また1校脱落・・・



カレッジフットボール第10週の結果と感想を。


まずは、大注目だったこの試合から。

  1st 2nd 3rd 4th  
西バージニア大Big East 7 7 7 13 34
ルイビル大Big East 3 13 14 14 44



負けてしまいましたか、西バージニア大・・・。


うーん、残念。


見ての通り、非常にハイスコアな試合となったわけですが、
結局、第2クォーター終盤にルイビル大が逆転してからは、
西バージニア大を全く寄せ付けなかった、ということになります。


前評判としては、西バージニア大の方が圧倒的優位と思われていたので、
上位校同士の対決ではありましたが、これは意外な結果、と言うべきでしょう。


これで、西バージニア大の「全米ナンバー1」は、ほぼ無くなりました。


逆に、このままいけば、ルイビル大に「全米ナンバー1」の目が。
今シーズン、ここまでのランキングを振り返ってみると、
ルイビル大は、決して高くない評価の中、とにかく勝ち続けて、
じわじわ、じわじわと順位を上げて、ついにここまできたことになります。


そういえば、第1週が終わった後に、
ルイビル大RBマイケル・ブッシュという超有望選手が、
怪我をして今シーズン絶望になってしまった、ということを、
この日記でも取り上げていましたが、そういうことと合わせて考えると、
なかなかドラマチックな展開、とも言えそうです。


残念ながら、シーズン最初から注目しているチームではないのですが、
今後の展開にも、注目していきたいところですね。


さて、他の試合。

  1st 2nd 3rd 4th  
オクラホマ大Big 12 14 0 3 0 17
テキサス農工大Big 12 3 7 0 6 16



うおー、危ない、危ない。


得点経過だけ見ても、ギリギリの追い上げがあったことが分かると思いますが、
「Play-By-Play」と記事を見てみると、更に凄いことになってました。


第4クォーター残り時間3分弱、テキサス農工大フィールドゴールを成功させ、
ついに1点差まで迫ります。


その直後のキックオフは、オンサイドキックではなく、
普通にキックをして、ディフェンス陣の頑張りに賭けるテキサス農工大


その通り、「サードダウン残り1ヤード」の場面をキッチリ止めることに成功。
このとき、残り時間は約1分30秒。
オクラホマ大陣の29ヤード地点です。


当然、オクラホマ大としては、パントにいく場面なのですが、
なんと、ここでギャンブルを選択。


なんという危険な・・・。
何せ、失敗したら、フィールドゴールでの逆転負けが濃厚になってしまうのですから。


そして、プレーはクォーターバックスニーク


結果は・・・、ファーストダウン更新でした。


ただし、実際には、このプレー時にテキサス農工大のディフェンス選手が12人いて、
それが反則となったため、記録上は「反則でのファーストダウン更新」となっています。


ただ、どちらにせよ、こんな危険な場面で、
ギャンブルにいく」という選択をしたことが、
この結果を生み出したことには間違いありません。


そして、逃げ切りでの勝利となりました。


もちろん、セオリーどおりパントを行ったとしても、
残り時間を考えれば、勝てた可能性は高かったのかもしれませんが、
敵地で、こういうことをやって、勝ってしまうオクラホマ大には、
非常に勢いを感じたりもします。


今後、ボウルゲームに向けて、楽しみになってくるところですね。


さて、次は、3試合をまとめて。

  1st 2nd 3rd 4th  
オハイオ州立大Big Ten 7 10 0 0 17
イリノイ大Big Ten 0 0 0 10 10


  1st 2nd 3rd 4th  
フロリダ大SEC 8 7 10 0 25
バンダービルト大SEC 6 0 0 13 19


  1st 2nd 3rd 4th  
ボーリンググリーン大MAC 0 14 7 7 28
アクロン大MAC 7 7 14 7 35



実は、この3試合とも、最後が非常に似たような展開となっております。


最終的な点差を見ても、接戦だったことがお分かりいただけるかと思いますが、
どの試合でも、追いかけている側のチームが、
試合残り時間1・2分のところでタッチダウンを決めており、
その後、オンサイドキックを敢行・・・という、全く同じ展開に。


オハイオ州立大は、無事、ボールを押さえました。
フロリダ大も、無事、ボールを押さえました。


しかし、アクロン大は、ボールを押さえられず。
敵陣43ヤード地点からのオフェンスを明け渡してしまうことに。


残り時間も、たっぷり2分あって、非常に危ない場面だったのですが、
最後は、なんとかなんとか、逃げ切りました。
アクロン大は、これで4勝目。


あ、もちろん、オハイオ州立大フロリダ大は、そのまま逃げ切りです。


しかし、どちらも格下チーム相手に、結構苦労したんですねぇ。


さて、残りは・・・っと、そうだ、そうだ、
そういえば、この試合がありました。

  1st 2nd 3rd 4th  
アーカンソー州立大Sun Belt 0 0 0 0 0
オーバーン大SEC 10 3 14 0 27



はい、やっぱり、ちょっと強気すぎるスケジュールでした。


では、残りの試合は、結果だけ。

  1st 2nd 3rd 4th  
北カロライナ大ACC 7 6 13 0 26
ノートルダム大独立校 14 17 7 7 45


  1st 2nd 3rd 4th  
バージニア工科大ACC 0 10 0 7 17
マイアミ大(フロリダ)ACC 0 0 3 7 10


  1st 2nd 3rd 4th  
東カロライナ大C-USA 3 13 0 7 23
UCFC-USA 7 0 3 0 10


  1st 2nd 3rd 4th  
USCPac-10 7 21 7 7 42
スタンフォード大Pac-10 0 0 0 0 0


  1st 2nd 3rd 4th  
ネバダ大WAC 21 10 7 7 45
アイダホ大WAC 0 0 7 0 7



この中では、マイアミ大(フロリダ)UCFが負けています。


マイアミ大(フロリダ)は、先週の敗戦でランキング復帰の目がほぼ消え、
もう、集中力がもたなくなってきたのかもしれませんねぇ。
今後は、落ちていくばかりか・・・。


注目しているノートルダム大+「11校」の今週の成績は「7勝4敗(1校お休み)」。
まあまあ・・・かな。


しかし、これで、「全米ナンバー1」を目指す戦いに生き残っている注目校は、
オハイオ州立大だけになってしまいましたねぇ。


それがちょっと寂しいところ。


いや、もちろん、今後、全勝チームが軒並み負けてしまったりすれば、
1敗チームにチャンスが出てくることも、あり得ると言えばあり得ますが、
まあ、現実的には厳しいだろうなぁ。


以上、カレッジフットボール第10週の結果と感想でした。