最終BCSランキング発表



本日は、NFLの試合の感想の前に、カレッジフットボールの話題を。


昨日書きましたように、ついに、「BCSランキング」の最終結果が出ました。


いつもはトップ10を中心に紹介していましたが、
最後なので、25位まで全て掲載したいと思います。


 1位(1位→) オハイオ州立大Big Ten) 12勝0敗 <注目>
 2位(4位↑) フロリダ大SEC) 12勝1敗 <注目>
 3位(3位→) ミシガン大Big Ten) 11勝1敗
 4位(5位↑) LSUSEC) 10勝2敗
 5位(2位↓) USCPac-10) 10勝2敗 <注目>
 6位(6位→) ルイビル大Big East) 11勝1敗
 7位(7位→) ウィスコンシン大Big Ten) 11勝1敗
 8位(8位→) ボイジー州立大WAC) 12勝0敗 <非>
 9位(11位↑) オーバーン大SEC) 10勝2敗
 10位(12位↑) オクラホマ大Big 12) 11勝2敗 <注目>
 11位(10位↓) ノートルダム大独立校) 10勝2敗 <注目>
 12位(9位↓) アーカンソー大SEC) 10勝3敗
 13位(15位↑) 西バージニア大Big East) 10勝2敗 <注目>
 14位(17位↑) ウェイクフォレスト大ACC) 11勝2敗
 15位(14位↓) バージニア工科大ACC) 10勝2敗
 16位(13位↓) ラトガース大Big East) 10勝2敗
 17位(16位↓) テネシー大SEC) 9勝3敗
 18位(18位→) カリフォルニア大Pac-10) 9勝3敗
 19位(19位→) テキサス大Big 12) 9勝3敗
 20位(21位↑) BYUMWC) 10勝2敗 <非>
 21位(23位↑) テキサス農工大Big 12) 9勝3敗
 22位(24位↑) オレゴン州立大Pac-10) 9勝4敗
 23位(20位↓) ネブラスカ大Big 12) 9勝4敗
 24位(圏外↑) ボストンカレッジACC) 9勝3敗
 25位(圏外↑) UCLAPac-10) 7勝5敗
 圏外(22位↓) ジョージア工科大ACC) 9勝4敗
 圏外(25位↓) ハワイ大WAC) 10勝3敗 <非>


というわけで。


フロリダ大が2位に浮上!
これにより、フロリダ大の「BCS全米選手権」出場が決定しました。


いやぁ、よかったよかった。


USCが敗れたときはどうなるかと思いましたが、
最終的には、「注目校」同士の対決となって、嬉しい限りです。


さて、「BCSランキング」は、究極的には、この「1位・2位」を決めるのが目的ですから、
あとのチームは、何位だろうと、ほとんど関係ないと言えますが、
いくつか注目して見てみましょうか。


今週負けたUSCは5位となりました。


通常、「ランキング外」のチームに敗れると、一気に評価は落ちてしまうものですが、
かなり高い位置に止まれたのは、それだけ、USCに対する評価は高いものがある、
ということなのでしょう。


ちなみに、USCに勝ったUCLAは、7勝5敗という低い成績ながら、
ほとんど今週のインパクトだけで、25位に入りました。


Big East」カンフォレンスを制したルイビル大が6位。


「非BCSカンファレンス」所属のボイジー州立大は、先週と同じく8位。
4大ボウル」出場条件を、楽々とクリアしました。


注目校の1つで、「Big 12」カンファレンスを制したオクラホマ大が、10位に浮上。


そして、「最注目校」のノートルダム大が、11位にダウン。


ノートルダム大が「4大ボウル」に出場するための条件は「ランキング8位以内」、
・・・と書いてきましたので、ああ、結局ダメだったか、と思うところなのですが・・・。


実は、後からも書きますが、ノートルダム大は、「4大ボウル」の1つ、
シュガーボウルに出場することが決定しました。


詳細は不明ですが、恐らく、「アットラージ」と呼ばれるの仕組みにより、
「レギュラーシーズン9勝以上、BCSランキング14位以内」のチームの中から、
ボウル委員会によって選ばれたものと思います。


実は、ノートルダム大より上位にいる、ウィスコンシン大オーバーン大は、
同じ資格がありながら、「4大ボウル」に出場できないことになったのですが、
このあたりは、やはり、注目度の違い(=ノートルダム大の方が視聴率を取れる)、
ということなんでしょう。


とりあえずは、よかったなぁ、というところで。


さて、続けますと、これも注目校の1つで、
今週、大接戦の末に勝利を収めた西バージニア大が13位に浮上。


ACC」カンファレンスを制したウェイクフォレスト大は14位。


Pac-10」カンファレンス優勝をUSCと分け合う形となったカリフォルニア大は18位。
直接対決でUSCが勝っているので、USCの方が上なのは当然としても、
こんなに順位が離れているところから、評価の違いがよく分かりますねぇ。


もう1校の「非BCSカンファレンス」所属チーム、BYUは、
毎週、ちょっとずつ順位を上げて、最終的には20位。
立派ですね。


なお、先週ランクインしていた、同じく「非BCSカンファレンス」所属のハワイ大は、
今週負けて、圏外に去りました。


・・・と、そんな感じで。


ところで、初めて「BCSランキング」が発表された第7週直後のときに、
カンファレンス別に、何校ずつランクインしているのかを書いていました。


>カンファレンス別では、「SEC」カンファレンス所属チームが6校で、やはり最多。
>「Big Ten」カンファレンスと「Big 12」カンファレンスが4校ずつ。
>「Big East」カンファレンスと「Pac-10」カンファレンスが3校ずつ。
>「ACC」カンファレンスが2校。
>・・・と、以上が「BCSカンファレンス」。
>「非BCSカンファレンス」からは2校だけランクインしており、
>7勝0敗のボイジー州立大の15位が最高位です。


・・・と、そんな感じでした。
で、最終的には、どうなっているかも見てみますと。


やはり「SEC」カンファレンス所属チームが最多ながら、1校減って5校に。
Big 12」カンファレンスと「Pac-10」カンファレンスが4校ずつ。
ACC」カンファレンスと「Big East」カンファレンスと、
Big Ten」カンファレンスが3校ずつ。
「非BCSカンファレンス」からは2校で、ボイジー州立大の8位が最高位。


・・・うーん、まあ、そんなに変わらないと言えば変わらないですが、
偏りはなくなって、満遍なく入っているようになった感じもありますかね。


ただ、まあ、例えば、「SEC」カンファレンスは「上から4番目」でも12位なのに、
ACC」カンファレンスは「1番上」でも14位・・・など、
カンファレンス間の実力差は、はっきりしているようではありますが。


では次に、各カンファレンスの状況。


まずは、今週「優勝決定戦」が行われた、
「2ディビジョン制」のカンファレンスの各優勝校を。


ACC
   ウェイクフォレスト大 7勝2敗(11勝2敗)
Big 12
   オクラホマ大 8勝1敗(11勝2敗) <注目>
C-USA
   ヒューストン大 8勝1敗(10勝3敗)
MAC
   中央ミシガン大 8勝1敗(9勝4敗)
SEC
   フロリダ大 8勝1敗(12勝1敗) <注目>


先週のものと見比べていただけると分かるのですが、
実は、「注目校」が出場したカンファレンス以外は、
全部、「注目校」が所属していない方のディビジョンのチームが勝っているんですよね。


いや、別に関係ないじゃん、と言われれば、確かにそうですが、
なんとなく、悔しい感じもしないでもなく・・・。


・・・いや、やっぱり関係ないか・・・。


さて、では次に、「1ディビジョン制」のカンファレンスの最終成績を。


Big East
   ルイビル大 6勝1敗(11勝1敗)
   西バージニア大 5勝2敗(10勝2敗) <注目> 2位
Big Ten
   オハイオ州立大 8勝0敗(12勝0敗) <注目> 1位
MWC
   BYU 8勝0敗(10勝2敗)
   ユタ大 5勝3敗(7勝5敗) <注目> 3位
Pac-10
   USC 7勝2敗(10勝2敗) <注目> 1位
   カリフォルニア大 7勝2敗(9勝3敗)
Sun Belt
   トロイ大 6勝1敗(7勝5敗)
   中央テネシー州立大 6勝1敗(7勝5敗)
   アーカンソー州立大 4勝3敗(6勝6敗) <注目> 3位
WAC
   ボイジー州立大 8勝0敗(12勝0敗)
   ネバダ大 5勝3敗(8勝4敗) <注目> 3位


こうやって見てみると、注目校の最終順位は、全部そんなに悪くないんですねぇ。


おかげで、レギュラーシーズンを通して、なかなか楽しめました。
(もちろん、「全部優勝してもらいたかった」という欲張りな思いはありつつ)


なお、「Pac-10」カンファレンスについては、
昨日も書きましたとおり、USCカリフォルニア大の2校が「優勝」。


Sun Belt」カンファレンスについても同様に、
トロイ大中央テネシー州立大の2校が「優勝」となっているようです。
(ちなみに、直接対決ではトロイ大が勝ってます)


以上、カレッジフットボール、レギュラーシーズンの最終結果でした。