第12週:ATL at DET



NFLのレギュラーシーズンは、通常、
大半の試合が日曜日の昼に行われ、日曜夜に1試合(サンデーナイトゲーム)、
月曜日の夜に1試合(マンデーナイトゲーム)が行われる、
という形になっています。


で、開幕戦や、シーズン終盤戦と並んで、数少ない例外の1つが、
11月第4週木曜日に行われる「サンクスギビングデーゲーム」になります。
これは、名前の通りなのですが、
アメリカの祝日であるサンクスギビングデー(感謝祭)の日に、
特別に行われる試合のことです。


もともとは、当時不人気だったデトロイト・ライオンズが、
集客の目玉として始めたものだったそうですが、
今となっては、「伝統の一戦」となりました。
ちなみに、始まったのは1934年のことだそうで。
歴史を感じます。


サンクスギビングデーゲームの対戦カードは、毎年変わりますが、
変わらないのは、
デトロイト・ライオンズダラス・カウボーイズのホームゲーム」
ということです。


そして、普段着用しているユニフォームではなく、
昔使われていたクラシックユニフォームを着用するのも恒例となりました。
ライオンズとカウボーイズのクラシックユニフォームは、
当然毎年見ることになるわけですが、
対戦相手のクラシックユニフォーム姿はなかなか珍しいですから、
それだけでも注目に値しますね。


さて、今年のサンクスギビングデーゲームのうちの1戦、
アトランタ・ファルコンズデトロイト・ライオンズです。


ライオンズの4年目QBジョーイ・ハリントンは、いよいよ正念場。
じっくりと育てられてきましたが、
そろそろ見切りをつけるべき、という声も出てきているとか。


クリーブランド・ブラウンズの昨年エースだったジェフ・ガルシアが、
バックアップとして加入しましたが、
これは、ハリントンが不調だった場合に、いつでも代えられるように、
との話もあります。
さてさて、どうなりますか。


チームとしての今年の話題といえば、
今年のスーパーボウルが、本拠地デトロイトで開かれる、
ということに尽きるでしょう。


スーパーボウルの開催地は、毎年変わっていきますが、
過去39回の歴史の中で、破られていないジンクスが、
「開催地を本拠地とするチームは出場できない」というもの。


昨年は、ジャクソンビル開催で、
ジャクソンビル・ジャガーズも開幕から好調だったので、期待がかけられましたが、
結局は、プレーオフに出場することも出来ませんでした。


今年のライオンズは、正直、
スーパーボウルを狙えるチーム」とは思えないところなのですが、
強固なジンクスが破られるときというのは、
案外、誰もが予想していない、こんなときなのかもしれません。


このサンクスギビングデーゲームは、第12週にあたるわけですが、
ここまでを「希望どおり」7勝3敗で来て、
なおかつ、このファルコンズ戦も勝つようなことがあれば、
現実味を帯びてくるかもしれませんね。