週間オフェンスラインMVP(第16週)
では、次は、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。
まず、第16週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。
選手名 | オフェンスライン ポイント |
ラン | パス | 反則 | |
---|---|---|---|---|---|
LT | ジョン・タイト (シカゴ・ベアーズ) |
42 | 40 | 2 | 0 |
LG | カイル・コウジャー (ダラス・カウボーイズ) |
37 | 30 | 7 | 0 |
C | ショーン・オハラ (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
36.5 | 40 | -3.5 | 0 |
RG | ジェイク・スコット (インディアナポリス・コルツ) |
31 | 22 | 9 | 0 |
RT | ケヴィン・シャファー (クリーブランド・ブラウンズ) |
26 | 26 | 7 | -7 |
今週は、全て別々のチームから。
そして、今週の「週間オフェンスラインMVP」はタイトになります。
タイトは、昨シーズンの第8週、ディビジョナルプレーオフ、
そして、スーパーボウルで、「ベストオフェンスライン選手」となっていました。
まあ、スーパーボウルは2チームでの比較でしかないので、
そのときは、非常に低い値での選出でしたが。
そして、「週間オフェンスラインMVP」となるのは、これが初めてです。
タイトは、1999年のドラフトにアーリーエントリーし、
カンザスシティ・チーフスに1巡(全体14位)で指名されNFL入り。
当然、大きな期待をされていたことでしょう。
その年、3試合のスターター出場を含む12試合に出場すると、
翌年からは、基本的に全試合にスターター出場を続けていきます。
(2000年だけは、1試合に欠場)
その間、どれだけの活躍をしたのか、正確なところは知らないのですが、
2003年のシーズン後、フリーエージェントとなったタイトを、
チーフスがフランチャイズ指定していることを考えると、
間違いなく、「期待に応える活躍」を見せていたのだということは言えるでしょう。
そして、更に、そのフランチャイズ指定されたタイトに対し、
ベアーズが契約をオファー。
契約にマッチすれば、残留させることが出来るのですが、チーフスは、これを断念。
タイトはベアーズに移籍することとなります。
その後は、毎年、数試合ずつ欠場する試合があるものの、
13試合・15試合・14試合にスターター出場。
今シーズンも、ここまで、第5週を除く14試合にスターター出場しています。
「怪我がち」ということでもありますが、
その割には、長期間の休養が1回も無いのは、
それらが「良い息抜き」になっているということかもしれませんね。
先ほどもチラッと書きましたとおり、
昨シーズンはスーパーボウルでもスターター出場を果たしていますが、
決して「素晴らしい活躍」というわけではありませんでした。
「左タックル選手」といえば、クォーターバックを守る重要なポジションなわけですが、
ベアーズは、クォーターバックが目立った活躍をしているチームではありませんしねぇ・・・。
しかし、2週間前から、QBカイル・オートンがスターターとなっており、
今週のグリーンベイ・パッカーズ戦では、
悪天候の中でも、なかなか良い活躍を見せ、勝利に導いておりました。
これを機に、タイトの活躍も目立つようになるといいですね。
さて、第16週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。
順位(比) | 選手名 | オフェンスライン ポイント |
試合数 | ラン | パス | 反則 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位(→) | C ジェフ・フェイン (ニューオリンズ・セインツ) |
212.5 | 13 | 154 | 72.5 | -14 |
2位(↑) | C ジェフ・サタデイ (インディアナポリス・コルツ) |
209.5 | 15 | 170 | 46.5 | -7 |
3位(↓) | LT マット・ライト (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
208 | 15 | 112 | 138 | -42 |
4位(→) | LG ライアン・リルヤ (インディアナポリス・コルツ) |
205.5 | 15 | 180 | 46.5 | -21 |
5位(↑) | LG ジェイコブ・ベル (テネシー・タイタンズ) |
168.5 | 15 | 192 | 4.5 | -28 |
6位(↓) | C ダン・コッペン (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
160 | 14 | 122 | 66 | -28 |
7位(→) | LG ローガン・マンキンズ (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
158 | 15 | 138 | 69 | -49 |
8位(↑) | RT ケヴィン・シャファー (クリーブランド・ブラウンズ) |
154 | 15 | 176 | 13 | -35 |
9位(→) | LT エフレイム・サラーム (ヒューストン・テキサンズ) |
152 | 15 | 108 | 100 | -56 |
10位(↓) | LT トニー・ユーゴー (インディアナポリス・コルツ) |
145 | 10 | 64 | 95 | -14 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
先週に引き続き、フェインが1位をキープですが、
一気に2位以下との差は縮まりました。
4位と5位との間が大きく開いているので、
今シーズンの「1位」は、どうやら、この上位4人の中で争われることになった模様です。
来週も、フェインが1位をキープ出来るようなら、
それは、セインツがプレーオフ進出を決めた場合・・・ということになるのかも知れませんね。
(もちろん、他チームとの兼ね合いはありますけども)
なお、この上位10人の中で、プロボウルに選出されたのは、
サタデイ、ライト、コッペン、マンキンズの4人。
なかなかの高率と言えそうですが、まあ、そのうち3人はペイトリオッツの選手なので、
「選手をきちんと評価できた」かどうかは、分からないところですけども・・・。
それに、前にも書きましたが、オフェンスライン選手って、
1番、プロボウル選出基準が怪しい感じがしますしねぇ。
以上、第16週の「オフェンスラインスタッツ」でした。