週間オフェンスラインMVP(ディビジョナルプレーオフ)



では、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。


ディビジョナルプレーオフの「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 オフェンスライン
ポイント
ラン パス 反則
LT マット・ライト
ニューイングランド・ペイトリオッツ
43 22 21 0
LG クリス・ディールマン
サンディエゴ・チャージャーズ
37.5 32 5.5 0
C ニック・ハードウィック
サンディエゴ・チャージャーズ
31.5 26 5.5 0
RG マイク・ウィリアムズ
ジャクソンビル・ジャガーズ
28 24 4 0
RT ジェロミー・クラリー
サンディエゴ・チャージャーズ
19 8 11 0



今週は、チャージャーズから3人。


確かに、ランもパスも、よく出ていたイメージが残っていますね。
RBラデイニアン・トムリンソンやQBフィリップ・リバーズが怪我で退いた後も。


ただし、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、その中からではなく、
ペイトリオッツライトになります。


ライトは、「ベストオフェンスライン選手」に入るのは7回目のことで、
今シーズン第2週・第8週でも「週間オフェンスラインMVP」となっておりますので、
もう、すっかり、お馴染みですね。


今シーズンは、第2週から第11週までランキング1位を独走状態でキープし、
そのまま最後まで突っ走ると思われていたのですが、
第12週・第13週にガクッと失速し、結局、4位でシーズンを終えました。


改めて見返してみると、第11週時点のポイントは「220」ポイントで、
最終的に1位となったポイントとは、わずかに「3.5」ポイントしか違いませんでした。


ということは、その「失速」が無ければ、確実に最終1位となっていたわけです。


さて、それはさておき。


今週の内訳を見ると、「パスプロテクションポイント」が、
ビックリするほど高い値となっているのですが、
それならば、他のオフェンスライン選手の名前も一緒に挙がっていても良さそうなところ。


では、なぜ挙がっていないのかといえば、「ランブロッキングポイント」が、
ライト以外は芳しい値となっていないためなんですよね。


ジャガーズディフェンスが、如何に抑えていたのかという証左でもありますが、
逆に、それでも左側のランプレーは出ていた、ということでもあるでしょう。


タックルはパスの要でもありますし、とにかく、ペイトリオッツの対戦相手のディフェンスは、
ライトを攻略しないことには始まらない・・・ということですね。


そして、ライトを攻略することが出来れば勝機が見えてくるのは、
ライトが「失速」した第12週・第13週、
すなわち、フィラデルフィア・イーグルス戦とボルチモア・レイヴンズ戦が、
今シーズン、ペイトリオッツが最も苦戦した試合であるところからも、
明らかだったりするのかもしれません。


以上、ディビジョナルプレーオフの「オフェンスラインスタッツ」でした。

ディフェンス選手ランキング(ディビジョナルプレーオフ)



さて次は、「ディフェンスインパクトポイント」です。


ディビジョナルプレーオフで高い値となった選手を、
ディフェンスラインラインバッカーディフェンスバックで、それぞれ1人ずつ。

選手名 ポイント タックル ロス サック パスDef INT FUM
DE タイ・ウォーレン
ニューイングランド・ペイトリオッツ
37 2 2 1 0 0 1
LB ラロイ・ヒル
シアトル・シーホークス
41 6 2 1 0 0 1
FS ブライアン・ラッセル
シアトル・シーホークス
32 6 0 0 1 0 1



今週の試合でも、「ヤード数」に表れない「ディフェンス力」を披露したシーホークスから2人。
ただ、その甲斐なく敗れてしまいましたが。


グリーンベイ・パッカーズ戦、最初のプレーでパスレシーブしたRBライアン・グラントに、
タックルにいってファンブルを引き起こしたのがヒル


そして、次のパッカーズオフェンスの2プレー目、
再びグラントからファンブルを引き起こしたのがラッセル


そのどちらもターンオーバーとなり、
そして、どちらもタッチダウンに結び付けられたのですから、
もう、これ以上ない出だしだったと言えるのですが、そこから後が、続きませんでした。


まあ、これは、パッカーズを褒めるべきところでしょうね。


もう1人は、ペイトリオッツウォーレン


ジャクソンビル・ジャガーズ戦の第1クォーター、
「7対7」となった直後のジャガーズオフェンスの際に、
QBデイヴィッド・ギャラードサックをしてファンブルを引き起こし、ターンオーバー


その折り返しの、勝ち越しタッチダウンにつなげました。


前半が「14対14」で終わったことを思うと、
値千金のターンオーバーだったと言えるのかもしれませんね。


以上、ディビジョナルプレーオフの「ディフェンスインパクトポイント」でした。