特異年



NFL第9週、日曜日の試合の感想を。


何はともあれ、NHKBS1で放送していた、
ニューイングランド・ペイトリオッツインディアナポリス・コルツの試合から。


うーん、これでコルツが負けるのかぁ。


終始、コルツのオフェンスの方が押し気味に進めていましたし、
第4クォーターに「10対20」となったときには、
「これなら」と思ったものですけどもねぇ。


ただ、「コルツのオフェンスの方が押し気味」とは言っても、
好調だったのは、実はRBジョセフ・アッダイだけだった、
というのが問題だったのかもしれません。


コルツのQBペイトン・マニングは、一見、それなりにそれなりだったようにも見えますが、
アッダイがレシーブで獲得した「114ヤード」を除くと、わずか111ヤードの獲得。


アッダイの獲得ヤードも、ほとんどはランアフターキャッチでしたし、
そう考えると、マニングは全く活躍できていなかったと言えそうです。


ちなみに、今シーズン、割と「メインターゲット」になっているTEダラス・クラークは、
2回15ヤード獲得に止まっています。(そのうち1回は素晴らしいレシーブでしたが)


短いパスを細かく通すのが、今シーズンのマニングのスタイル。
それが出来ていなかった、というのが、このクラークの数字に表れていますね。


アッダイがとんでもなく大活躍できていたことで、
あたかも「コルツのオフェンスの方が押し気味」に見えたけど、実はそうではなかった、
・・・というのが、試合終盤にアッダイのランが出なくなって、一気に露呈した感じでした。


対するペイトリオッツは、何より「ペナルティ罰退146ヤード」。
普通、こんなに反則が多かったら勝てませんよ。


それでも勝ってしまったのですから、
じゃあ、反則してなかったらどうだったんだよ・・・というような。


そういうことを差し引いて考えますと。


ペイトリオッツの完勝」。


そう言ってしまってもいいのでしょう。


・・・と、そんな試合でした。


もちろん、僕としては、コルツにプレーオフでのリベンジを願います。


さて、そのほかの試合から、
まずは、毎週恒例(になんかしたくないんだけども)の「怪我人スタータークォーターバック」。


まず、デンバー・ブロンコスのQBジェイ・カトラーが、
デトロイト・ライオンズ戦の第2クォーターの初めに、サックを喰らって負傷。
そのまま、試合から退きました。


うわぁ、カトラーにまで「連鎖」が届いてしまったか・・・。


もう、どうなってんの、今シーズンは一体。


それから、カロライナ・パンサーズのQBデイヴィッド・カーが、
テネシー・タイタンズ戦の終盤に負傷。


こちらは、「再度の怪我」ということで、非常に気になります。


なお、パンサーズは、QBヴィニー・テスタヴァーディも怪我で欠いていますので、
カーの後を受けて出場したのは、第5週の試合で緊急出場していたQBマット・ムーア


今シーズンのパンサーズは、「怪我をしなけりゃ出番がある」というような感じだったり。
ホント、クォーターバックが何人いても足りません。


次に、記録的なところでは、今日の放送の最後でも紹介されていましたが、
ミネソタ・ヴァイキングスの新人RBエイドリアン・ピーターソンが、
1試合でラン296ヤード獲得という、NFL新記録を樹立しました。


うーん、凄い。


ずっと、期待する・期待すると書いていましたが、
なんか、とんでもないレベルの選手になりつつありますねぇ。


これから、NFLの記録を塗り替えまくっていってもらいたいものです。


それから、グリーンベイ・パッカーズのQBブレット・ファーヴが、
カンザスシティ・チーフスに勝って、(パッカーズを除く)31チーム全てに勝利。


この記録、「史上3人目」ということなんですけども、
前の2人は誰かと言えば、ペイトン・マニングトム・ブレイディ


しかも、2人とも、先週記録したばかりです。(数時間の差でマニングが「史上初」)


今シーズンは、ファーヴがいろいろとクォーターバック記録を塗り替えていたり、
ブレイディがとんでもない勢いでシーズン記録を塗り替えそうだったりと、
何かと、クォーターバックの記録にまつわる話題が多いですが、
そんな中で、こんなに立て続けに同じ記録が生まれるのは、
面白いというか、珍しいというか、凄いというか。


毎週のように、怪我人が発生していることも含めて、
今シーズンは、クォーターバックにとって、
特筆すべき「変な年」ということになるのかもしれませんね。


・・・と、そんなところで。


あ、「GAORA」で放送していた、
シアトル・シーホークスクリーブランド・ブラウンズの試合も見ましたが、
・・・まあ、なんか、非常に悔しかったなぁ、という感想で終えておきます。


あ、1つ書き忘れていたので、追記。


ちょっと「これは酷い」と感じたことがありましたので、書き残しておきます。


ヒューストン・テキサンズオークランド・レイダーズの試合。
第2クォーター残り時間1分強。
「14対0」で、14点を追いかけるレイダーズオフェンス。
敵陣46ヤード地点でフォースダウン


で、ここでフィールドゴール挑戦(64ヤード)って・・・。


・・・もう、勝つ気がないのか、レイダーズは。


時間を1分勘違いしていたのか?
いや、真面目に。


ちなみに、もちろんこれは失敗で、
敵陣46ヤード地点という絶好の位置から始まった、折り返しのテキサンズオフェンスは、
フィールドゴールに結びついて、「17対0」で前半終了となりました。


ホント、何がやりたいのか、さっぱり分かりません。


以上、第9週日曜日の試合の感想でした。