「最もあり得そう」なのに、どこにもない「モックドラフト」。
本日は、1巡の最後まで見ていきます。
まずは、ここまでの結果。
1巡指名の「最有力選手」たちは全て指名済みとなり、
ここからは、「1巡指名されるかどうか」という選手たちの争い、という趣。
それでは、続きを。
最高 |
11位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
21位 |
最頻 |
17位 |
昨日、17位のところで名前が出てきていたマーリングが、ここで指名。
もし、ヴァイキングスがマーリングの方を選んだら、
代わりにここでハーヴェイが指名されることになるのかもしれません。
他に、「21位指名予想」としては、テキサス大のWRライマス・スウィードや、
マイアミ大(フロリダ)のDEカレイス・キャンベル、
あとは、11位で指名済みのケリーや、19位で指名済みのトーマスあたりに、
票が集まっているようです。
ニーズはディフェンスエンド選手かワイドレシーバー選手、ってことなのかな。
ただ、ワイドレシーバー選手を狙うには、ちょっと位置が悪すぎるかもしれませんねぇ。
(直前の2チームがワイドレシーバー指名予想だし・・・)
逆に言えば、ちょっと順位が上がるだけで、良い選手を取れるようになるわけで、
「トレードアップが使われそうなポイント」として、
注目しておくのも、面白いかもしれません。
最高 |
16位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
28位 |
最頻 |
28位 |
ここで、「1巡指名されるかどうか半々」な「E」グループの選手が初登場。
「中間」「最頻」が28位となっていることを考えると、
ジョーンズにしてみれば、22位で指名されれば万々歳・・・という感じですが、
結構多くの人が、22位で指名されると予想しているようですから、十分にあり得そうですね。
ちなみに、この「22位」という指名権は、元々はクリーブランド・ブラウンズのものなのですが、
トレードでカウボーイズの手に渡っています。
そして、カウボーイズの通常の指名順位は「28位」。
ああ、なるほど。
つまりは、「カウボーイズがジョーンズを指名するだろう」って言いたいわけですね。
しかし、カウボーイズって、「ジョーンズ」って名前が好きだなぁ。(そんなことない?)
さておき、他に「22位指名予想」としては、カンザス大のCBアキーブ・タリーブや、
15位で指名済みのスチュワートあたりに、票が集まっているようです。
スチュワートが残っていた場合は、そっちを指名することになるのかな。
あ、そうなると、28位で同じポジションのジョーンズは指名しないだろうから、
ジョーンズが1巡指名されない可能性が出てくるわけか・・・。
・・・ジョーンズにとっては、むしろ、15位あたりの指名時間帯がドキドキ・・・?
まあ、昨日、メンデンホールについて何度も書いたように、「13位から18位の間」は、
ランニングバック選手を指名しそうなチームがひしめき合っているので、(17位を除く)
スチュワートも、その間には売り切れそうですけどもね。
そうそう、先ほど、「元々はブラウンズの指名権」と書いていましたが、
これは、昨年のドラフト当日、QBブレイディ・クィンを指名するために使われたもので、
そのときカウボーイズが渡したのが、まさしく、「22位指名権」でした。
昨シーズンのブラウンズの成績が悪ければ、指名順位ももっと高くなっていたわけですが、
1年経って、元の順位の指名権が戻ってきたなら、悪くない取引だったのかな。
(昨年の2巡指名権も1つもらっているわけだし)
あと、ついでに書いておくと、今年のドラフトは、
インディアナポリス・コルツも、ブラウンズと同じく1巡指名権を持っておりません。
(あくまでも、現時点では、ですが)
最高 |
5位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
19位 |
最頻 |
23位 |
昨日最後に、ちょっとだけ「落ちている感」がある・・・と書いていたアルバートが、
ここで指名されることとなりました。
「最高」が「5位」となっているように、結構高く評価している人も多いようなのですが、
まあ、「最頻」が「23位」なので、ここでの指名が妥当なところなのでしょう。
他に、「23位指名予想」で多いのは、14位で指名済みのオウタと、
あとは、ボストンカレッジのTゴスダー・シェラレスあたり。
スティーラーズは、「とにかく、オフェンスライン選手!」という感じのようです。
ただ、昨日、何回か名前を挙げていたように、オウタはもちろんのこと、
アルバートも指名済みとなっている可能性があるわけですから、
仕方なくシェラレス指名・・・ということも起こり得そうな。
確実にアルバートを取ろうと思うと、結構トレードアップしないといけないですし、
スティーラーズとしては、この指名順位は辛いところかもしれませんねぇ。
なら逆に、トレードダウンしてからシェラレスを取った方が賢い選択、
・・・という考えが出てきても良いでしょう。
こういうところは、21位のところで書いたのとは逆に、
「トレードダウンが使われそうなポイント」と言えるのかもしれません。
最高 |
11位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
23位 |
最頻 |
24位 |
20位・21位のところで名前を出していたスウィードが、ここで指名。
ホント、今年は、こういう「落ち気味」になりかかっている選手が、
すぐ後に、順当に指名されていきますね。
他に、「24位指名予想」で票を集めているのは、
19位で指名済みのトーマスと、20位で指名済みのジャクソン。
タイタンズは、「とにかく、ワイドレシーバー選手!」らしいです。
21位のところで書いていたように、このあたりになると、
多分、どうしても「残り物」になってしまいますね。
チーム首脳陣が「良い」と判断した選手が残ることを、ただただ祈るのみでしょうか。
逆に、対象となっている選手たちにとっては、
落ちても「引っかかる場所」が多くて、嬉しいところかな。
ちなみに、ワイドレシーバー選手の指名は、これで4人目。
実は、4人全員「D」グループに分類した選手たちなのですが、
これだけワイドレシーバー選手を求めているチームが多いなら、
「十中八九1巡指名されそう」な「C」グループの選手がいてもよさそうなところです。
そうなっていないのは、つまり、大雑把に言えば、
「5人有力な選手がいて、そのうち4人が1巡指名されそうなんだけれども、
どの選手も飛び抜けて凄いわけじゃないから、
どの選手にも1巡指名されない可能性が結構ある」、
・・・と、そんな状況なわけですね。(あくまで大雑把な話ですよ)
最高 |
10位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
26位 |
最頻 |
ランク外 |
特にここまで名前の出てきていなかったバルマーが指名。
ディフェンスタックル選手としては、「A」グループの2人、ドーシーとエリスに次ぐ、
3番手評価のようですが、その間には、結構差があるようですね。
まあ、それでも、「最高」が10位だったりしますし、
もっと早い段階で指名されても、何もおかしくはないんですけどもね。
他に、「25位指名予想」として票が集まっているのは、
パーデュー大のTEダスティン・ケラー、あとは、
15位で指名済みのスチュワートや、22位で指名済みのジョーンズあたり。
元カウボーイズのRBジュリアス・ジョーンズや、元ライオンズRBのT・J・ダケットを、
フリーエージェントで次々と獲得したシーホークスですが、
まだまだランニングバック選手が必要ということなのでしょうか。
まあ、RBショーン・アレグザンダーを見限るなら、
ジョーンズとダケットでつないでいる間に、将来のエースを育てるべき、
・・・ということなのかもしれませんね。
最高 |
6位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
ランク外 |
最頻 |
ランク外 |
21位のところで名前の出てきていたキャンベルが、ここで指名。
「26位指名予想」は、結構割れているのですが、
キャンベルと同じだけの票を集めているのは、
21位で指名済みのマーリングと、直前の25位で指名済みのバルマー。
ここは、残っているキャンベルを指名するしかありません。
まあ、この3人が「同じくらいの評価」なら、
誰が残ってもOK、ってことになるかもしれませんね。
他に、オーバーン大のDEクエンティン・グローヴズも、そこそこ票を集めており、
ジャガーズは、「とにかく、ディフェンスライン選手!」ということで間違いないようです。
最高 |
10位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
27位 |
最頻 |
31位 |
18位・19位のところで名前の出てきていたフィリップスが、ここで指名。
他に、「27位指名予想」として票を集めているのは、
23位のところで名前が出てきていたシェラレス(タックル選手)、
15位で指名済みのスチュワート(ランニングバック選手)、
25位で指名済みのバルマー(ディフェンスタックル選手)というあたり。
・・・えーっと・・・、ニーズは何・・・?
まあ、基本的に戦力の揃っているチームなので、
「絶対にこのポジションの選手を!」というのが無いのでしょうね。
この時点で残っている、最も能力の高いと思われる選手を取れば、
それがベストの選択なのかな。
というわけで、多分、今年のドラフトで最も予想がつかないのが、
この「27位指名」なんじゃないかと思います。
最高 |
6位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
ランク外 |
最頻 |
ランク外 |
カウボーイズの2つ目の指名権。
「28位指名予想」として、圧倒的に多くの票数を集めているのは、
22位のところでも書いていたようにジョーンズです。
28位で指名できるなら、わざわざ高い順位を使う必要はありませんから、
22位じゃなくて28位でジョーンズを指名する可能性が高いのかもしれません。
ただ、まあ、ここは22位でジョーンズを指名しているものとして。
すると、途端に予想がつかなくなるのですが、そんな中、ケイソン、
19位で指名済みのトーマス、24位で指名済みのスウィード、
あとは、インディアナ大のWRジェイムズ・ハーディといったあたりが、
票を分け合っている感じです。
ここでは、ケイソン指名となりましたが、
ケイソン以外は全員ワイドレシーバー選手であることを考えると、
ハーディ指名の可能性もあるのかな、と。
ただ、ワイドレシーバー選手が、ここまでで4人も指名されちゃっていたりすると、
「5番手の選手を1巡で指名するのは勿体無い」ということになるかもしれませんから、
まあ、どっちとも言えないですかね。
もしくは、指名権トレードの格好の対象となるのかも。
(いや、それならば、22位をトレードして、28位でジョーンズ指名の方があり得るか?)
最高 |
17位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
29位 |
最頻 |
ランク外 |
23位・27位のところで名前の出てきていたシェラレスが、ここで指名。
他に、「29位指名予想」として票を集めているのは、
26位のところで名前の出てきていたグローヴズや、
もしくは、つい先ほど、28位のところで名前の出てきたハーディあたり。
既に指名された選手にはほとんど票が集まっておらず、
このあたりの順位には珍しく、「選びたい選手を選べる」状況となっています。
まあ、もちろん、これは「上手く流れた」場合であって、
25位終了時までは「しめしめ・・・」と思っていたのに、
26位でグローヴズ、27位でシェラレス、28位でハーディが、立て続けに指名されて、
49ersとしては、泣くに泣けない状況となる可能性もあるわけですが・・・。
・・・こういうことを発見してしまうと、ちょっとそれを期待してしまう自分がいたり・・・。
最高 |
7位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
22位 |
最頻 |
30位 |
16位・22位のところで名前を挙げていたタリーブが、ここで指名。
これで、昨日の段階で名前が出てきていた選手は、全員指名されたことになりますから、
やはり、今年は、あまり酷い「下落」は起こらないのかもしれません。
他に、「30位指名予想」で票を集めているのは、
バージニア工科大のCBブランドン・フラワーズや、28位で指名済みのケイソンあたり。
パッカーズは、「とにかく、コーナーバック選手!」で、意見は一致しているようですね。
さすがに、30位までくると、誰が残っているのかが読みにくくなっていますが、
単純に、「この時点で残っている、最も評価の高いコーナーバック選手」が、
指名されるだけのことなのでしょう。
ただ、「5番手評価」のコーナーバック選手を、
この順位で指名すべきかどうかは、意見の分かれるところかもしれません。
となると、ちょっとでも良い選手を指名できるよう、トレードアップを考えるべきか・・・。
・・・あっ! つながった!
これは、28位カウボーイズの格好のトレードダウン相手なのかも・・・!?
まあ、実際のところ、ケイソンとタリーブの、
どちらを上位評価としているのかは、分からないですけどもね。
(パッカーズとカウボーイズで、認識が違うかもしれないし)
最高 |
13位 |
最低 |
ランク外 |
中間 |
31位 |
最頻 |
ランク外 |
1巡目最後の指名は、ここまで全く名前の出てきていなかったコナー。
ラインバッカー選手としては、リバーズに次ぐ2番手評価となるのですが、
それがこの位置での指名ということは、
今年のラインバッカー選手には、トップレベルの選手があまりいないのかな。
それとも、単純に、ラインバッカー選手を必要としているチームが少ないだけなのか。
後者ならば、ジャイアンツは非常にラッキーですね。
他に、「31位指名予想」で多かったのは、27位で指名済みのフィリップスか、
または、テネシー大のLBジェロード・メイヨあたり。
でも、コナーが全体の約3分の1の票数を集めており、
下位としては、かなり偏った状況となっています。
最下位指名なのに、他のチームの指名状況に全く影響されず、
案外すんなりと、コナーを指名することになるのかもしれませんね。
・・・というわけで、これにて終了です。
この「モックドラフト」、どうでしたでしょうか。
「最もあり得そう」でしょうかね?
まだドラフトまでは1週間ちょっとあり、
今後、状況が大きく変わってくることもあり得るでしょうが、
まあ、大体のイメージは掴めたのではないでしょうか。
次回は、「番外編」として、この「モックドラフト」のまとめと、
補足などをしておきたいと思います。