週間オフェンスラインMVP(第10週)
さて、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。
まず、第10週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。
選手名 | オフェンスライン ポイント |
ラン | パス | 反則 | |
---|---|---|---|---|---|
LT | ジョナサン・オグデン (ボルチモア・レイヴンズ) |
26 | 20 | 6 | 0 |
LG | トッド・ヘリマンズ (フィラデルフィア・イーグルス) |
29 | 26 | 3 | 0 |
C | マイク・フライン (ボルチモア・レイヴンズ) |
27 | 24 | 3 | 0 |
RG | クーパー・カーライル (オークランド・レイダーズ) |
32.5 | 38 | -5.5 | 0 |
RT | ブランドン・ゴーリン (セントルイス・ラムズ) |
26 | 16 | 10 | 0 |
レイヴンズとかラムズとか、今までこのスタッツでは、
あまり見なかったチーム名が並んでますねぇ。
・・・ん? レイヴンズ?
今週の試合のレイヴンズオフェンスって、さっぱりだったような覚えがあるんだけど・・・。
と、改めて「Play-By-Play」を見直してみると、なるほど、
確かに、ランプレーは、爆発的ではないものの、それなりに止まっていませんでした。
パスプレーが不調だったため、結局、ドライブがつながらなかった、というイメージです。
このあたりは、「ラン獲得66ヤード、パス獲得217ヤード」という成績だけでは、
分からない部分でしょうね。
さて、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、カーライル。
第4週に引き続き、今シーズン2度目となります。
・・・って、レイダーズオフェンス、今シーズン、そんなに良いのか・・・?
まあ、まさしく、先ほどのレイヴンズのケースと同じ・・・というか、
こちらの方が顕著なのですが、内訳を見て分かりますとおり、
ランは素晴らしいのに、パスがさっぱり、という状況です。
レイダーズは、クォーターバックが、QBジョシュ・マカウンだったり、
QBダンテ・カルペッパーだったりと、安定しないのですが、
(ちなみに、第10週はマカウンで、次週はカルペッパーの可能性もありと言われている)
ランオフェンスが良いだけに、ちょっと勿体無い感じですね。
まあ、今シーズンは仕方がないとして、
移籍初年度からカーライルが活躍しているのは、
今後に向けて、非常に大きな楽しみと言えるのかもしれません。
もしかしたら、来シーズン、QBジャマーカス・ラッセルの登場で、
大化けしたりするのかなぁ。
以前から書いていますように、個人的には、
新人のホールドアウトは好ましくないと思っているので、
ラッセルの出番がなくなるような活躍をカルペッパーらに期待したかったのですが、
どうやら、現状を見る限り、それは無理なようです。
ならば、気持ちを切り替えて、
来シーズンのラッセルの活躍に期待することにしようかな・・・、
・・・と、ぼちぼち、考え始めているところだったりします。
孤軍奮闘のカーライルの「活躍」が、
来シーズンは、日の目を見るといいですねぇ。
・・・いや、まあ、シーズン折り返したばかりで、そんなことを言うのも何だけども・・・。
(ちなみに、第13週あたりでラッセル登場・・・という噂もあり)
さて、第10週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。
順位(比) | 選手名 | オフェンスライン ポイント |
試合数 | ラン | パス | 反則 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位(→) | LT マット・ライト (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
217 | 9 | 128 | 110 | -21 |
2位(→) | LG ライアン・リルヤ (インディアナポリス・コルツ) |
187.5 | 9 | 176 | 32.5 | -21 |
3位(→) | C ジェフ・サタデイ (インディアナポリス・コルツ) |
169.5 | 9 | 144 | 32.5 | -7 |
4位(↑) | RT カリーム・マッケンジー (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
146 | 9 | 138 | 8 | 0 |
5位(↓) | RG ジェイク・スコット (インディアナポリス・コルツ) |
142.5 | 9 | 138 | 32.5 | -28 |
6位(↓) | LT トニー・ユーゴー (インディアナポリス・コルツ) |
137 | 6 | 90 | 61 | -14 |
7位(↓) | LG ローガン・マンキンズ (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
135 | 9 | 108 | 55 | -28 |
8位(→) | RT ニック・ケイザー (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
127 | 9 | 24 | 110 | -7 |
9位(↑) | LT ウィリアム・トーマス (フィラデルフィア・イーグルス) |
125 | 7 | 116 | 16 | -7 |
10位(↓) | C ハンク・フレイリー (クリーブランド・ブラウンズ) |
102 | 9 | 116 | 0 | -14 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
今週は、コルツオフェンスがいまいちだったということもあり、
先週7位だったマッケンジーが、コルツの面々の間に割って入る4位へと浮上しました。
・・・と、いうくらいで、そんなに動きはないです。
もう、この段階まで来ると、さすがにメンバーが固定されてきましたねぇ。
まあ、来週以降、改めて、ライトが逃げ切れるのか、
それとも、コルツの誰かが追いついたりするのか、
・・・ということに注目していきましょう。
以上、第10週の「オフェンスラインスタッツ」でした。
ディフェンス選手ランキング(第10週時点)
さて次は、「ディフェンスインパクトポイント」です。
まずは、第10週で高い値となった選手を、
ディフェンスライン・ラインバッカー・ディフェンスバックで、それぞれ1人ずつ。
選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DE レジー・ヘイワード (ジャクソンビル・ジャガーズ) |
57 | 1 | 1 | 3 | 1 | 0 | 1 |
LB ジェイムズ・ハリソン (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
43 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
CB アントニオ・クロマティ (サンディエゴ・チャージャーズ) |
54 | 6 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 |
ヘイワードは、テネシー・タイタンズ戦で3サック1ファンブルフォース。
ファンブルはターンオーバーになっていませんので、
そんなに目立つ活躍というわけではありませんが、
3サック全てが、結果として、後半の要所要所を引き締める効果となっており、
十分に勝利に貢献した活躍と言えるでしょう。
ハリソンは、先週に引き続きの登場で、
今週はクリーブランド・ブラウンズ戦で2ファンブルフォース。
特に、2つ目のものが値千金で、第3クォーター中盤、12点差を追いかけている場面、
ハリソンのファンブルフォースでターンオーバーとなり、
その4プレー後のタッチダウンパスへとつながりました。
この後、第4クォーターに逆転するのも、このターンオーバーがあってこそ。
やはり、最近の活躍は素晴らしいですね。
そして、クロマティは、インディアナポリス・コルツ戦で、
QBペイトン・マニングから1人で3インターセプトを奪う大活躍。
2点差の勝利に大きく貢献したことは間違いなく、
週間MVP受賞も、当然のことと言えそうです。
なお、クロマティは、先週、「109ヤードリターンタッチダウン」の活躍で、
スペシャルチーム部門の週間MVPを受賞しておりましたから、
2週連続の週間MVP受賞となります。
オフェンスの調子がいまいちのチャージャーズですから、
こういう選手の活躍というのは、本当に重要になってきますね。
さて、第10週時点での「ディフェンス選手ベスト10」は、以下の通り。
順位(比) | 選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位(↑) | LB ジェイムズ・ハリソン (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
246 | 36 | 4 | 8 | 2 | 1 | 5 |
2位(↓) | LB ジュリアン・ピーターソン (シアトル・シーホークス) |
218 | 34 | 6 | 8 | 0 | 1 | 4 |
3位(→) | LB マイク・ヴレイブル (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
199 | 32 | 5 | 8 | 0 | 0 | 4 |
4位(↑) | DE エルヴィス・ドゥーマーヴィル (デンバー・ブロンコス) |
185 | 9 | 3 | 9 | 2 | 1 | 3 |
5位(↑) | SS クリス・ハリス (カロライナ・パンサーズ) |
183 | 48 | 3 | 0 | 2 | 1 | 5 |
6位(↓) | DT ダーネル・ドケット (アリゾナ・カーディナルズ) |
182 | 16 | 13 | 9 | 1 | 0 | 2 |
7位(↓) | DE トレント・コウル (フィラデルフィア・イーグルス) |
179 | 25 | 11 | 9 | 0 | 0 | 2 |
7位(↓) | LB ローファ・タトゥープ (シアトル・シーホークス) |
179 | 54 | 8 | 1 | 3 | 1 | 3 |
9位(↓) | DE ジャレッド・アレン (カンザスシティ・チーフス) |
176 | 12 | 7 | 11 | 4 | 0 | 1 |
10位(↑) | DE アンドレ・カーター (ワシントン・レッドスキンズ) |
175 | 19 | 7 | 7 | 2 | 0 | 3 |
10位(↑) | LB デリック・ジョンソン (カンザスシティ・チーフス) |
175 | 37 | 14 | 4 | 2 | 2 | 1 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
2週連続の活躍で、ハリソンが一気にトップへと躍り出ました。
もちろん、まだまだ1週で逆転される差ではありますが、
ただ、今の調子の良さが持続するようなら、
このまま独走態勢に入ってしまうのではないか・・・という、そんな勢いを感じます。
2位のピーターソンは、毎週、そこそこの活躍はしているものの、
もう、そんなに伸びが目立たなくなってしまいましたしねぇ。
3位のヴレイブルは、今週試合がなかったための「現状維持」。
今後、ヴレイブルの活躍次第で、ハリソンが独走するかどうかが決まってきそうです。
以上、第10週の「ディフェンスインパクトポイント」でした。