フリーエージェント統計データの訂正



本日は、昨日の補足・・・というか、訂正です。


昨日、フリーエージェント選手の一覧などをまとめたのですが、
かなり突貫工事だったので、あまり中身は確認していませんでした。


例年どおり、「NFL.com」からデータを持ってきていましたし。


で、今日、細かく確認してみたら、あれですね、
この一覧、「2月29日に交渉解禁になったフリーエージェント選手」だけじゃなく、
「(以前に)解雇された選手」も、思いっきり混じっているんですね。


確かに、そういう選手も「フリーエージェント選手」ですが、
(ただし、いわゆる「無制限フリーエージェントUFA)」とは、従うルールが異なります)
それじゃあ、昨日書いた数字は、全く意味がなくなってしまいます。


だって、「解雇されてフリーエージェントになった選手」なんて、
他にも何百人もいるじゃないか、って話になりますので。


ほとんどのサイトでは、こうやって、「有力」と思われる選手の名前が、
フリーエージェント選手の一覧の中に混ぜてあるのですが、
(もちろん、サイトごとに、誰が載っているかは微妙に違っています)
NFL.com」だけは、そうじゃなかったから、
記録をとるには都合が良かったんだけどもなぁ。


ついでに言うと、「独占権付きフリーエージェント」も、
元チームからオファーがあったのか無かったのかが分からないし、
(元チームからオファーがあったら残留確定なので、実質「フリーエージェント」ではない)
昨年までよりも分かりにくくなってしまいました。


ああ、そういえば、リニューアルして、記事を書く人(会社)が変わったんだったか。


うーん、しまった、それなら、せめて「解雇されてフリーエージェントになった選手」と、
判別できるところからデータを持ってくるんだった・・・。


・・・と、そのままにしておくのも悔しいので。


「解雇されてフリーエージェントになった選手」をせっせと除外して、
もう1度、統計データを取り直しました。


ついでに、所属チームが違っていたり、重複があったりと、
NFL.com」のデータに、結構間違いが発見されましたので、
出来る限り直したりもしています。


その結果。


「2月29日に交渉解禁になったフリーエージェント選手」は、全部で438人。


ああ、今年は例年より人数が多いなぁ・・・と思っていたのですが、
なるほど、そんなことは無かったわけですね。


ちなみに、そのうち、プロボウラーは40人でした。


約1割・・・というのは、多いのか少ないのかよく分からないのですが、
せっかく調べることが出来たので、書き記しておきます。


フリーエージェント種類別の内訳は、



となっています。


ポジション別では、

  無制限 制限付き 独占権付き フランチャイズ トランジション
クォーターバック 17 5 0 0 0 22
ランニングバック 27 12 3 0 0 42
ワイドレシーバー 30 6 2 0 0 38
タイトエンド 25 5 2 1 0 33
オフェンスライン 45 18 2 2 1 68
ディフェンスライン 43 17 1 4 0 65
ラインバッカー 49 9 1 1 0 60
ディフェンスバック 64 27 2 2 0 95
スペシャルチーム 11 4 0 0 0 15
311 103 13 10 1 438



こんな感じ。


実は、先ほど、「NFL.com」のデータに重複があった、ということを書きましたが、
なぜか、6・7人のディフェンスバック選手が、タイトエンド選手としても混じってました。


それか!
それでタイトエンド選手の人数が多かったのか!


納得しました。


というわけで、タイトエンド選手の人数が大幅に減っています。


では、チーム別も。

  無制限 制限付き 独占権付き フランチャイズ トランジション
アトランタ・ファルコンズ 8 4 0 0 0 12
アリゾナ・カーディナルズ 14 8 1 1 0 24
インディアナポリス・コルツ 6 5 0 0 0 11
オークランド・レイダーズ 11 3 0 0 0 14
カロライナ・パンサーズ 13 4 0 1 0 18
カンザスシティ・チーフス 8 3 0 1 0 12
クリーブランド・ブラウンズ 14 4 0 0 0 18
グリーンベイ・パッカーズ 5 3 1 1 0 10
サンディエゴ・チャージャーズ 3 2 5 0 0 10
サンフランシスコ・49ers 8 2 0 0 0 10
シアトル・シーホークス 13 2 0 1 0 16
シカゴ・ベアーズ 7 2 0 0 0 9
ジャクソンビル・ジャガーズ 13 2 0 0 0 15
シンシナティ・ベンガルズ 10 4 1 1 0 16
セントルイス・ラムズ 10 4 0 0 0 14
ダラス・カウボーイズ 5 4 3 1 0 13
タンパベイ・バッカニアーズ 10 3 0 0 0 13
デトロイト・ライオンズ 14 7 1 0 0 22
テネシー・タイタンズ 13 7 0 1 0 21
デンバー・ブロンコス 7 4 0 0 0 11
ニューイングランド・ペイトリオッツ 15 1 0 0 0 16
ニューオリンズ・セインツ 14 1 0 0 0 15
ニューヨーク・ジェッツ 6 0 0 0 0 6
ニューヨーク・ジャイアンツ 7 3 0 0 0 10
バッファロー・ビルズ 12 2 0 0 0 14
ピッツバーグ・スティーラーズ 5 5 0 0 1 11
ヒューストン・テキサンズ 16 1 0 0 0 17
フィラデルフィア・イーグルス 4 1 0 1 0 6
ボルチモア・レイヴンズ 6 6 0 1 0 13
マイアミ・ドルフィンズ 12 3 0 0 0 15
ミネソタ・ヴァイキングス 7 3 0 0 0 10
ワシントン・レッドスキンズ 15 0 1 0 0 16
311 103 13 10 1 438



人数が変わったと言っても、そんなにガラッと変わったわけじゃないですから、
(「485−438=47人」だから、各チーム1・2人減った計算)
多いチーム・少ないチームは、昨日書いたのと変わりないですね。


ちなみに、一番多いカーディナルズも、一番少ないジェッツも、1人ずつ減って、
それぞれ、「24人」と「6人」。


・・・4倍違う、というのは、ビックリな話だよなぁ。


というわけで、昨日の訂正はここまで。


ついでに、解禁後1日目終了時点の状況をざっと書いておきますと、
契約、または、契約合意に達した件数は、全部で31件。


内訳は、残留が14件で、移籍が17件となっています。
(それとは別に、1件、「引退」というのもありました)


昨日書きましたように、昨年は、最初の2日間で「47件」となっていました。


「最初の1日」のデータは取ってなかったのですが、
今、「NFL選手ステータス」の記録を確認したところ、
昨年は、1日目が「25件」だったようですから、
昨年以上のペースで契約が進んでいるようですね。


また明日、状況を見ることにしましょう。


チーム別では、目立ったのがドルフィンズ
移籍加入が「5人」と、ダントツです。


ちなみに、この日、ドルフィンズは、フリーエージェント契約とは別に、
トレード契約と通常契約も、1件ずつありました。


ビル・パーセルズ率いる新体制は、かなり張り切ってるようですねぇ。


一方、残留が多かったのは、ペイトリオッツで「3人」。


最初に、残留から手がけるか、移籍から手がけるか、
・・・というのは、チーム状況をよく表しているのかもしれません。


まあ、もちろん、ここに表れていない、
「解禁前に交渉がまとまった残留」というものもありますから、
一概には言えないんでしょうけども。


あと、個別に見ると、やっぱり、クォーターバックに注目してしまうのですが。



ドルフィンズは、ちょうど「玉突き」になった格好。


ヴォレックの残留は、喜ばしいところかな。
スターターの座を、虎視眈々と狙っていただきたく)


レッドマンジョーイ・ハリントン」は、また、夏頃に注目するとして、
(いや、ドラフト次第で、そうならない可能性もあるけど)
あと、個人的には、オサリヴァンに注目かなぁ。


なんか、毎年毎年、49ersの控えクォーターバックには、
代わる代わる注目しているような気がするのですが、
今年こそは、QBアレックス・スミスからスターターの座を奪う活躍が見たいものです。


あ、あと、初日に契約のあったフリーエージェント選手では、
シーホークスからラムズに移籍することになったKジョシュ・ブラウンに注目。


以前にも何度か書いたことがありますが、
ブラウンは、「現役ナンバー1キッカー」と呼ばれる日がそのうち来ると、
個人的には思っているので。


うむ、ラムズは良い選手を手に入れました。(と、勝手に思っておく)


そうか、今気が付いたのですが、
ラムズKジェフ・ウィルキンズは、引退を発表していたんですね。


お疲れ様でした。


今度は、ブラウンがプロボウラーになります。(と、勝手に思っておく)


本日は、そんなところで。