スカウティングコンバイン・補足



スカウティングコンバインは昨日で終わりましたが、
まずは、最終日の振り返りから。


なお、例の「ベスト10」のビデオ、昨日の分はありませんでした。


・・・最後までやってくれればいいのに・・・。


というわけで、昨日の「結果」をまとめておきましょう。


まずは、注目の40ヤード走の結果を。


コーナーバック組:
 1位 4.31 タイヴォーン・ブランチコネチカット大
 2位 4.32 オーランド・スキャンドリックボイジー州立大
 3位 4.33 ドミニーク・ロジャーズクロマティテネシー州立大
 4位 4.37 テレンス・ウィートリーコロラド大
 4位 4.37 トレイシー・ポーターインディアナ大
 4位 4.37 マイケル・グラントアーカンソー大
 7位 4.38 ジョナサン・ウィルハイトオーバーン大
 7位 4.38 マイク・ジェンキンズ南フロリダ大
 7位 4.38 レオディス・マッケルヴィントロイ大
セイフティ組:
 1位 4.35 ジョシュ・バレットアリゾナ州立大


・・・ああ、「コーナーバック組」と「セイフティ組」に分けて発表される、って、
こういうことだったのね。


つまり、「ディフェンスバック組」全体の上位者をまず出して、
それを一覧にするときに振り分けただけ、と。


なんか、セイフティ選手に注目したい人にとっては、悲しい状況になっていますけども、
コーナーバック選手」と「セイフティ選手」で、これだけ速さが違うんだ、
・・・ということがよく分かるところです。


あれ?


そういえば、昨日の最後に見た「公式タイム」の一覧では、
ペン州立大CBジャスティン・キングも4秒31で1位に並んでいたんだけども、
なぜか消えてますねぇ。


なんでだろ?
何か「公式タイム」にミスがあったのか?


・・・と、調べてみたら。


なんと、キングのポジションが、「ワイドレシーバー扱い」に変更になっていました。


ええっ!
そんなのありですかい。


結果、ワイドレシーバー組の40ヤード走トップは、
カリフォルニア大WRデショーン・ジャクソンの「4秒35」だったのですが、
大差でキングが1位になったというわけです。(今見ると、公式記録でそうなってます)


・・・ず・・・ずるい・・・?


いや、まあ、評価すべきは「タイム」であって、「順位」ではない、
・・・と考えれば、どっちでもいいんでしょうけども・・・。


もしかしたら、事前に、
ディフェンスバック組に振り分けられたけど、ワイドレシーバーとして評価してもらいたい」、
って、申請していたのかもしれませんし。


ただ、「ワイドレシーバー組最速」の称号を剥奪(?)された形のジャクソンにしてみれば、
納得がいかないところかもしれませんねぇ。


では、全体の「結果」を、まずはコーナーバック組から。


40ヤード走:
 1位 タイヴォーン・ブランチコネチカット大
 2位 オーランド・スキャンドリックボイジー州立大
 3位 ドミニーク・ロジャーズクロマティテネシー州立大
ベンチプレス:
 1位 アントワン・モルデン東ケンタッキー大
 2位 ジャスティン・トライオンアリゾナ州立大
 3位 アントワン・ケイソンアリゾナ大
 3位 ジョナサン・ウィルハイトオーバーン大
垂直跳び:
 1位 ドミニーク・ロジャーズクロマティテネシー州立大
 2位 アキーブ・タリーブカンザス大
 3位 アントワン・モルデン東ケンタッキー大
立ち幅跳び
 1位 アキーブ・タリーブカンザス大
 1位 ドミニーク・ロジャーズクロマティテネシー州立大
 3位 アントワン・モルデン東ケンタッキー大
3コーンドリル:
 1位 テレンス・ウィートリーコロラド大
 1位 ドミニーク・ロジャーズクロマティテネシー州立大
 3位 マーカス・ウォーカーオクラホマ大
20ヤードシャトル
 1位 トレイシー・ポーターインディアナ大
 1位 マーカス・ウォーカーオクラホマ大
 3位 アントワン・ケイソンアリゾナ大
60ヤードシャトル
 1位 ドミニーク・ロジャーズクロマティテネシー州立大
 2位 トレイシー・ポーターインディアナ大
 3位 アントワン・モルデン東ケンタッキー大


何と言っても、「4部門制覇」のロジャーズクロマティが圧巻でしょう。


うむ、僕の見る目に間違いはなかった。(・・・名前に注目しただけだろ)


あとは目立つのは、モルデンポーターウォーカー
そして、タリーブあたりでしょうか。


タリーブは、昨日も書きましたように、現時点で高く評価されている選手ですが、
どうやら、スピードよりも爆発力があるのかな。
(垂直跳びと立ち幅跳びが得意な選手は爆発力がある・・・という勝手な推測ですが)


特徴として、覚えておきましょうか。


では最後に、セイフティ組。


40ヤード走:
 1位 ジョシュ・バレットアリゾナ州立大
ベンチプレス:
 1位 タイレル・ジョンソンアーカンソー州立大
 2位 カリブ・キャンベル陸軍士官学校
 2位 トム・ジブカウスキーノートルダム大
垂直跳び:
 1位 デイヴィッド・ローチTCU
 2位 トーマス・デイクーカリフォルニア大
立ち幅跳び
 1位 タイレル・ジョンソンアーカンソー州立大
3コーンドリル:
 1位 ブランドン・サムラル南ミシシッピ大
 2位 トーマス・デイクーカリフォルニア大
 3位 デイヴィッド・ローチTCU
20ヤードシャトル
 1位 ニーアマイア・ウォリックミシガン州立大
 2位 ブランドン・サムラル南ミシシッピ大
 3位 デイヴィッド・ローチTCU
60ヤードシャトル
 1位 デイヴィッド・ローチTCU
 2位 ブランドン・サムラル南ミシシッピ大


1位だけとか、2位までしかない種目があるのは、
40ヤード走のところで書いた理由により、
コーナーバック組が上位をほとんど占めてしまったためです。


ちなみに、名前の挙がっている人数がコーナーバック組より多かった種目は、
ベンチプレスだけでした。
(「セイフティ組1位」の記録が「コーナーバック組1位」の記録を上回っているのも、それだけ)


そんな中、目立っているのは、ローチあたりでしょうかね。


1位になっている垂直跳びも60ヤードシャトルも、
セイフティ組では、それぞれ2人ずつしか名前が挙がっていませんが、
ローチ自身の記録は素晴らしく、どちらもディフェンスバック組全体で、
ロジャーズクロマティに次ぐ2位の記録となっています。


あと目立つのは、ジョンソンサムラルと・・・、
おっと、「Decoud」と書いて「デイクー」と読む、のデイクーも複数回名前が出てるな。


あとは、「元ボクサー」のジブカウスキーが、
ベンチプレスのところで名前が出てるのは、なるほど、納得かも?


記録も24回で、ディフェンスバック組全体でも2位となってます。
(1位のジョンソンは27回)


ちなみに、昨日チラッと書いた、
僕が事前に見ていたジブカウスキーのビデオはこちら。


 http://www.nfl.com/videos?videoId=09000d5d806cfd0d


ボクサー姿が拝めます。


・・・といったところで、昨日の「結果」は終わり。


最後に、スカウティングコンバイン全体を通して、
僕が「今後注目していきたい」と思った選手の名前を列挙しておきます。



あくまで、「スカウティングコンバイン全体を通して」なので、
あんまりインパクトの無かったクォーターバックからは1人も無し。
キッカーパンターからいないのも、ちと寂しいな・・・)


なんか、いきなりポランブスの名前を挙げていたりして、非常にネタくさいのですが、
まあ、そういうのも含めての「注目」ということで。


ドラフトとか、多分、その後のドラフト外契約とか、
そのあたりまでは、間違いなくフォローしていきたい面々です。


・・・以上。


いやぁ、スカウティングコンバイン前には、有力選手の名前もよく知らなかったのですが、
やっぱり、このイベントがあると、いろいろとイメージがついていいですね。


今後は、例年どおり、「モックドラフト」の集計などを通して、
ドラフトに向けて、情報を集めていきたいところです。


スカウティングコンバインの話題については、こんなところで。