカーズはどうなったかといいますと、
この日記でもちょっと触れていましたが、
カウボーイズカンディフと、元コルツのKデイヴ・レイナーとの争いの末、
レイナーが正キッカーの座に収まりました。


実は、カンディフが解雇された後も、パッカーズE・J・カックランと契約していて、
レイナーの「正キッカーの座」は、結構危ういものだったんですけどね。
でも、結局勝ち取ったのですから、素晴らしいです。


そして、もう1チーム。


アトランタ・ファルコンズの昨シーズンの正キッカーKトッド・ピーターソンでした。


特に問題となることがあったわけではないのですが、転機は第5週。
第2クォーター終了間際に、「ダメもと」の58ヤードフィールドゴール挑戦。


ピーターソンには、そんなにキック力がありませんから、
ここで、パンターマイケル・ケイネンが登場。


そして、これを成功させてしまったのですから、驚きでした。
図らずも、キッカーとしての能力を誇示することに。


そして今シーズン。
プレシーズン中から問題なく「キッカー」が出来ることを証明したケイネンが、
晴れて、ファルコンズの正キッカーに。


もちろん、パンターの仕事も継続しており、キックオフキックも担当しますから、
「1人3役」の大忙しということになりました。


ちなみに、「1人3役」のキッカーが表れるのは26年ぶりのことだそうで、
あまり無いことだとは思ってましたが、そんなに珍しいことだったとは・・・。


今シーズン、活躍が非常に楽しみなキッカーの1人ですね。


・・・と、以上が、正キッカーの変更があったチームの紹介でした。


今週は、「キッカーレーティング」の順位には触れていませんが、
来週以降、「規定回数」に達したキッカーが続々とランクインしてくると思いますので、
まあ、今週は軽くこんなところで。


あ、そうだ。
3位に入っているセントルイス・ラムズKジェフ・ウィルキンズは、
今週、フィールドゴール7回中6回成功という、かなりの大活躍をしてました。


特筆すべきことだと思うので、とりあえず書き残しておきます。

パンターランキング(第1週時点)



お次は、新登場、「パンターパワーヤード」です。


まずは、「規定回数」なのですが、
公式スタッツでは「シーズン40回以上」となっているようですので、
ここでもその基準を利用したいと思います。


1試合あたりですと「2.5回」になるので、ちょっと中途半端ではありますが。


で、「4試合分」は10回になるのですが、まだ第1週が終わった時点では、
10回パントを蹴っているパンターは、1人もいませんでした。


ですので、今週は順位付けは無しにして、
参考までに、5回以上パントしている中の上位5人を書き記しておきます。


 11.6 マット・マクブライアーカウボーイズ
  6.6 シェイン・レクラー(レイダーズ)
  5.3 ジェイソン・ベイカー(パンサーズ)
  5.2 クリス・ガードッキスティーラーズ
  5.0 ニック・ハリス(ライオンズ)


なんか、ダラス・カウボーイズPマット・マクブライアーが凄いことになってますが、
内訳を見てみると、5回パントを蹴って1回タッチバック、3回が敵陣20ヤード以内、
残り1回は66ヤードも飛ばしている、という、なかなか素晴らしい内容でした。


昨シーズンの成績を見る限りでは、
マクブライアーがそんなに素晴らしい成績をキープできるとは思えませんが、
まあ、どうなるか、ちょっと楽しみです。


さて、各チームの「パンター事情」については、
プレシーズンゲーム前にちょっとまとめてましたが、結局どうなったかと言いますと。



以上が、正パンターが変更されたチームになります。
他のチームでも「対抗馬」が結構ぶつけられていましたが、残ったのはこれだけでした。


この中で、最初の4つ(ブラウンズシーホークスラムズ・レイヴンズ)は、
昨シーズンの正パンターがいなくなって、他の選手同士で争っていたチーム。


ザストゥディルは、見ての通り、元レイヴンズの正パンター
プラックマイアーは、ドラフト7巡指名の新人、
タークは、2年前のマイアミ・ドルフィンズの正パンター
クックは、ドラフト6巡指名の新人です。


やはり、ドラフト指名までして取った選手は、しっかりと残ってますね。


なお、元シーホークスルーインは、プレシーズン中49ersと契約していましたが、
結局、Pアンディ・リーとの正パンター争いに敗れています。


パッカーズは、サンダーがやや不調な中で、
カナディアンフットボールリーグ(CFL)で記録を作ったライアンが対抗馬となり、
大方の予想通り、正パンター交代となりました。


セインツは、バーガーが腰骨を痛めてしまったため、
インジャリーリザーブ入りで交代となりました。


交代要員のウェザーフォードは「ロースターカット第2弾」で一旦解雇されていたのですが、
急遽、再契約するという、数奇な(?)運命を辿っております。


ブロンコスは、サウワーブランが禁止薬物で陽性反応が出て4試合の出場停止のため、
現時点ではアーンスターが出場している、ということになります。


ブロンコスは、プレシーズン前に、新人Pジェフ・ウィリアムズと契約していたのですが、
サウワーブランの出場停止処分を受けて、ベテランのPマイカ・ノーアと契約。


が、結局、昨年ドラフト7巡指名してプラクティス・スクワッドに入れた後に、
インジャリーリザーブ入りしていたアーンスターが、
代役として抜擢されることになりました。


ノーアだと「一時的な代役」というイメージが強いわけですが、
アーンスターを選んだということは、もしかしたら、
サウワーブランは早い時期に解雇されることになるのかもしれませんねぇ。


動向に注目したいところです。


・・・と、以上が、正パンターの交代事情でした。


果たして、今シーズンは誰がどんな活躍をするのか、楽しみにしたいと思います。


本日は、こんなところで。