ヘッドコーチ系統図
なんか、インディアナポリス・コルツのQBペイトン・マニングの親指について、
骨折はしていないけれども、結構酷い状態なんじゃないか、
・・・なんて噂話が流れてきたりして、ビクビクなのですが。
マニングの「フェイク」でありますように。
さて、最近、スーパーボウルに出場を果たした2人のヘッドコーチが「師弟関係」だ、
という話題を、しばしば見聞きします。
そういえば、ワイルドカードプレーオフのカンザスシティ・チーフス対コルツの試合のときに、
シカゴ・ベアーズのラヴィ・スミスヘッドコーチが観戦に訪れていて、
コルツのトニー・ダンジーヘッドコーチや、
チーフスのハーマン・エドワーズヘッドコーチとは「盟友」で、
一緒に食事をした、(そして、お金はエドワーズが払った)
・・・なんて話が試合放送で紹介されていました。
そうかと思っていると、ピッツバーグ・スティーラーズの新ヘッドコーチが決まり、
そのマイク・トムリンも、ダンジーからの「流れ」を汲んでいる、とか、
更に、アリゾナ・カーディナルズ新ヘッドコーチのケン・ワイゼンハントや、
マイアミ・ドルフィンズの新ヘッドコーチに決まったカム・キャメロンが、
ダンジーと同じ、マーティ・ショッテンハイマーの「流れ」を汲んでいる、
・・・とか、そんな話題が立て続けに目に入ってまいりまして。
誰が誰の下で昔働いていた、とか、たまに聞く話題ですが、
(主に、マイク・ホルムグレンとか、ビル・ベリチックの関連で)
ここまで立て続けに、似たような話題が飛び込んでくるのは面白いなぁ、と。
そのあたりが、ちょっと気になりまして、まずは、
簡単に、こんなものを調べてみました。
いや、こうやって、全コーチの「上司」を調べていったら、
それぞれの「ルーツ」が分かって面白いかもなぁ、と思いまして。
ただ、これを単純に眺めていても、
ダンジーが、最初に8年間一緒に働いたチャック・ノールではなくて、
途中に3年間だけ一緒に働いたショッテンハイマーの「教えを受けた」とは、
どうしても、見えないんですよね。
記事を調べていくと、ダンジーがショッテンハイマーの影響を大きく受けているのは、
明らからしいんですけども。
・・・これは、全コーチ分集めても、どこが「ルーツ」なのか、分からないだろうなぁ。
と、いうわけで、やめました。(早っ!)
その代わり、そういうことが書かれている記事を、いくつか発見したので、
現時点の全ヘッドコーチ(ダラス・カウボーイズを除く31チーム)について、
ざっと、まとめてみました。
・ビル・ウォルシュ系 ビル・ウォルシュ ├ジム・ファセル │ └ジョン・フォックス(カロライナ・パンサーズ) ├ジョージ・シーファート │ ├ジェフ・フィッシャー(テネシー・タイタンズ) │ └マイク・シャナハン(デンバー・ブロンコス) │ └ゲイリー・クービアック(ヒューストン・テキサンズ) ├デニス・グリーン │ ├ブライアン・ビリック(ボルチモア・レイヴンズ) │ │ └ジャック・デルリオ(ジャクソンビル・ジャガーズ) │ └マイク・タイス │ └スコット・リネハン(セントルイス・ラムズ) ├ポール・ハケット │ ├ジョン・グルーデン(タンパベイ・バッカニアーズ) │ └マイク・マッカーシー(グリーンベイ・パッカーズ) └マイク・ホルムグレン(シアトル・シーホークス) └アンディ・リード(フィラデルフィア・イーグルス) └ブラッド・チルドレス(ミネソタ・ヴァイキングス) ・ビル・パーセルズ系 ビル・パーセルズ ├ショーン・ペイトン(ニューオリンズ・セインツ) ├トム・コフリン(ニューヨーク・ジャイアンツ) │ └ディック・ジャローン(バッファロー・ビルズ) └ビル・ベリチック(ニューイングランド・ペイトリオッツ) ├エリック・マンジーニ(ニューヨーク・ジェッツ) └ロメオ・クレネル(クリーブランド・ブラウンズ) ・マーティ・ショッテンハイマー系 マーティ・ショッテンハイマー(サンディエゴ・チャージャーズ) ├カム・キャメロン(マイアミ・ドルフィンズ) ├トニー・ダンジー(インディアナポリス・コルツ) │ ├マイク・トムリン(ピッツバーグ・スティーラーズ) │ ├ラヴィ・スミス(シカゴ・ベアーズ) │ └ロッド・マリネリ(デトロイト・ライオンズ) ├ハーマン・エドワーズ(カンザスシティ・チーフス) └ビル・カウワー ├ケン・ワイゼンハント(アリゾナ・カーディナルズ) └マーヴィン・ルイス(シンシナティ・ベンガルズ) ・ダン・リーヴズ系 ダン・リーヴズ └マイク・ノーラン(サンフランシスコ・49ers) ・ドン・コリエル系 ドン・コリエル └ジョー・ギブズ(ワシントン・レッドスキンズ) ・その他(カレッジ系) デニス・エリクソン └ジョン・スミス └ボビー・ペトリーノ(アトランタ・ファルコンズ) ノーム・チャウ └レイン・キフィン(オークランド・レイダーズ)
なお、これは「一説」であって、必ずしも正しいとは限りませんので、ご承知おきを。
例えば、デルリオは、ビリックの「子」(?)ではなく、
「マーティ・ショッテンハイマー系」だ、という説も見かけたりしましたし。
まあ、いろいろな上司についていれば、
当然、その都度いろいろな教えを受けているわけで、
(または、直接一緒に働いていなくても、影響を受けている場合もあるだろうし)
一概に1人だけ挙げるのも無理がある、と言えば、その通りなのでしょう。
あと、「カレッジ系」の2つは、ほぼ、「僕オリジナル」ですので、(根拠はありますが)
眉唾だと思っていただければ。
キフィンは、「親」を「ピート・キャロル」とどちらにするか迷いました。
いや、親はモンテ・キフィンだけど。(はいはい)
さておき。
ざっと見てみると、下のほうに例外が4つほどありますが、
大体、「3大始祖」に遡るような感じになってますねぇ。
・・・サラブレッド?
さしずめ、「ダーレーアラビアン(ビル・ウォルシュ)系」が幅を利かせている中、
傍系の中で「パーソロン(トニー・ダンジー)」が奮闘している、
とか、そんな感じ?
そうなると、ギブズあたりは、アラブか・・・。
・・・まあ、それはともかく。
いやぁ、これ、眺めているだけでも、面白くありませんか?
先ほども書きましたように、「マーティ・ショッテンハイマー系」が、
急激に拡大中です。
「ウエストコーストオフェンス」の「ビル・ウォルシュ系」は、
少し前まで、猛威を振るっていたであろうに、
ちょっとずつ縮小傾向にあるようにも見えます。
(ホルムグレンからの系統も、今は本人含めて3人しかいないし)
まあ、そうは言っても「ひ孫」が4人もいるのは、さすがですが。
「ビル・パーセルズ系」は、ちょうど「始祖」が辞めてしまいましたねぇ。
これも、先細り傾向・・・?
代わりのカウボーイズヘッドコーチ候補者には、
「マーティ・ショッテンハイマー系」の人が挙がっていたりするみたいですし・・・。
今後は、ベリチックがどれだけ後継者を出せるかに、
この系統の未来はかかっているのかもしれません。
・・・以上、一見マニアックだけど、
その実、中身が何も伴っていない話題でした。
うん、いつもどおり。