真の敗因は
NFLレギュラーシーズン最終週の第17週、NHKのBS1で放送していた、
サンフランシスコ・49ers対デンバー・ブロンコスの試合について。
「Play-By-Play」観戦したときに感じたのは、
「ああ、ブロンコスの敗因はRBマイク・ベルが大事なところで走れなかったことだなぁ」、
と思っていたんですけどね。
例えば、オーバータイム最初のドライブで、
「セカンドダウン残り2ヤード」「サードダウン残り1ヤード」と、
連続で走ってファーストダウンを獲得できていなかったり、
最初のフィールドゴール取ったときのドライブでも、
ゴール前残り1ヤードを連続して獲得できなかったり・・・と。
もちろん、それ以外で活躍している場面も多かったのですが、
「ここぞ」というところで獲得できなかったのが痛かった。
ただ、それは、映像を見てみたら、必ずしもベルのせいということもなさそうでした。
オフェンスライン(ブロックに加わっているレシーバーも含む)が、
ディフェンス選手をもらしてしまっていたことが原因、というか、
むしろ、49ersのディフェンスが「ここぞ」というときに素晴らしかった、
・・・と言うべきところなのかもしれません。
もちろん、「高望み」すれば、そうであっても突破してもらいたかった場面。
この試合でもそうでしたが、やっぱり、
RBテイタム・ベルよりRBマイク・ベルの方が頼りになる感じがしましたし、
真の「エース」になるべく、来シーズンには、
もっと成長して戻ってきてもらうことを期待したいですね。
ところで、第2クォーター早々に、怪我のためにサイドラインに下がってしまった、
ブロンコスのQBジェイ・カトラー。
放送では、そのあたりがダイジェストでサクッと飛ばされていましたが、
結局、第2クォーターをほとんど丸々休んでいたので、
この試合の出番はもう無いだろう、ていうか、プレーオフに出たとして、
来週の試合は出場できるのか・・・?
・・・と、ホント、気が気ではありませんでしたよ。
ですので、後半、カトラーが出てきたのには、ホッと一息。
(ただし、いきなりインターセプトリターンタッチダウンを喰らってましたが)
まあ、インターセプトは良くなかったですが、
カトラーとしては、概ねよくやったんじゃないですかねぇ。
今、改めてスタッツを見ていてビックリしたのですが、
「ほぼ第2クォーター丸々」出場していたQBジェイク・プラマーの成績、
どんなだったと思います?
パス2回中0回成功インターセプト1回。
・・・「ほぼ第2クォーター丸々」出場したクォーターバックの成績か?
いや、プラマーを責めているのではありません。
誤解なきよう。
ダイジェストで映像が出ていましたが、
インターセプトのときだって、レシーバーが転んだという運の悪さもありましたし。
僕が問題だと思うのは、ほとんどパスを投げさせなかったプレイコールについてです。
そんなにプラマーに投げさせたくなかったのか・・・?
放送の解説で、「プラマーが悪い、プラマーが悪い」と繰り返し言われていましたが、
少なくともこの試合については、プラマーは何もさせてもらえなかった、
というのが正しい表現なのではないでしょうか。
「第2クォーターのオフェンスを丸々捨てた」結果が、
プレーオフを逃すことにつながったのだとすると、
あまりにも酷い結果なんじゃないですかねぇ。
まあ、カトラーにとってみれば、年々良くなっていく予定(?)なので、
今年いきなりプレーオフに出るよりは、楽しみを来年にとっておいた方が良いのかも、
・・・と、ポジティブに考えておきます。
来シーズンが、早くも今から楽しみですね。
なお、本日の放送の最後でも触れられておりました、
ブロンコスCBダレント・ウィリアムズの銃撃事件についてですが、
ちょっとだけ補足しておきます。
現時点では、容疑者も、事件の原因も、明らかになっておりません。
(事件の直前に、クラブで口論があったらしい、という情報はありますが)
「プレーオフ進出を逃した直後に銃撃された」ということで、
どうしても、「ファンが怒って銃撃した」と受け止められている方が多いようですが、
今のところ、その可能性は薄そうです。
どうぞ、短絡的につなげてしまいませぬよう。
以上、NFL第17週の試合の感想でした。