ただいま、「モックドラフト」を鋭意集計中です。



NFLドラフト開始まで24時間を切りました。


「最もあり得そう」なのに、どこにもない「モックドラフト」の、
直前版を掲載する予定なのですが、現時点では掲載できておりません。


ギリギリまで粘ったら、思った以上に集計対象が膨れ上がってしまいまして・・・。


すいません。
出来次第、この後に(4月25日の日記として)追記したいと思います。

「最もあり得そう」なモックドラフト2008(直前版)



集計、終わりました。


終わってみれば、集計よりも、まとめの文章を書くことの方が時間がかかりました・・・。


というわけで、「最もあり得そう」なのに、どこにもない「モックドラフト」の、
ドラフト直前版をお送りします。


まず、既に皆さんご存知のことと思いますが、今年のドラフト全体1位指名選手は、
ミシガン大Tジェイク・ロングに決定しました。


それから、一昨日にも少々触れましたが、
カンザスシティ・チーフスDEジャレッド・アレンが、
ミネソタ・ヴァイキングスにトレードされ、
それに伴い、複数のドラフト指名権のやり取りが行われております。


その中の1つが1巡指名権で、
元々ヴァイキングスのものだった全体17位指名権は、これにより、チーフスに移りました。


そんなわけで、今回集計対象としたのは、これらの動きのあった後、
つまり、ここ3日以内に更新されたものとしております。


その数、実に70個。


ちなみに、昨年の「直前版」で集計した数は25個。
・・・また頑張りすぎました・・・。


まあ、昨年は、先に狙いの選手が2・3人取られたチームの「次の候補」を見ようとしても、
1・2票しか入っていない選手ばかりになっていたりしたので、
それを考えれば、これくらい集計しておいた方が、当日に役に立つかな。


さあ、果たして、2週間前に集計したものと、どのような違いが出てきているか。


それでは、例によって、まずはグループ分けをします。


最初は、「上位指名確実」な「A」グループ。

グループ 上下 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
  T ジェイク・ロング ミシガン大 1位 1位 1位 1位
  DE クリス・ロング バージニア大 2位 6位 2位 2位
  DT グレン・ドーシー LSU 2位 10位 3位 3位
  DE ヴァーノン・ゴールストン オハイオ州立大 2位 8位 5位 4位
  RB ダレン・マクファデン アーカンソー大 4位 16位 6位 4位
  QB マット・ライアン ボストンカレッジ 2位 14位 6位 8位
  DT シードリック・エリス USC 3位 10位 9位 9位
CB レオディス・マッケルヴィン トロイ大 6位 16位 10位 10位



前回の7人に、マッケルヴィンが加わりました。


マッケルヴィンは、前回「C」グループながら、
「ほとんど「B」グループに近い存在」としておりましたが、
その「B」グループをすっ飛ばして、「A」グループへ。


元々、上位指名予想されているものが多かった選手ですが、
「16位指名予想」に5票入っている他は、全て11位以内の予想となっていましたので、
もう、「上位指名確実」と言ってよいでしょうね。


他の7人の中では、若干、ゴールストンの評価が上がり気味で、
それに伴って、マクファデンライアンが、少々下がっている感じでもあります。


あ、もちろん、ジェイク・ロングは、「1位指名予想」が満票ですよ。


さて次は、「1巡指名は確実」な「B」グループ。

グループ 上下 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
  T ライアン・クレイディ ボイジー州立大 5位 22位 12位 12位
DE デリック・ハーヴェイ フロリダ大 5位 31位 13位 13位
  RB ラシャード・メンデンホール イリノイ大 9位 18位 15位 15位



1人減って、1人増えました。


減った「1人」については、後から触れるとして、
ハーヴェイは、この中間、かなり評価が上がったようです。


というか、先ほど、ゴールストンの評価が上がり気味、と書きましたが、
どうも、それに伴って、それ以降のディフェンスエンド選手たちの評価が、
全体的に底上げされているような感じがします。


これ、後から出てくる話題に関係しますので、覚えておいてください。


以上の合計11人が、70個のモックドラフト全てで「1巡指名される」、
とされていました。


この11人の中から1巡指名されない選手は、今年は表れないでしょう。
(理由は、先週書いたとおり、「指名群」があるため)


次に、「十中八九1巡指名されそう」な「C」グループ。

グループ 上下 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
  LB キース・リバーズ USC 6位 ランク外 10位 10位
CB マイク・ジェンキンズ 南フロリダ大 7位 ランク外 18位 18位
G ブランデン・アルバート バージニア大 3位 ランク外 9位 7位
  CB ドミニーク・ロジャーズクロマティ テネシー州立大 7位 ランク外 11位 11位
  T クリス・ウィリアムズ バンダービルト大 9位 ランク外 14位 14位
  T ジェフ・オウタ ピッツバーグ大 8位 ランク外 17位 14位
RB ジョナサン・スチュワート オレゴン大 12位 ランク外 18位 18位
WR デヴィン・トーマス ミシガン州立大 6位 ランク外 19位 19位
DE フィリップ・マーリング クレムソン大 12位 ランク外 21位 21位
SS ケニー・フィリップス マイアミ大(フロリダ) 10位 ランク外 31位 31位



「C」グループは、前回より人数が増えました。


若干(あくまで「若干」)、下限の基準が緩くなったのが原因ですが、
この中で1番評価の低かったフィリップスと、「D」グループの面々との間に、
大きな差が発生していたので、ここを区切りとしています。


さて、「B」グループからジェンキンズが落ちてきていますね。


ただ、まあ、「1巡指名されない」とされているものは、70個中1つだけでしたし、
前回から引き続きここにいるリバーズと共に、
ほとんど「B」グループに近い存在と考えてよいでしょう。


そして、注目は、「D」グループから上がってきたアルバート


間違いなく、「この中間、最も評価が上がった選手」です。


「1巡指名されない」としているものも、まだ割とあるのですが、
統計データを見てのとおり、指名されれば、かなり高い順位になると予想されているようで。


「最高」の「3位」としているものは、さすがに1票だけですが、
5位や7位あたりには、かなりの票数が集まっていますから、
このあたりで指名されても、何も驚くことではないですよ。


こういう、最後にググッと評価を大きく上げてきた選手は、
上位指名される可能性が高いんじゃないかと思っています。(昨年もそんなことがあったし)


是非、注目しておきましょう。


次に、「1巡指名される可能性は一応高い」という「D」グループ。

グループ 上下 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
  WR デショーン・ジャクソン カリフォルニア大 12位 ランク外 24位 20位
  CB アキーブ・タリーブ カンザス大 7位 ランク外 24位 ランク外
DT ケントワン・バルマー 北カロライナ大 10位 ランク外 25位 25位
T ゴスダー・シェラレス ボストンカレッジ 17位 ランク外 27位 23位
RB フィーリクス・ジョーンズ アーカンソー大 16位 ランク外 27位 22位
  WR ライマス・スウィード テキサス大 11位 ランク外 24位 24位
LB ジェロード・メイヨ テネシー大 7位 ランク外 28位 ランク外



上に抜けた人数分が、下から上がってきた・・・という趣ですが、
ただ、ここも、「明らかに大きな差が見られる位置」で切った結果です。


ここにきて、結構、評価に差が出てきた感がありますね。


「E」グループから上がってきたバルマーシェラレスジョーンズの3人のうち、
バルマーシェラレスは、前回、「最頻」が「ランク外」、
ジョーンズも、前回、「最頻」が「28位」でしたから、
かなり、「指名される可能性の高い位置」が上がってきているのが見て取れます。


このあたり、「1巡指名される可能性が高くなってきた」と、
多くの人に思われてきている結果でしょう。


そして、もう1人注目は、「F」グループから一気に上がってきたメイヨ


今回は、かなり多くのもので、名前が挙がっていました。


先ほど、アルバートが「この中間、最も評価が上がった選手」だと書きましたが、
メイヨは、「2番目に評価が上がった選手」としてもよいかもしれません。


実は、後述しますが、ラインバッカー選手の中で、評価の逆転が起こっておりまして、
その中で、「評価が上がった」方が、メイヨだったというわけです。


とはいえ、評価が「ただ入れ替わった」だけではなく、明らかに上がっていますから、
是非、注目しておくべき選手と言えるでしょうね。


次は、「1巡指名されるかどうか半々」な「E」グループ。

グループ 上下 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
  DE クエンティン・グローヴズ オーバーン大 17位 ランク外 29位 ランク外
WR マルコム・ケリー オクラホマ大 11位 ランク外 ランク外 ランク外
  DE カレイス・キャンベル マイアミ大(フロリダ) 13位 ランク外 ランク外 ランク外
  CB アントワン・ケイソン アリゾナ大 16位 ランク外 ランク外 ランク外
  WR ジェイムズ・ハーディ インディアナ大 19位 ランク外 ランク外 ランク外
CB ブランドン・フラワーズ バージニア工科大 22位 ランク外 ランク外 ランク外



ケリーが、「D」グループから落ちてきました。


同じワイドレシーバー選手では、今回「C」グループに上がっているトーマス
それから、「D」グループ維持のジャクソンと、
前回は、3人でほぼ同じような評価だったのですが、(若干、ケリーが高かった)
ここにきて、一気に差がついてしまったようです。


というか、2ヶ月くらい前の評価だと、ケリーワイドレシーバー1番手評価で、
トーマスなんて、そんなに注目されてなかったのですから、
まあ、変われば変わるものです。


ただし、実際にどういう順番でドラフト指名されるかは分かりませんし、
誰が実際に試合で活躍できるのか、というのも、また別問題ではありますけども。


それから、フラワーズが、「F」グループから上がってきているのですが、
そんなに大きく評価が上がったというわけではないです。


「D」グループで最も評価の低い選手と、「E」グループで最も評価の高い選手の間には、
非常に大きな差が見られるのですが、
「E」グループで最も評価の低い選手と、「F」グループで最も評価の高い選手の間には、
さほど大きな差は無いと考えていただければ。


では最後に、「1巡指名されても全く不思議ではない」という「F」グループ。

グループ 上下 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
  QB ブライアン・ブローム ルイビル大 8位 ランク外 ランク外 ランク外
LB ダン・コナー ペン州立大 15位 ランク外 ランク外 ランク外
  T サム・ベイカー USC 23位 ランク外 ランク外 ランク外
DE ローレンス・ジャクソン USC 24位 ランク外 ランク外 ランク外
  TE ダスティン・ケラー パーデュー大 25位 ランク外 ランク外 ランク外



「E」グループから落ちてきたコナーが、先ほど書いた、
ラインバッカー選手の中で評価の逆転が起こって「下がった」方の選手になります。


元々、そんなに多くのラインバッカー選手が1巡指名されそうにありませんでしたので、
こうなってくると、コナーは、辛いところですねぇ。


それから、前回はグループ分けしていなかったジャクソンが、今回は入っています。


これも、「B」グループのところで書いた、
ディフェンスエンド選手全体の評価の底上げ」の一環と思われます。


・・・以上。


合計39人。


合計人数は、前回と全く同じですが、「D」グループ以上の人数が増え、
「D」グループと「E」グループの間に大きな差が出来たことが、
今回の特徴と言えるでしょう。


あ、そうだ。


前回グループ分けしていなかった選手が1人入っていて、
それでも人数が変わらないなら、当然、今回外れた選手も1人いるわけで。


それは、オクラホマ大CBレジー・スミスでした。


コーナーバック選手の評価も、フラワーズスミスの間で差がついたみたいですねぇ。


さて、では、これを踏まえまして、
「最もあり得そう」なのに、どこにもない「モックドラフト」を。


ここまでグループ分けの変化を見てきて、結構上下が多かったのですが、
果たして、これが反映されると、どのように指名が変わっていくのでしょうか。


1位から31位まで、一気にどうぞ。

順位 チーム名 選手名 出身大学 グループ 前回
1位 マイアミ・ドルフィンズ T ジェイク・ロング ミシガン大 2位↑
2位 セントルイス・ラムズ DE クリス・ロング バージニア大 1位↓
3位 アトランタ・ファルコンズ DT グレン・ドーシー LSU 3位→
4位 オークランド・レイダーズ RB ダレン・マクファデン アーカンソー大 4位→
5位 カンザスシティ・チーフス DE ヴァーノン・ゴールストン オハイオ州立大 6位↑
6位 ニューヨーク・ジェッツ QB マット・ライアン ボストンカレッジ 8位↑
7位 ニューイングランド・ペイトリオッツ CB レオディス・マッケルヴィン トロイ大 7位→
8位 ボルチモア・レイヴンズ T ライアン・クレイディ ボイジー州立大 5位↓
9位 シンシナティ・ベンガルズ DT シードリック・エリス USC 9位→
10位 ニューオリンズ・セインツ LB キース・リバーズ USC 10位→
11位 バッファロー・ビルズ CB ドミニーク・ロジャーズクロマティ テネシー州立大 16位↑
12位 デンバー・ブロンコス T クリス・ウィリアムズ バンダービルト大 12位→
13位 カロライナ・パンサーズ DE デリック・ハーヴェイ フロリダ大 17位↑
14位 シカゴ・ベアーズ T ジェフ・オウタ ピッツバーグ大 14位→
15位 デトロイト・ライオンズ RB ラシャード・メンデンホール イリノイ大 13位↓
16位 アリゾナ・カーディナルズ RB ジョナサン・スチュワート オレゴン大 15位↓
17位 カンザスシティ・チーフス DE フィリップ・マーリング クレムソン大 21位↑
18位 ヒューストン・テキサンズ CB マイク・ジェンキンズ 南フロリダ大 18位→
19位 フィラデルフィア・イーグルス WR デヴィン・トーマス ミシガン州立大 19位→
20位 タンパベイ・バッカニアーズ WR デショーン・ジャクソン カリフォルニア大 20位→
21位 ワシントン・レッドスキンズ DE カレイス・キャンベル マイアミ大(フロリダ) 26位↑
22位 ダラス・カウボーイズ RB フィーリクス・ジョーンズ アーカンソー大 22位→
23位 ピッツバーグ・スティーラーズ T ゴスダー・シェラレス ボストンカレッジ 29位↑
24位 テネシー・タイタンズ WR ライマス・スウィード テキサス大 24位→
25位 シアトル・シーホークス DT ケントワン・バルマー 北カロライナ大 25位→
26位 ジャクソンビル・ジャガーズ DE ローレンス・ジャクソン USC 外↑
27位 サンディエゴ・チャージャーズ SS ケニー・フィリップス マイアミ大(フロリダ) 27位→
28位 ダラス・カウボーイズ CB アキーブ・タリーブ カンザス大 30位↑
29位 サンフランシスコ・49ers DE クエンティン・グローヴズ オーバーン大 外↑
30位 グリーンベイ・パッカーズ CB アントワン・ケイソン アリゾナ大 28位↓
31位 ニューヨーク・ジャイアンツ LB ジェロード・メイヨ テネシー大 外↑



まず最初に、この表には、2つの「疑問符」があります。


1つは、6位指名予想。
もう1つは、17位指名予想。


詳細は後述しますが、まあ、ともかく、これは単純に票数で振り分けたものですので、
こういうものだと思って、見ていただければ。


それはともかく、第1感想。


「あれ? 意外と変化が少ない・・・?」。


グループ分けした段階では、「かなり大きな変化がありそうだ」と思ってました。


ところが、「前回」欄が「→」、つまり、前回と同じ指名予想なのが、
全部で13人となっていますから、これは、かなり「変化が無い」部類に入ります。
(ちなみに、昨年の「直前版」では、たった7人でした)


しかも、指名順位が上下しているものも、
狭い範囲で入れ替わっているだけのケースが多いです。


順番にざっと見てみると、まず、1位と2位が入れ替わり。


次に、5位・6位・8位で三角入れ替わり。


10位台は、少々ややこしく見えますが、
前回11位(ケリー)がいなくなって、代わりに前回21位が加わり、
その上で、13位・15位・16位・17位と共に入れ替わっているだけ。


それ以下は、もっと単純で、まず先ほど21位が抜けているから前回26位が上がって埋まり、
26位のところには、前回入っていなかった選手が。


次に、前回23位(アルバート)がいなくなっているので、前回29位が上がって埋まり、
29位のところには、やはり、前回は行っていなかった選手が。


28位と30位は単純に入れ替わり。


そして、前回31位(コナー)がいなくなって、違う選手に。


・・・と、まあ、簡単に対応表を書けるくらいの、狭い範囲の単純な入れ替わりです。


これ、ディフェンスエンド選手が全体的に上がっていることを除けば、
実は、先週書いた「指名群」の話が、そのまま当てはまっているような形で、
それぞれの「群」内で入れ替わりが起こっているに過ぎないんですねぇ。


実際のドラフトでも、こんな形で、指名順に入れ替わりがあったとしても、
その後がダイナミックに変化することはないと予想します。


ただし。


実際には、指名権のトレードが(恐らく)絡んできますから、
それが増えれば増えるほど、予想外のことは起こってきそうですけどもね。


実は、かなり大きな「指名権トレード発生ポイント」が発見されました。


それは、ジェッツの6位指名権。


「6位指名予想」で圧倒的に多くの票を集めていたのはマクファデン
次いで多くの票を集めていたのはゴールストンで、この2人の予想がほとんどで、
それに次ぐ多さなのが、たった5票のクリス・ロング・・・という状況。


そして、この3人は、5位までで全員指名されてしまっています。


ここでは、それに次ぐ票数を集めたライアンを6位指名としておりますが、
ライアンを「6位指名」としたのは、70個中、たったの4つ。
(ちなみに、それに次ぐのは、マッケルヴィンエリスで3票)


とても、「あり得そうな予想」とは言えません。


これが、先ほど「疑問符」と書いた理由です。


となると、実際にこういう事態になったら、
トレードダウンでもしてしまった方が良さそうです。


そう、例えば、8位のレイヴンズあたりに。


もしくは、こういう事態になる前に、トレードアップをするという手も考えられます。


どちらにせよ、ジェッツがそのまま6位で指名することはないのではないか、
・・・というのが、集計結果からの予想です。


果たして、どうなるでしょうか。


さて、「ディフェンスエンド選手の評価が全体的に上がっていること」について、
ここで、改めて取り上げておきたいと思います。


前回の集計時には、ハーヴェイが17位指名予想、
マーリングが21位指名予想、キャンベルが26位指名予想でした。


それが、今回は、ハーヴェイが13位指名予想、
マーリングが17位指名予想、キャンベルが21位指名予想、
そして、ジャクソンが26位指名予想、グローヴズが29位指名予想と、
玉突きで上がっている上に、更に増えています。


注目は、この中の「17位指名」。


最初に書きましたように、これは元々、ヴァイキングスの指名権だったのですが、
チーフスにトレードに出されています。


実は、ヴァイキングスが、今回、トレードに踏み切った背景には、
この、「ディフェンスエンド選手の評価が全体的に上がっていること」が、
大きく関わっていたのではないでしょうか。


つまり、本当はハーヴェイを指名したかったのだけれども、
どうも、17位では指名できそうにない状況になってきた・・・と。


それで、ディフェンスエンド選手をドラフトで取ることは諦め、
トレードで補強することにしたのでしょう。


・・・なんか、辻褄がピッタリ合って、僕もビックリです。


そして、これはチーフスにしても、ありがたいことで、
2つある1巡指名権のどちらかで、有望なディフェンスエンド選手を獲得できれば、
指名権も増えているし、万々歳ということになります。


で、ここで、17位指名の「疑問符」。


チーフスは、5位指名予想がディフェンスエンド選手のゴールストンになっているのに、
17位指名予想も、ディフェンスエンド選手のマーリングになっています。


これは、絶対にあり得ないですね。


ただ、どちらかはあり得るだろうし、それがどちらかは分からない、
ということで、集計結果としては、このままとしておきます。


実は、17位指名予想で1番多いのは14位で指名済みになっているオウタだったので、
5位でゴールストンを指名し、17位でオウタを指名できれば、それがベストなのでしょう。
(実現の可能性は、低くはないと思われますよ)


さて、グループ分けされていながら指名されなかった選手が8人いるので、
それらの選手たちを、ここに並べておきましょう。

グループ 選手名 出身大学 最高 最低 中間 最頻
G ブランデン・アルバート バージニア大 3位 ランク外 9位 7位
WR マルコム・ケリー オクラホマ大 11位 ランク外 ランク外 ランク外
WR ジェイムズ・ハーディ インディアナ大 19位 ランク外 ランク外 ランク外
CB ブランドン・フラワーズ バージニア工科大 22位 ランク外 ランク外 ランク外
QB ブライアン・ブローム ルイビル大 8位 ランク外 ランク外 ランク外
LB ダン・コナー ペン州立大 15位 ランク外 ランク外 ランク外
T サム・ベイカー USC 23位 ランク外 ランク外 ランク外
TE ダスティン・ケラー パーデュー大 25位 ランク外 ランク外 ランク外



ここまでの途中で、サラッと、
「前回23位(アルバート)がいなくなっているので」、
とか書いている箇所がありますが。


「この中間、最も評価が上がった選手」であるアルバートが、
逆に、指名されなくなってしまった、という不思議・・・。


実際には、上位指名に票数が回った分、下位指名に票数が集まらなかったため、
結果として、どの順位でも「最多票」を集められず、指名予想とすることが出来なかった、
・・・ということが起こっているわけですが。


ただし、こういうことが起こってしまうのは、
アルバートのポジションと大きな関わりがあります。


もしアルバートが、例えばタックル選手やコーナーバック選手あたりだったならば、
ある順位で指名されなくても、すぐに他の順位で指名されることになるでしょう。


ところが、ガード選手なので、そういう「滑り止めポイント」が少ないのです。


もちろん、ニーズと違っても「能力が高いから」という理由で指名することもあるでしょうが、
ある順位で指名されないと、そのまま、ずるずると落ちていってしまう可能性も高く。


「高い順位で指名される」という予想が多い割に、
「1巡で指名されない」というものもそこそこあったのは、
そういったあたりが影響していたのでしょう。


「まさか、1巡指名から漏れるとは思わなかった・・・」と言われそうな要素は、
十分に含んでいると言えそうですね。


他の選手では、評価が大きく落ちたケリーコナーが漏れたのですが、
特にケリーは、前回は11位指名予想でしたから、大きな下落となってしまいました。


実際の指名では、盛り返しなるかどうか。


さて、では最後に、1巡指名候補をポジション別で並べておきます。


リアルタイムで1巡指名を追いかける際に、
「このポジションでは、まだこの選手が指名されていない」ということが、
これを見ることで、すぐに分かるかと思いますので、ご利用ください。


なお、「グループ欄」の「G」は、
グループ分けしていなかったけど、今回集計した70個の中に名前があった選手で、
「H」は、今回は名前が無かったけど、前回は名前があった選手です。

Pos 選手名 出身大学 グループ 最高 最低 中間 最頻
QB マット・ライアン ボストンカレッジ 2位 14位 6位 8位
QB ブライアン・ブローム ルイビル大 8位 ランク外 ランク外 ランク外
QB ジョー・フラッコ デラウェア大 25位 ランク外 ランク外 ランク外
QB チャド・ヘンネ ミシガン大 27位 ランク外 ランク外 ランク外
QB アンドレ・ウッドソン ケンタッキー大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
               
RB ダレン・マクファデン アーカンソー大 4位 16位 6位 4位
RB ラシャード・メンデンホール イリノイ大 9位 18位 15位 15位
RB ジョナサン・スチュワート オレゴン大 12位 ランク外 18位 18位
RB フィーリクス・ジョーンズ アーカンソー大 16位 ランク外 27位 22位
RB クリス・ジョンソン 東カロライナ大 22位 ランク外 ランク外 ランク外
RB ジャマール・チャールズ テキサス大 18位 ランク外 ランク外 ランク外
RB スティーヴ・スレイトン 西バージニア大 31位 ランク外 ランク外 ランク外
RB レイ・ライス ラトガース大 28位 ランク外 ランク外 ランク外
RB アンソニー・アルリッジ ヒューストン大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
               
WR デヴィン・トーマス ミシガン州立大 6位 ランク外 19位 19位
WR デショーン・ジャクソン カリフォルニア大 12位 ランク外 24位 20位
WR ライマス・スウィード テキサス大 11位 ランク外 24位 24位
WR ジェイムズ・ハーディ インディアナ大 19位 ランク外 ランク外 ランク外
WR マルコム・ケリー オクラホマ大 11位 ランク外 ランク外 ランク外
WR アーリー・ドゥーセット LSU 20位 ランク外 ランク外 ランク外
WR アール・ベネット バンダービルト大 26位 ランク外 ランク外 ランク外
WR アンドレ・コールドウェル フロリダ大 24位 ランク外 ランク外 ランク外
WR ドニー・エイヴリー ヒューストン大 20位 ランク外 ランク外 ランク外
WR マリオ・マニンガム ミシガン大 17位 ランク外 ランク外 ランク外
WR マーカス・モンク アーカンソー大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
WR ラヴェル・ホーキンズ カリフォルニア大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
               
TE ダスティン・ケラー パーデュー大 25位 ランク外 ランク外 ランク外
TE ジョン・カールソン ノートルダム大 29位 ランク外 ランク外 ランク外
TE フレッド・デイヴィス USC 19位 ランク外 ランク外 ランク外
TE マーテラス・ベネット テキサス農工大 30位 ランク外 ランク外 ランク外
               
T ジェイク・ロング ミシガン大 1位 1位 1位 1位
T ライアン・クレイディ ボイジー州立大 5位 22位 12位 12位
T クリス・ウィリアムズ バンダービルト大 9位 ランク外 14位 14位
T ジェフ・オウタ ピッツバーグ大 8位 ランク外 17位 14位
T ゴスダー・シェラレス ボストンカレッジ 17位 ランク外 27位 23位
T サム・ベイカー USC 23位 ランク外 ランク外 ランク外
T アンソニー・コリンズ カンザス大 27位 ランク外 ランク外 ランク外
T カール・ニックス ネブラスカ大 27位 ランク外 ランク外 ランク外
T ジェレミー・ザッタ ラトガース大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
T マイク・マグリン ピッツバーグ大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
               
G ブランデン・アルバート バージニア大 3位 ランク外 9位 7位
G チャイロウ・レイシェル USC ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
               
C マイク・ポラック アリゾナ州立大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
               
DT グレン・ドーシー LSU 2位 10位 3位 3位
DT シードリック・エリス USC 3位 10位 9位 9位
DT ケントワン・バルマー 北カロライナ大 10位 ランク外 25位 25位
DT パット・シムズ オーバーン大 26位 ランク外 ランク外 ランク外
DT デマリオ・プレスリー 北カロライナ州立大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
DT レッド・ブライアント テキサス農工大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
               
DE ヴァーノン・ゴールストン オハイオ州立大 2位 8位 5位 4位
DE クリス・ロング バージニア大 2位 6位 2位 2位
DE デリック・ハーヴェイ フロリダ大 5位 31位 13位 13位
DE フィリップ・マーリング クレムソン大 12位 ランク外 21位 21位
DE カレイス・キャンベル マイアミ大(フロリダ) 13位 ランク外 ランク外 ランク外
DE クエンティン・グローヴズ オーバーン大 17位 ランク外 29位 ランク外
DE ローレンス・ジャクソン USC 24位 ランク外 ランク外 ランク外
DE クリフ・アヴリル パーデュー大 29位 ランク外 ランク外 ランク外
DE トレヴァー・ローズ ノートルダム大 25位 ランク外 ランク外 ランク外
               
LB キース・リバーズ USC 6位 ランク外 10位 10位
LB ジェロード・メイヨ テネシー大 7位 ランク外 28位 ランク外
LB ダン・コナー ペン州立大 15位 ランク外 ランク外 ランク外
LB カーティス・ロフトン オクラホマ大 28位 ランク外 ランク外 ランク外
LB ボー・ベル UNLV 29位 ランク外 ランク外 ランク外
LB エリン・ヘンダーソン メリーランド大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
LB ゼイヴィアー・アディビ バージニア工科大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
LB フィリップ・ウィーラー ジョージア工科大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
               
CB レオディス・マッケルヴィン トロイ大 6位 16位 10位 10位
CB ドミニーク・ロジャーズクロマティ テネシー州立大 7位 ランク外 11位 11位
CB マイク・ジェンキンズ 南フロリダ大 7位 ランク外 18位 18位
CB アキーブ・タリーブ カンザス大 7位 ランク外 24位 ランク外
CB アントワン・ケイソン アリゾナ大 16位 ランク外 ランク外 ランク外
CB ブランドン・フラワーズ バージニア工科大 22位 ランク外 ランク外 ランク外
CB アントワン・モルデン 東ケンタッキー大 22位 ランク外 ランク外 ランク外
CB ジャスティン・キング ペン州立大 29位 ランク外 ランク外 ランク外
CB チャールズ・ゴドフリー アイオワ大 30位 ランク外 ランク外 ランク外
CB パトリック・リー オーバーン大 30位 ランク外 ランク外 ランク外
CB レジー・スミス オクラホマ大 15位 ランク外 ランク外 ランク外
CB ジャック・イケァグォーニュー ウィスコンシン大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
CB トレイシー・ポーター インディアナ大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
               
SS ケニー・フィリップス マイアミ大(フロリダ) 10位 ランク外 31位 31位
SS ジョシュ・バレット アリゾナ州立大 31位 ランク外 ランク外 ランク外
SS タイレル・ジョンソン アーカンソー州立大 26位 ランク外 ランク外 ランク外
SS ダウォン・モーガン 北カロライナ州立大 30位 ランク外 ランク外 ランク外
SS マーカス・グリフィン テキサス大 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外



今年は、やっぱり、ランニングバック選手とタックル選手の多さが目立ちますねぇ。
あとは、ラインバッカー選手の少なさ、かな。


・・・以上。


明日は、いよいよドラフトです。


予告どおり、「リアルタイム更新」をします。


今回の資料を基に、1つ1つの指名に一喜一憂して、
その後の展開を予想(というか妄想?)していきたいですね。


それでは、27日午前4時に。