シーズンを象徴するボウルゲームの結果



録りためてあったカレッジフットボールの試合を、まとめて見ました。


いやぁ、ようやく、です。
ハワイボウル」なんて、1ヶ月も前のものだからなぁ・・・。


というわけで、久々にカレッジの話題。


今回は、ボウルゲームの結果をまとめておきたいと思います。


では、全32試合の結果を、一気にどうぞ。


なお、チーム名の左の数字は、
レギュラーシーズン終了直後に発表されていた「最終BCSランキング」の順位です。

ボウルゲーム   勝利チーム(所属)
敗北チーム(所属)
ポインセチアボウル  
 
ユタ大MWC
海軍士官学校独立校
ニューオリンズボウル  
 
フロリダ大西洋大Sun Belt
メンフィス大C-USA
パパジョンズドットコムボウル 22
 
シンシナティ大Big East
南ミシシッピ大C-USA
ニューメキシコボウル  
 
ニューメキシコ大MWC
ネバダ大WAC
ラスベガスボウル 17
 
BYUMWC
UCLAPac-10
ハワイボウル  
24
東カロライナ大C-USA
ボイジー州立大WAC
モーターシティボウル  
 
パーデュー大Big Ten
中央ミシガン大MAC
ホリデーボウル 19
11
テキサス大Big 12
アリゾナ州立大Pac-10
チャンプススポーツボウル 14
 
ボストンカレッジACC
ミシガン州立大Big Ten
テキサスボウル  
 
TCUMWC
ヒューストン大C-USA
エメラルドボウル  
 
オレゴン州立大Pac-10
メリーランド大ACC
マイネケカーケアボウル  
25
ウェイクフォレスト大ACC
コネチカット大Big East
リバティボウル  
 
ミシシッピ州立大SEC
UCFC-USA
アラモボウル  
 
ペン州立大Big Ten
テキサス農工大Big 12
インディペンデンスボウル  
 
アラバマ大SEC
コロラド大Big 12
アームドフォーシズボウル  
 
カリフォルニア大Pac-10
空軍士官学校MWC
ヒューマニタリアンボウル  
 
フレズノ州立大WAC
ジョージア工科大ACC
サンボウル  
21
オレゴン大Pac-10
南フロリダ大Big East
ミュージックシティボウル  
 
ケンタッキー大SEC
フロリダ州立大ACC
インサイトボウル  
 
オクラホマ州立大Big 12
インディアナ大Big Ten
チックフィルエーボウル 23
15
オーバーン大SEC
クレムソン大ACC
アウトバックボウル 16
18
テネシー大SEC
ウィスコンシン大Big Ten
コットンボウル
 
ミズーリ大Big 12
アーカンソー大SEC
ゲーターボウル  
20
テキサス工科大Big 12
バージニア大ACC
キャピタルワンボウル  
12
ミシガン大Big Ten
フロリダ大SEC
ローズボウル
13
USCPac-10
イリノイ大Big Ten
シュガーボウル
10
ジョージア大SEC
ハワイ大WAC
フィエスタボウル
西バージニア大Big East
オクラホマ大Big 12
オレンジボウル
カンザス大Big 12
バージニア工科大ACC
インターナショナルボウル  
 
ラトガース大Big East
ボール州立大MAC
GMACボウル  
 
タルサ大C-USA
ボーリンググリーン大MAC
BCS全米選手権
LSUSEC
オハイオ州立大Big Ten



ボウルゲームラインナップは、昨シーズンと変わらず。


ただし、昨シーズンまで「MPCコンピューターズボウル」と呼ばれていたものが、
スポンサーが変わって、発足当時の「ヒューマニタリアンボウル」に名前が戻りました。


さて、いくつか順番にピックアップしてみましょうか。


まず、「ニューオリンズボウル」。


今シーズン、たびたび名前を挙げてきた、フロリダ大西洋大


「弱小カンファレンス」の「Sun Belt」カンファレンスの中でも下位に位置づけられるほど、
シーズン前には全く注目されていなかったフロリダ大西洋大が、
カンファレンスを制して、驚きのボウルゲーム出場を果たした、
・・・というのが、ここまでのあらすじ。


そして、このボウルゲーム
メンフィス大に快勝して、見事にシーズンを締めくくりました。


うーん、素晴らしい。


ちなみに、前にも書きましたとおり、
Sun Belt」カンファレンスからボウルゲームに出場したのは、フロリダ大西洋大のみ。


カンファレンスにとっても、素晴らしい勝利となりました。


メンフィス大の所属する「C-USA」カンファレンスも、
弱小カンファレンスの1つではありますが、
こちらからは、6校がボウルゲームに出場しています。


もちろん、カンファレンスと各ボウルゲーム間での契約の問題がありますので、
単純に出場校数でどうこうは言えないのかもしれませんが、
それでも、この数字を見るだけで、
如何に「Sun Belt」カンファレンスが「弱小」なのかというのが分かるところでしょう。


もう1つ、ついでに書けば、
Sun Belt」カンファレンスのここ7年間のボウルゲーム成績は、
合計で、たったの「3勝6敗」。


・・・ああ、なんと貴重な勝利だったのか・・・。


「全米ナンバー1」争いを見ているだけでは、全く名前が出てこないカンファレンスですが、
こうやって注目してみるのも、面白いところですね。


また、来シーズンも、機会があれば注目してみましょう。


次に、「ニューメキシコボウル」。


昨シーズン発足された、「ニューメキシコ大のためのボウルゲーム」。


・・・って、まあ、実際には、そんなことはないのでしょうが、
期待どおり(?)に、2年連続、ニューメキシコ大が出場。


そして、2年目にして、初勝利を挙げました。


まあ、地元のチームが出れば、お客さんも集まるのでしょうし、
来シーズン以降も、「そこそこの成績」だったら、
ニューメキシコ大が出場し続けたりするんでしょうね。


そういう意味では、今シーズンの「ハワイボウル」は異例中の異例。


この試合なんか、特に、地理的なものもあって、
ハワイ大のためのボウルゲーム」という趣が無茶苦茶強いのですが、
今シーズンのハワイ大は、レギュラーシーズン無敗という素晴らしいシーズンを送り、
4大ボウル」の1つである「シュガーボウル」に招待されました。


そのため、「ボイジー州立大東カロライナ大」という対戦カードとなったのでした。


で、この試合は、「J SPORTS ESPN」で放送があったので見たのですが、もう、客席がガラガラ。
やっぱり、地元のチームが出ないとなぁ・・・という感じでしたねぇ。


ただ、試合は、なかなか面白いものでした。


昨シーズンの「シンデレラチーム」ボイジー州立大が、圧倒的優位だと思われていたのですが、
東カロライナ大が序盤から押しまくり。


そこを、終盤にきて、ボイジー州立大が一気に巻き返して、ついに同点に。


しかし、試合終了間際にフィールドゴールを決めて東カロライナ大が勝利。


・・・と、そんな展開の接戦でした。


個人的には、どちらかと言えばボイジー州立大を応援していたので、
残念な結果ではありましたけども、まあ、面白い試合でしたね。


そして、この試合が、今シーズンのボウルゲームでは最初の、
BCSランキングチームの敗戦試合」となりました。


ここまでが、クリスマス前の試合で、3日空けて再開。


ホリデーボウル」は、今シーズンのボウルゲームでは最初の、
BCSランキングチーム同士の試合」で、
下位チームのテキサス大が、見事に上位チームのアリゾナ州立大を下しました。


ただ、まあ、試合前の予想では、「テキサス大優位」だったようなので、
アップセットとは言い難いところかもしれませんけどもね。


で、まあ、その後も、粛々とボウルゲームは続いていき、
次に「BCSランキングチーム同士の試合」となったのは、
年末も押し迫った、12月31日の夜に開かれた「チックフィルエーボウル」。


J SPORTS ESPN」で放送があったので見た試合ですが、
この試合も、下位のオーバーン大が、上位のクレムソン大を倒した試合でした。


ただ、まあ、やはり、あまり「アップセット」という感じではなかったかな。


試合前の成績で、「9勝3敗」のクレムソン大と、「8勝4敗」のオーバーン大でしたが、
やはりそこは、「激戦区」の「SEC」カンファレンス所属のオーバーン大の方が、
勝利数に価値があったのかもしれません。


ちなみに、「SEC」カンファレンスからは、実に9校がボウルゲームに出場しているのですが、
ここまで(2007年内)に登場した4校は、全て勝利を挙げていたりします。


やっぱり、凄いなぁ。


ところで、この「チックフィルエーボウル」。


昨シーズンから、この名前になったのですが、(以前は「ピーチボウル」)
そのせいで、どうも、「歴史と伝統のあるボウルゲーム」と言われても、
ピンとこなくなっちゃった気がするんですけども・・・。


・・・現地では、そんなこともないのかなぁ。


放送の中で紹介がありましたが、この試合は、昨シーズン、
ジョージアドームアトランタ・ファルコンズの本拠地)の最多動員記録を更新し、
今シーズンも、約75000人の観衆を集めたそうです。


これは、「4大ボウル」や「BCS全米選手権」を除けば、
最多の動員数となるようですね。


やっぱり、名前が変わっても、「歴史と伝統」が人気に反映されているのか。


さて、年が明けて最初の試合、「アウトバックボウル」では、
ようやく、「BCSランキングチーム同士の試合」で、上位チームが勝ちました。


・・・って、そうか、ここで勝ったテネシー大も「SEC」カンファレンス所属か。


これで「5勝0敗」。


しかし、その次の試合で、ついに「SEC」カンファレンス所属チームが負けます。


コットンボウル」で、アーカンソー大ミズーリ大Big 12)に負けたわけですが、
ただ、まあ、これはさすがに、ミズーリ大が負けるわけにはいかなかったでしょうねぇ。


方や、「11勝2敗」でランキング6位。
此方、「8勝4敗」でランキング外。


「38対7」というスコアで圧勝して、ホッと一息・・・というところだったでしょうね。


一方、同じ日に行われた「ゲーターボウル」と「キャピタルワンボウル」は、
共に、「ランキング外」校がランキング校に勝った試合でした。


そのうちの1つ「キャピタルワンボウル」は、「J SPORTS ESPN」で放送していました。


ミシガン大フロリダ大」という、強豪校同士の対戦で、
フロリダ大には、ハイズマン賞受賞者のQBティム・ティーボウがいて、
しかも、ミシガン大ロイド・カーヘッドコーチの最後の試合だったために、
非常に注目されていた中での試合でした。


まあ、カレッジフットボールを見始めて3シーズン目の僕にとっては、
ロイド・カーヘッドコーチ」にどれだけの実績があるかは、
伝え聞くのみで、実感はないのですが、見始めたばかりの頃、
アラモボウル」で猛抗議しているカーヘッドコーチ、
・・・というのが、どうも強く印象に残っていまして。
(詳しくは、「2006年1月18日の日記」参照)


そのため、折にふれ、なんとなく気にしていた名前ではありました。
(例えば、さりげなく「ヘッドコーチ系統図」のところに名前を並べていたり・・・)


そんなヘッドコーチの最後の試合。


更に、もう1つ。


今シーズンのカレッジフットボールは、「大波乱」の連続でしたが、
ミシガン大が「NCAA 1-AA」ディビジョン所属のアパラチアン州立大に敗れたことが、
その全ての始まりだった・・・とも言えるでしょう。


その「大波乱」を、逐一追ってきましたから、
そんなシーズンの締めくくりとしても、注目したいところです。


で、そんな注目される試合は、非常に素晴らしい接戦となりました。


ターンオーバーを喫しながらも、アグレッシブに押しまくったミシガン大が、
ついに勝利を収めた姿は、なかなかに感動的でしたね。


今の4年生にとっては、ボウルゲーム初勝利になるそうで。


そういえば、2年前の「アラモボウル」も、アップセットで負けていたんでしたっけ。


そのときに名前を出していたQBチャド・ヘンネも、これで卒業なんだなぁ、
・・・と思うと、なんとなくしみじみ。


なんか、「ハッピーエンド」という言葉が思い浮かぶ、そんな試合でした。


カーヘッドコーチ、お疲れ様でした。


あ、そうだ。
今更ながら、ですが。


先ほどもチラッと書きましたように、
今シーズンのハイズマン賞は、フロリダ大のQBティム・ティーボウが受賞しました。


ティーボウは、まだ2年生。


長いハイズマン賞の歴史の中で、初めて2年生が受賞する、
・・・という、そんな記念すべき出来事となりました。


もちろん、来シーズンも、ティーボウはカレッジでプレーしますので、
「将来のNFL選手」として、注目していきたいところですね。


さて、ここからは、いよいよ「4大ボウル」に突入です。


まずは、「ローズボウル」。
ランキング7位のUSCと、ランキング13位のイリノイ大の対戦。


この試合は、「J SPORTS ESPN」で生放送されていた試合でしたので、
一足先に観戦済みでした。


ただ、まあ、なんというか、USCが強さを見せ付けただけの試合だったなぁ。


面白かったかどうかと言われると、そうでもなかったと言わざるを得ない、
そんな試合でした。


続いて、「シュガーボウル」。
ランキング5位のジョージア大と、ランキング10位のハワイ大の対戦。


今シーズン唯一の無敗チームで、「非BCSカンファレンス」所属のハワイ大が、
強豪相手に、果たしてどこまで戦えるか・・・ということが注目された試合でした。


・・・が、残念ながら、結果は大敗。


うーん、期待していたんだけどもなぁ。


ほとんど選手に注目してこなかった今シーズンにあって、
ハワイ大のQBコルト・ブレナンの成績だけは気にしていたのですが、
この試合では、0タッチダウンインターセプトの大乱調。


「対戦相手が弱いから好成績を残せた」と言われ続けたブレナンにとって、
「強い対戦相手」との試合で、こういう結果となってしまったのは、大きな痛手です。


これは、ドラフトに向けて、かなり影響が出てきそうですねぇ。


ドカンドカンとロングパスを投げまくるブレナンは、かなり好きなタイプの選手。


現状、あまり高く評価はされていないのでしょうが、
是非とも、NFLで活躍を見せてもらいたいものです。


続けて、「フィエスタボウル」。
ランキング4位のオクラホマ大と、ランキング9位の西バージニア大の対戦。


この試合は、「アップセット」な結果となったわけですが、
よくよく考えれば、レギュラーシーズン最終週時点では、
西バージニア大はランキング2位で、「BCS全米選手権」出場が視野に入っていたのです。


そこでランキング外のチームに負けて転落したとはいえ、
その1試合で急に弱くなるわけではありません。
(まあ、その後、リッチ・ロドリゲスヘッドコーチが辞任したりしていますけども・・・)


いろいろありましたが、結果として、
やはり、西バージニア大は今シーズン強かった、と言ってよいのでしょうね。


昨シーズン、下級生中心ながら、なかなか良い成績を残していたのですが、
やはり、そういうチームは、翌年にも良い成績を残せるものです。


これは、カレッジならではの話。


そういう意味では、2年生でハイズマン賞を受賞したティーボウ擁するフロリダ大は、
来シーズン、怖い存在になるだろうなぁ、という感じですね。


さて、「4大ボウル」の最後は「オレンジボウル」。
ランキング3位のバージニア工科大と、ランキング8位のカンザス大の対戦。


この試合も「アップセット」。


こうして見てみると、今シーズン、「BCSランキングチーム同士の試合」は、
結構多くの試合で、下位チームが勝っていたんですねぇ。


でも、こちらも、先ほどの西バージニア大のケースと全く同じ。


カンザス大は、開幕11連勝でランキング2位にまで上りつめ、
そこで、同カンファレンスのミズーリ大との「頂上決戦に敗れた」、
・・・というだけだったわけですから、実力は十分です。


終わってみれば、数少ない「シーズン1敗」チームとなったカンザス大


それだけに、「頂上決戦」での敗戦が、何より悔やまれるところでしょうが、
何はともあれ、良い形でシーズンを終えられて良かったですね。


振り返ってみれば、カンザス大は、
シーズン前には、ランキングに入ってすらいなかったチームです。


さほど注目はされなかった感はありますが、
十分に、「シンデレラチーム」と言える成績を残したのではないでしょうか。


さて、2試合を挟んで、最後は「BCS全米選手権」。


この試合も、ランキング下位のLSUが、ランキング上位のオハイオ州立大に勝ちました。


ただ、まあ、試合前の評判も、もっぱら「LSU優位」というものでしたから、
ある意味、順当な勝利だったのでしょう。


しかし、こうして終わってみると、オハイオ州立大の「BCS全米選手権」出場は、
どうしても、「棚から牡丹餅」的な印象が残ってしまいますねぇ。


J SPORTS ESPN」の試合放送の中の解説で、
しきりに、「今のベスト2チームはLSUUSC」ということを言われていましたが、
ローズボウル」の結果を踏まえても、
なるほど、確かに、この2チームでの「BCS全米選手権」を見てみたかったかも、
・・・という気もしないでもありません。


まあ、そうは言っても、スポーツの世界に「タラレバ」は禁物。


「全米ナンバー1」となったLSUを讃えるとともに、
この試合に出場を果たしたオハイオ州立大にも、十分に賞賛が与えられてしかるべきでしょう。


・・・と、いうわけで。


ざっと、ボウルゲームの結果を見て参りましたが、いかがだったでしょうか。


ここで、毎年恒例、カンファレンス別のボウルゲーム成績を見てみましょう。


 SEC ・・・ 7勝2敗
 Big 12 ・・・ 5勝3敗
 MWC ・・・ 4勝1敗
 Pac-10 ・・・ 4勝2敗
 Big East ・・・ 3勝2敗
 Big Ten ・・・ 3勝5敗
 C-USA ・・・ 2勝4敗
 ACC ・・・ 2勝6敗
 Sun Belt ・・・ 1勝0敗
 WAC ・・・ 1勝3敗
 独立校 ・・・ 0勝1敗
 MAC ・・・ 0勝3敗


うーん、やっぱり、「SEC」カンファレンスは、とんでもなかったです。


結局、「負けても仕方がない」アーカンソー大と、
ミシガン大と対戦したフロリダ大の2チームだけが負け、
あとの7チームは勝利を収めました。


今シーズンは、「大波乱」のシーズンでもありましたが、
最初から最後まで、「SEC」カンファレンスの強さが目立った、
そんなシーズンでもあったように思いますね。


続く、「Big 12」カンファレンスは、
カンザス大など、予想以上の活躍を見せるチームが目立ったシーズンでした。


続く、「MWC」カンファレンスは、「非BCSカンファレンス」ながら大健闘。


ここ3年、この日記に記録をとっていますが、
「非BCSカンファレンス」がボウルゲームで4勝以上を挙げたのは、
これが初めてのことになります。


「非BCSカンファレンス」といえば、ハワイ大ボイジー州立大の所属する、
WAC」カンファレンスにばかり注目が集まっていますが、
MWC」カンファレンスからも、BYUがランキング17位になっていたりと、
十分に素晴らしい活躍を見せていたシーズンだったと言えるでしょうね。


一方の、その「WAC」カンファレンスは、「1勝3敗」と大撃沈。


ハワイ大の敗戦は仕方ないとしても、
ボイジー州立大が負けたあたりは、痛かったですねぇ。


他に、不振が目立ったのは「ACC」カンファレンス。


チックフィルエーボウル」のクレムソン大や、
オレンジボウル」のバージニア工科大など、
結果として「アップセット」で負けたチームが多かった結果ですが、
途中でも書きましたとおり、あくまで、順位的に「アップセット」だっただけで、
実は、実力的には、必ずしも「アップセット」だったわけではなく。


ということは、結局、「ACC」カンファレンスの実力が、
今シーズンは、こんなものだった・・・ということになるんでしょうね。


BCSカンファレンス」の中では、最も地味な感じがしているながら、
ボウルゲームでは、一昨年5勝、昨年4勝と、
悪くない成績を収めてきました。


それが、今シーズンは2勝。


ちょっと、来シーズン以降が心配になってくるところです。


あとは、「MAC」カンファレンスも、「0勝3敗」という大不振。


この3年間で、3チームも出場して未勝利だった、というのは、
初めての出来事になりますから、相当悪い結果と言えます。


そして、もう1度、改めて。


Sun Belt」カンファレンスは「1勝0敗」。


お見事でした。


さて、では最後に、最終的な「AP通信」ランキングを掲載して、締めくくりましょうか。


 1位(勝) LSUSEC
 2位(勝) ジョージア大SEC
 3位(勝) USCPac-10
 4位(勝) ミズーリ大Big 12
 5位(負) オハイオ州立大Big Ten
 6位(勝) 西バージニア大Big East
 7位(勝) カンザス大Big 12
 8位(負) オクラホマ大Big 12
 9位(負) バージニア工科大ACC
 10位(勝) テキサス大Big 12
 10位(勝) ボストンカレッジACC
 12位(勝) テネシー大SEC
 13位(負) フロリダ大SEC
 14位(勝) BYUMWC
 15位(勝) オーバーン大SEC
 16位(負) アリゾナ州立大Pac-10
 17位(勝) シンシナティ大Big East
 18位(勝) ミシガン大Big Ten
 19位(負) ハワイ大WAC
 20位(負) イリノイ大Big Ten
 21位(負) クレムソン大ACC
 22位(勝) テキサス工科大Big 12
 23位(勝) オレゴン大Pac-10
 24位(負) ウィスコンシン大Big Ten
 25位(勝) オレゴン州立大Pac-10


順位の後の「勝」「負」は、ボウルゲームでの結果です。


LSUが当然の1位。


そして、「シュガーボウル」に勝ったジョージア大が2位となり、
上位2つを「SEC」カンファレンス所属チームが占める、という、
これもまた、今シーズンを象徴する結果となっています。


続いて、「ローズボウル」で圧勝したUSCが3位。


レギュラーシーズン終盤にもつれまくった「Big 12」カンファレンスからは、
結局、ミズーリ大が最上位の4位でフィニッシュ。


他は、7位に「オレンジボウル」で勝ったカンザス大
8位に「フィエスタボウル」で負けたオクラホマ大


テキサス大も10位に入っていますから、
Big 12」カンファレンスの大混戦具合が、うかがい知れますねぇ。


戻って、「BCS全米選手権」に敗れたオハイオ州立大が5位。


「負けて2位」にならなかったのは、
まあ、内容を見ても、致し方ないところでしょう。


フィエスタボウル」で勝った西バージニア大が6位で、「Big East」カンファレンス最上位。
オレンジボウル」で負けたバージニア工科大が9位で、「ACC」カンファレンス最上位。


ACC」カンファレンスからは、ボストンカレッジが10位タイとなっていますね。


・・・と、まあ、そんなところがベスト10。


「非BCSカンファレンス」所属チームでは、BYUが14位となっており、
シュガーボウル」で敗れて19位となったハワイ大より上位となりました。


あと、ミシガン大は、最後の最後で18位にランク入りして、
「波乱万丈」なシーズンを、それなりの結果で終えたことになります。


そんなところかな。


以上、ボウルゲームの結果と感想、そして、最終ランキングでした。