終盤戦突入、そして、大注目試合が!
今週は、木曜日から大注目の試合がありますので、
早いうちに、カレッジフットボール第10週の対戦カードの紹介を。
11月2日(木)
11月4日(土)
- ノートルダム大(独立校) ・・・ vs 北カロライナ大(ACC)
- マイアミ大(フロリダ)(ACC) ・・・ vs バージニア工科大(ACC)
- オクラホマ大(Big 12) ・・・ at テキサス農工大(Big 12)
- オハイオ州立大(Big Ten) ・・・ at イリノイ大(Big Ten)
- UCF(C-USA) ・・・ vs 東カロライナ大(C-USA)
- アクロン大(MAC) ・・・ vs ボーリンググリーン大(MAC)
- USC(Pac-10) ・・・ at スタンフォード大(Pac-10)
- アーカンソー州立大(Sun Belt) ・・・ at オーバーン大(SEC)
- フロリダ大(SEC) ・・・ at バンダービルト大(SEC)
- ネバダ大(WAC) ・・・ at アイダホ大(WAC)
今週は、ユタ大がお休み。
アーカンソー州立大を除いて、他は全て「同カンファレンス対決」です。
(ノートルダム大は置いておいて)
しかし、アーカンソー州立大、ここにきてランキング6位のオーバーン大と対決ですか。
強気なスケジュールだなぁ。
そういえば、ここまで特に説明していませんでしたが、
カレッジでは、どういう対戦スケジュールを組むかは、
基本的に、各大学間での調整で決定します。
このあたり、各大学の「アスレチックディレクター」という、
NFLで言えばゼネラルマネージャーにあたる役職の人の腕の見せ所だったりするんですよね。
どの時期にどのチームと対戦するか、ということもですし、対戦カード自体も、
同カンファレンスのチームと1試合ずつ対戦するのは当然として、
(2ディビジョン制を採用しているカンファレンスでは、そこでの決まり事もありますが)
その他の試合は、「勝利できるか」ということと「対戦相手は強いか」ということの間で、
様々な思惑が交錯しながら決定することになります。
もちろん、勝利できることが大事ですが、「ランキング上位」を目指すためには、
弱いチームと対戦してばかりでは、評価が上がらなくてダメですし。
今回のこの対戦で言えば、オーバーン大は、
激戦区「SEC」カンファレンス内で強い相手とは対戦しまくってますので、
ここは、終盤戦に向けた「調整試合」という位置付けなのかもしれません。
対して、アーカンソー州立大としては、
ここで波乱を巻き起こして、一躍名を上げたい、という野心があったのでしょう。
・・・スケジュールを組んだ時点の思惑としては。
いや、オーバーン大は、先週も危うい試合をしていますので、
「絶対に不可能」というわけではないと思うんですけどね。
如何せん、先週、そんなに強くないと思われていたチーム相手に、
完封負けを喫してしまったアーカンソー州立大自身に、
今、オーバーン大に立ち向かう気概が残っているかどうかの方が心配なのですが・・・。
結果を楽しみに待ちたいと思います。
・・・っと、思わず、力を入れて書いてしまいましたが、
本当の「今週の注目の試合」は、この試合ではありません。
木曜日に行われる、西バージニア大対ルイビル大の試合。
「ランキング3位校」対「ランキング5位校」の対戦であり、
そして、「Big East」カンファレンスの、無敗校同士の対決という、
非常に楽しみな試合となりました。
もちろん、「Big East」カンファレンス優勝を賭けた戦いにもなるわけですが、
実は、「BCS全米選手権」出場を賭けた戦い、とも言われています。
というのも、現在のランキング1位オハイオ州立大と、ランキング2位ミシガン大は、
再来週、直接対決が用意されているからでして。(同カンファレンスですし)
そうなると、当たり前ですが、どちらかが負けることになり、
そのときに「無敗」である西バージニア大かルイビル大が、2位に浮上するだろう、
・・・ということになるわけですね。
まあ、世間一般的には、その再来週のミシガン大対オハイオ州立大の試合が、
「事実上の全米ナンバー1決定戦」と言われていたりもしますが、
そんな声は、「実際の全米ナンバー1決定戦」である「BCS全米選手権」で覆せば良いこと。
西バージニア大、そして、ルイビル大にとっては、
今週の試合は、まさしく、「全米ナンバー1」への挑戦権を賭けた戦いになるわけです。
もちろん、僕としては、注目してきている西バージニア大に、
是が非でも勝ち残ってもらいたいと思っております。
頑張れー!