「名門校」の見分け方?



では、「ランキング上位校のドラフト有力選手」シリーズ最終回です。


順位も低くなってきていますし、これまでより注目選手も少ないところですので、
ざっと、流す感じで見ていただければ。


まずは、19位バージニア工科大から。


 FB ジェシー・アレン
 WR デイヴィッド・クラウニー
 G ブランドン・フライ
 C ダニー・マッグロウ
 DE ノーランド・バーチェット
 S アーロン・ラウス


まずは、ラウス


セイフティ選手では、「注目校」のときに取り上げたフロリダ大レジー・ネルソン
前々回取り上げたLSUルロン・ランドリー
そして、前回取り上げたテキサス大マイケル・グリフィンあたりが、
今年、「トップレベル」として評価されているようですが、
ラウスは、その3人に次ぐ評価となっているようです。


あとは、クラウニーフライあたりが、そこそこ高い評価、というところでしょうか。


次は、20位ボストンカレッジ


 WR テイラー・スレイ
 G ジェイムズ・マーテン
 G ジョシュ・ビークマン
 CB ラリー・ウノム
 S ライアン・グラスパー


まずは、ビークマン


今シーズンの「オールアメリカン」選出選手ですから、
当然、ドラフトでも大いに注目されるところでしょう。


先日の「シニアボウル」にも出ていたようですが、
さすがに、オフェンスラインの活躍度は、映像を見てもよく分かりません。


ただ、コテンパンにやられていた側のチームでしたからねぇ。
評価が下がっていることもあり得るかも。


もう1人、マーテンも、そこそこ評価されているようです。


今シーズンのボストンカレッジは、オフェンスラインが良かった、
・・・というところでしょうか。


では次に、21位オレゴン州立大


 QB マット・ムーア
 TE ジョー・ニュートン
 T アダム・コーツ
 G ジョシュ・リネハン
 DT ベン・シーガート
 S サビー・ピスクテリー


クォーターバックの名前があったりすると、分かりやすいので特に注目したくなりますが、
ムーアは、さほど高い評価というわけではないようです。


この中で、割と高い評価なのは、ピスクテリー


先ほど、バージニア工科大のところでセイフティ選手の話が出てきましたが、
ピスクテリーも「上位3人に次ぐ2番手集団」の一員、という評価ではあるようです。


他の選手は、さほど高い評価でもないかな。


では次に、22位TCU


 QB ジェフ・バラード
 RB ロンタ・ホブズ
 WR クエンティリー・ハーモン
 WR マイケル・デプリースト
 T ハーバート・テイラー
 S マーヴィン・ホワイト


そこそこの人数は名前が挙がってますが、
全員、それほど注目されているわけではないようです。


前回も書いていましたが、このあたりは、
「非BCSカンファレンス」所属チームだからなぁ、というところでしょうか。


では次に、23位ジョージア大


 RB ダニー・ウェア
 WR ショーン・ベイリー
 TE マートレス・ミルナー
 T ケン・シャックルフォード
 T ダニエル・インマン
 C ニック・ジョーンズ
 DT レイ・ガント
 DE クエンティン・モーゼズ
 DE チャールズ・ジョンソン
 LB ジャーヴィス・ジャクソン
 LB ダニー・ウィーラー
 LB トニー・テイラー
 S トレイ・バトル


で、まあ、こういう「メジャー」な大学になると、
一気に、人数も評価の高い選手も増えるわけで。


注目されるのは、ディフェンスエンドコンビ、モーゼズジョンソンです。


評価が高いのは、モーゼズの方ですが、ジョンソンも負けず劣らず。


前回、アーカンソー大のところで、
今年のディフェンスエンド選手は、「トップ1人」が大きく抜けていて、
「2番手集団」が横並びになっている状況のようだ、
・・・ということを書きましたが、この2人は、どちらもその「2番手集団」の一員。


今後の評価の高まりによっては、2人とも1巡で指名されることだって、
あり得るかもしれません。


あとは、評価の高い選手が少ないタイトエンドポジションで、
そこそこ高い評価を受けているミルナーあたりにも、注目しておくべきでしょうか。


では次に、24位ペン州立大


 RB オースティン・スコット
 RB トニー・ハント
 FB ブランドン・スノウ
 T リーヴァイ・ブラウン
 DT エド・ジョンソン
 DT ジェイ・アルフォード
 LB ティム・ショー
 LB ポール・ポスルーズニー


まずは、なんと言っても、ポスルーズニーでしょう。


この日記でも取り上げていましたが、2年連続の「オールアメリカン」選出選手。
当然、今年のアウトサイドラインバッカーでは、トップレベルの評価を受けています。


1巡指名候補には挙がってくるでしょうから、
アウトサイドラインバッカーが必要そうなチーム」を絞っていくと、
だいたい、何位くらいで指名されるかが見えてくるかもしれませんね。


他の選手では、ブラウン。


前々回、ウィスコンシン大のところで、
Tジョー・トーマスが、「タックル選手でナンバー1」という評価を受けている、
・・・ということを書いていましたが、
ブラウンはそれに次ぐ高い評価を受けているようです。


あとは、ハント


今年のランニングバック選手は、上位2人が抜けている、
・・・ということをたびたび書いていますが、
ハントも、それに次ぐ「3番手候補」選手の1人です。


ペン州立大あたりは、さすが、今年の順位はそこそこでも、
高く評価されている選手が何人もいますねぇ。


では最後に、25位テネシー大


 FB コーリー・アンダーソン
 WR ジェイソン・スウェイン
 WR ブレット・スミス
 WR ロバート・ミーチェム
 T アロン・シアーズ
 DT ジャスティン・ハレル
 DE ターク・マクブライド
 LB マーヴィン・ミッチェル
 CB ジョナサン・ウェイド
 S アントワン・スチュワート


まず、ワイドレシーバーが3人並んでいるのが目に付きますが、
その中で最も高い評価を受けているのは、ミーチェムです。


今年のワイドレシーバーは、「1人」が大きく抜けていて、
2番手集団に5・6人が並んでいる・・・というのが現状の評価のようですが、
ミーチェムも、その「2番手集団」の一員。


ちなみに、これまでに出てきた中で、同じくらいの評価の選手を挙げておくと、
オハイオ州立大WRテッド・ギンUSCWRドゥウェイン・ジャレット
LSUWRクレイグ・デイヴィス、といったところですね。


今シーズンのチーム成績自体は、今挙げた選手たちのチームより劣りますが、
もちろん、今シーズンのチーム成績とドラフト評価とは、別ですからね。


ミーチェムが、これらの「有力」選手たちの間で、今後、どれだけ評価を上げていくか。
そんなところも見ておきたいところです。


他の選手では、ハレルが、ディフェンスタックル選手として、かなりの高評価。


ルイビル大DTアモービ・オコイエミシガン大DTアラン・ブランチなどと、
ほとんど変わらない評価を受けているようで、こちらも先ほどのミーチェム同様、
ここからどれだけ評価を上げていくか、というところでしょうか。


あとは、アンダーソン


前回、ラトガース大のところで、
今年、フルバックで「トップレベル」という評価をされている選手は3人いるようだ、
・・・ということを書いていましたが、アンダーソンは、その「3人」のうちの1人。


ラトガース大FBブライアン・レオナードと同じように、
どういうフルバック選手が評価が高いのか、注目しておきたいところです。


他にも、シアーズマクブライドウェイドあたりもなかなか高い評価のようで、
やはり、今年の順位が25位であっても、
こういう名門校は、注目選手が多いですね。


・・・といったところで。


カレッジフットボールをレギュラーシーズンから追い始めたのは、
今シーズンが最初でしたから、正直、
「いつもは強いけど今年は弱かった」とか、あまり分からないのですが、
なんか、ドラフトで高評価の選手が多いかどうかで、
そのあたりが分かるような気がしてきました。


やっぱり、「名門校」と呼ばれるような大学には、
もともとの素質の高い選手も多く集まっているでしょうしね。


こういうところは、これから何年もカレッジフットボールを追っていくと、
より分かるようになっていくんだろうなぁ。


まだまだ、年月が必要です。


さて、これで、「ランキング上位校のドラフト有力選手」シリーズは終了ですが、
当然、「ランキング上位校」以外にも有力選手は存在しています。


次回は、そのあたりをざっとまとめられたら、と思っています。