「モックドラフトの集計」2008



いろいろあって、1ヶ月ぶりの更新になります。


その間に、NFLのニュースも、いろいろとありましたが、何よりかにより、
気が付けば、ドラフトまで、あと2週間を切ってしまいました。


スカウティングコンバインで、それなりに有力選手のチェックは行っていましたが、
果たして、その後、各選手はどのような評価となっているのか。


ドラフトをより楽しむために、今年も、
モックドラフトの集計」を行いたいと思います。


(以下、昨年の文章のコピペ・・・)


モックドラフト」というのは、ドラフトの指名を予想して一覧にしたもので、
スーパーボウルが終わった頃から、もういくつも出ていて、
この時期になると、紙媒体でもネットでも、数多くのものが出てきています。


この「モックドラフト」、人によって、それはもう千差万別ですから、
1つのものを見るだけでは、それが的を射ているのか、
それとも、かなり冒険をした予想なのか、なかなか分かりません。


ですので、いろいろなものを見比べるのが、良い見方と言えます。


例えば、どこかのチームのファンならば、
そのチームが誰を取ると予想されているのか、それを順に見ていくと良いでしょう。


で、この日記では、昨年同様今年も、全部をひっくるめて総合的に集計し、
果たして1巡指名が有力な選手は誰なのだろうか、ということを見ていきたいと思います。
そうやって、有力選手の名前を覚えておけば、
ドラフト当日、1つ1つの指名を見ていくときに、より楽しめますしね。


(・・・以上、昨年の文章のコピペ)


というわけで。


今回は、4月1日以降に更新された形跡のある75個の「モックドラフト」を集計しました。


ちなみに、昨年、同時期に集計したときの数は、44個でした。
・・・ちょっと頑張りすぎました。


まあ、数をそろえただけあって、無難なものから、
「おいおい、これはちょっと穴狙いすぎるだろ・・・」というものまで、千差万別。


いや、ホント、例えば、
半分くらいが、他では1度も名前が出てこない選手で占められているものとか、
上位8位までにクォーターバック選手が3人入っているものとかがあったりして、
(今年のドラフトで、それは無いだろう・・・)
こりゃ除外した方がいいかなぁ・・・なんてチラッと考えたりもしましたが、
まあまあ、全部ひっくるめて「全体の傾向」ということで。


では、まず本日は、有力選手のグループ分けをしていきましょう。


なお、ニューイングランド・ペイトリオッツドラフト1巡指名権が没収されている関係上、
今年のドラフト1巡で指名される人数は31人になるのですが、
最後のニューヨーク・ジャイアンツの指名順位が、
「31位」となっているものと「32位」となっているものが混在しておりました。


ここでは、「31位」に統一して集計してあります。


まずは、「上位指名確実」な「A」グループ。

グループ 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
DE クリス・ロング バージニア大 1位 14位 1位 1位
T ジェイク・ロング ミシガン大 1位 5位 2位 1位
DT グレン・ドーシー LSU 1位 31位 3位 3位
RB ダレン・マクファデン アーカンソー大 4位 14位 4位 4位
QB マット・ライアン ボストンカレッジ 1位 17位 5位 3位
DE ヴァーノン・ゴールストン オハイオ州立大 1位 21位 5位 6位
DT シードリック・エリス USC 2位 10位 9位 9位



以上の7人は、75個ほとんどで、上位10位以内に入っています。
間違いなく、上位指名されると考えてよいでしょう。


ちなみに、ドーシーの「最低」が「31位」という低い順位になっていますが、
無茶苦茶偏っている1つを除いたら、最低でも10位までに指名される予想になっています。


まあ、「中間」「最頻」を見れば、そのあたりも想像できるかな。


全体1位指名候補は、この中から5人に散らばっていますが、
マイアミ・ドルフィンズの事前交渉のニュースもあったりして、
実質、「2人のロング」の戦いとなっているようです。


さて、その7人に加えまして。

グループ 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
T ライアン・クレイディ ボイジー州立大 5位 23位 12位 12位
RB ラシャード・メンデンホール イリノイ大 9位 22位 15位 15位
CB マイク・ジェンキンズ 南フロリダ大 6位 31位 17位 16位



この3人は、上位指名ではなくとも、「1巡指名は確実」な「B」グループ。


以上の計10人は、75個全てで「1巡指名される」と予想されていました。


無茶苦茶偏っているものも含めて「75個全て」なのですから、
まあ、この10人が1巡指名されることは、
ほぼ間違いないと言っても良いのかもしれませんねぇ。


さて次に、「十中八九1巡指名されそう」な「C」グループ。

グループ 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
CB レオディス・マッケルヴィン トロイ大 5位 ランク外 8位 7位
LB キース・リバーズ USC 6位 ランク外 10位 10位
CB ドミニーク・ロジャーズクロマティ テネシー州立大 7位 ランク外 10位 10位
T クリス・ウィリアムズ バンダービルト大 12位 ランク外 14位 12位
T ジェフ・オウタ ピッツバーグ大 5位 ランク外 15位 23位
DE デリック・ハーヴェイ フロリダ大 7位 ランク外 16位 17位



以上の6人は、「1巡指名されない」とされているものもありましたが、
それはほんのいくつかだけ、という状況でした。


特に、マッケルヴィンリバーズの2人は、
「1巡指名されない」とされていたのは75個中1つだけだったので、
たまたま、今回外れているものがあっただけで、
ほとんど「B」グループに近い存在と考えてよいでしょう。


次に、「1巡指名される可能性は一応高い」という「D」グループ。

グループ 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
RB ジョナサン・スチュワート オレゴン大 9位 ランク外 19位 18位
G ブランデン・アルバート バージニア大 5位 ランク外 19位 23位
WR マルコム・ケリー オクラホマ大 8位 ランク外 20位 11位
WR デショーン・ジャクソン カリフォルニア大 5位 ランク外 20位 20位
DE フィリップ・マーリング クレムソン大 11位 ランク外 21位 17位
WR デヴィン・トーマス ミシガン州立大 11位 ランク外 21位 ランク外
CB アキーブ・タリーブ カンザス大 7位 ランク外 22位 30位
WR ライマス・スウィード テキサス大 11位 ランク外 23位 24位
SS ケニー・フィリップス マイアミ大(フロリダ) 10位 ランク外 27位 31位



このあたりは、「1巡指名されない」とされている割合が、
10分の1から5分の1くらいなのですが、
統計データを見てのとおり、高い順位での指名予想も、結構あります。


十分に「有力選手」と言ってよいでしょう。


次は、「1巡指名されるかどうか半々」な「E」グループ。

グループ 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
CB アントワン・ケイソン アリゾナ大 6位 ランク外 ランク外 ランク外
DE カレイス・キャンベル マイアミ大(フロリダ) 6位 ランク外 ランク外 ランク外
DE クエンティン・グローヴズ オーバーン大 9位 ランク外 29位 ランク外
DT ケントワン・バルマー 北カロライナ大 10位 ランク外 26位 ランク外
WR ジェイムズ・ハーディ インディアナ大 11位 ランク外 ランク外 ランク外
LB ダン・コナー ペン州立大 13位 ランク外 31位 ランク外
RB フィーリクス・ジョーンズ アーカンソー大 16位 ランク外 28位 28位
T ゴスダー・シェラレス ボストンカレッジ 17位 ランク外 29位 ランク外



半々。


「1巡指名されない可能性も高い」ですし、
「1巡指名されてもおかしくない」とも言える、そんな選手たちです。


最後に、もう1つ。
「1巡指名されても全く不思議ではない」という「F」グループを。

グループ 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
QB ブライアン・ブローム ルイビル大 3位 ランク外 ランク外 ランク外
T サム・ベイカー USC 14位 ランク外 ランク外 ランク外
LB ジェロード・メイヨ テネシー大 15位 ランク外 ランク外 ランク外
CB レジー・スミス オクラホマ大 15位 ランク外 ランク外 ランク外
CB ブランドン・フラワーズ バージニア工科大 20位 ランク外 ランク外 ランク外
TE ダスティン・ケラー パーデュー大 25位 ランク外 ランク外 ランク外



半々とまではいきませんが、結構多くのもので、名前が挙げられていた選手たちです。


そこそこ高い順位で指名されたりする可能性だってあります。


まあ、さすがに、ブロームを「3位」という高順位で予想しているのは、
例の、「上位8位までにクォーターバック選手が3人入っている」ものだけでしたが・・・。


以上、合計39人。


今年1巡指名される31人中、29人くらいは、
きっとこの中から出てくることでしょう。


いや、「29人くらい」ってのは、適当な数字ですが、まあ、昨年までの経験上。


「完全」ではないですが、「1巡指名されるであろう選手のリスト」として、
そこそこ信頼できるものなんじゃないかなぁ、とは思います。


ちなみに、他に、今回の75個の「モックドラフト」の中に名前が挙がっていたのは41人。
合計80人。


ちょっと、幅が広がりすぎのような気もしますが、
そのうち25人は、たった1回名前が挙げられていただけだったりしますので、
これは、多く集計しすぎた結果・・・ということでしょう。


さすがに、この80人以外から、1巡指名される選手は出てこないだろう・・・、
・・・と思っていますが、まあ、何が起こるか分からないのが、ドラフトの面白いところ。


結果と見比べるのを、楽しみにしたいところですね。


・・・と、本日はここまで。


この結果を踏まえまして、
明日からは、各順位での指名予想を見ていきたいと思います。