週間オフェンスラインMVP(第10週)



では、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。


まず、第10週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
LT タリック・グレン
インディアナポリス・コルツ
14 15 0 29
LG ディラン・ギャンディ
インディアナポリス・コルツ
26 7.5 0 33.5
C ジェフ・フェイン
ニューオリンズ・セインツ
40 6 0 46
RG ジリー・エヴァンズ
ニューオリンズ・セインツ
36 6 -7 35
RT ライアン・ディーム
インディアナポリス・コルツ
14 15 0 29



今週は「コルツデー」ではあるのですが、
値の高い方から2人はセインツの選手ですし、左ガード選手で2番目に高い値なのも、
セインツのGジャマー・ネズビットだったりしますので、
実は、「セインツデー」と言ったほうが良いかもしれません。


しかし、ピッツバーグ・スティーラーズとオフェンス合戦を繰り広げたセインツが、
「オフェンス成績が良かった」というのは分かるのですが、
今週はいまいちっぽかったコルツが高い値になっているのは、ちょっと意外な感じで。


得点にはあまりつながっていなかったけど、オフェンス自体は止まってなかった、
・・・ということになるのかな。


あと、セインツは、QBドリュー・ブリーズが投げまくっていたように思うのですが、
オフェンスラインスタッツ」で見ると、
実は、ランが出まくっていたという形になっていますね。


うーん、なかなか興味深いなぁ。


そして、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、
そのセインツのセンターフェインです。


フェインは、2003年のドラフトアーリーエントリーし、
クリーブランド・ブラウンズに1巡(全体21位)指名されてNFL入り。


当然、将来を期待され、1年目からスターター出場を果たしますが、
1年目は11月に、2・3年目は12月に、
いずれもインジャリーリザーブ入りしてしまっています。


あまりにも怪我がちなのを嫌ったのか、ブラウンズは、今年のドラフトの日に、
フェインドラフト2巡指名権(全体43位)を付けて、
セインツのドラフト2巡指名権(全体34位)とトレードしてしまいました。


そして、今年は、開幕からスターター出場を続けています。


いやぁ、ドラフト1巡指名選手の辿る道としては、
あまり良くない意味で珍しい経過となっていますが、
ただ、今年、新天地で活躍できていることを思えば、
やはり、実力はある、ということなのでしょう。


シーズンが深まるにつれ、だんだん「怪我がち」なところが心配になってきますが、
このまま調子良くシーズンを乗り切って、
好調セインツを支えていってもらいたいものですね。


さて、第10週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。

順位 選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
1位 RG マイク・ゴフ
サンディエゴ・チャージャーズ
100 22 0 122
2位 LG ディラン・ギャンディ
インディアナポリス・コルツ
82 38.5 0 120.5
3位 LT タリック・グレン
インディアナポリス・コルツ
78 77 -35 120
4位 LG クリス・ディールマン
サンディエゴ・チャージャーズ
104 22 -21 105
5位 C ニック・ハードウィック
サンディエゴ・チャージャーズ
78 22 0 100
6位 LT チャド・クリフトン
グリーンベイ・パッカーズ
90 29 -28 91
7位 C トム・ネイレン
デンバー・ブロンコス
110 -6.5 -14 89.5
8位 RT ジョン・スティンチコム
ニューオリンズ・セインツ
26 77 -14 89
9位 RG ボビー・ウィリアムズ
シンシナティ・ベンガルズ
96 2.5 -21 77.5
10位 RT アンソニー・クレメント
ニューヨーク・ジェッツ
90 0 -14 76
10位 C ケイシー・ウィーグマン
カンザスシティ・チーフス
78 -2 0 76
10位 LG ダレン・コレッジ
グリーンベイ・パッカーズ
84 13 -21 76
10位 LT マーカス・マクニール
サンディエゴ・チャージャーズ
46 44 -14 76



1位は、先週に引き続きゴフ。


また、先週10位だったチャージャーズTシェイン・オリヴィアは、
19位に落ちてしまいましたが、代わりにマクニールが10位に入り、
チャージャーズの選手がベスト10内に4人」というのも、変わっていません。


2位・3位には、好調コルツの「左側」の2人が上がってきており、
結果、上位5人は、チャージャーズとコルツで占められることになりました。
うーん、恐るべき破壊力と言うべきか。


ただ、それ以下は、先週までよりは、バラエティに富んできたようにも思います。


・・・って、まあ、「10位タイ」が4人もいるから、
そう見えるだけなのかもしれませんが・・・。


以上、第10週の「オフェンスラインスタッツ」でした。