週間オフェンスラインMVP(スーパーボウル)



では、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。


スーパーボウルの「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
LT ジョン・タイト
シカゴ・ベアーズ
6 9 -7 8
LG ライアン・リルヤ
インディアナポリス・コルツ
32 3.5 -14 21.5
C ジェフ・サタデイ
インディアナポリス・コルツ
18 3.5 0 21.5
RG ロベルト・ガーザ
シカゴ・ベアーズ
14 4.5 0 18.5
RT フレッド・ミラー
シカゴ・ベアーズ
6 9 0 15



勝ったコルツから2人、負けたベアーズから3人。


なんか、コルツのオフェンスラインの面々は、反則の絡みもあったりして、
「良い」と「悪い」が大きく分かれてしまいました。


事前に、「Tタリック・グレンの反則の多さが心配」と書いていて、
そのとおり、第1クォーターに反則を喰らっていましたが、
Gジェイク・スコットも2回反則していて、更に、上の表に入ってますが、
レギュラーシーズン中には1度も反則していなかったリルヤまで2回反則。


ちょっと、コルツのオフェンスライン陣の反則が多すぎましたね。


ただ、ランでの「中央(ちょっと左寄り)突破」の威力は抜群。


反則を2回もしたリルヤが、サタデイと並んで、
今週の「週間オフェンスラインMVP」です。


実は、2人とも、以前にも「週間オフェンスラインMVP」となっていまして、
サタデイが昨シーズンの第9週、リルヤが昨シーズンの第14週でした。


そのときに、それぞれの経歴の紹介はしましたので、ここでは割愛しますが、
実は、この2人には共通点があります。


それは、どちらも「ドラフトで指名されなかった」こと。
そして、「当初は別のチームにいたけど、すぐに解雇されてしまっていたこと」です。


オフェンスラインスターター選手というのは、
基本的に、ドラフト上位で指名されている選手がそのまま活躍しているケースが多い中、
ドラフト外でスターターとなっていること自体、本当に素晴らしいところ。


更に、他のチームでは「要らない」と判断されたのに、スターターとして起用し、
そして、スーパーボウルでも活躍してしまうようになったところに、
今のコルツの凄さを感じます。(しかも2人も!)


お見事でした。


実は、リルヤは、この後、「制限付きフリーエージェント」となります。


恐らく、再契約するものと思われますが、まだまだ若いですし、
これからもしっかりと、コルツのオフェンスを支えていってもらいたいですね。


一方のサタデイは、2003年に6年契約を結んでいるから、まだ大丈夫かな。


来シーズンも、活躍に期待しましょう。


以上、スーパーボウルの「オフェンスラインスタッツ」でした。