そっちになったか!



NFLヨーロッパの話だけ先に書いていたのですが、先頭に追記。


サンディエゴ・チャージャーズのQBドリュー・ブリーズ
移籍先がニューオリンズ・セインツに決定した模様です。


うーん、セインツかぁ。


マイアミ・ドルフィンズとどちらか、という話だったので、
どちらかといえばドルフィンズの方を応援していた僕としては、
ドルフィンズに行ってもらいたかったけどなぁ。


ちょいと残念。


WRジョー・ホーン以外、まだよく知らないので、
セインツを応援できるよう、勉強しないと。


新天地でも頑張れ、ブリーズ


なお、ドルフィンズには、ミネソタ・ヴァイキングスのQBダンテ・カルペッパーが、
トレード移籍するとのことです。(トレード相手は、ドラフト2巡指名権)


以上、追記でした。
以下、本編。

ベルリン・サンダーの話



毎日日記を書けるとは限らないので、
実は、この企画が開幕までに終わるかどうか、ちょっと心配していたのですが、
どうやら、終われそうな目処が立ってきました。


・・・とか言っていると、残り1回をずっと書けなかったりして・・・。


というわけで、NFLヨーロッパのチームを順に見ていく企画の5日目。
本日は、ベルリン・サンダー


では、都市情報から。


ベルリンは、人口350万人のドイツ最大の都市にして、ドイツの首都。


歴史を紐解けば、第二次世界大戦まで首都だったベルリンが、
戦後、東西に別れ、東ベルリンが東ドイツの首都となり、(西ドイツの首都はボン)
1990年の再統一で、再びドイツの首都となった、という経緯を辿っています。


フランクフルトの説明のときにも書きましたとおり、
位置的には、ドイツの北東部にある都市で。


東西ドイツ」と「東西ベルリン」ということから、
ベルリンは、ドイツの中間点に位置する街と思えてしまうところですが、
ベルリン自体は完全に旧東ドイツ地域にありまして、
西ベルリンは、旧西ドイツの飛び地だったわけですね。


・・・ということを、今初めて知りました。(恥)


いや、ホント、ずっとベルリンはドイツの中央にあると思っていたので、
最近、この企画でドイツの地図を頻繁に開き、北東部にベルリンがあるのを見て、
「あれぇ? 旧東ドイツって、そんなに狭かったのか?」とか思ってました。


ベルリンの壁」とか、ドイツの真ん中にあったようなイメージがありません?
・・・無いか・・・。


以上、昔、地理も歴史も苦手だった者の呟きでした・・・。
(世界史なんか、中学までしかやってないし)


さておき。


とにかく、ベルリンは、歴史・文化・政治、何においてもドイツの中心。
何か書こうにも、いろいろありすぎるので、これくらいにしておきます。


そういえば、チーム名の「サンダー」は、ベルリン市民の投票で決まったらしいのですが、
由来がどこにも記載されておらず、全く不明でした。
ので、「Thunder」の語源とかから調べたのですが、どうやらそれが大正解で。


どうも、北欧神話に「トール」という神様がいまして。
トールは「力」と「雷」を司り、手に持つ鎚(ハンマー)で、
次々と敵を打ち倒していったという、そういう神様のようです。


その「トールのハンマー(Thor's Hammer)」が、「Thunder」の語源なんだそうです。


で、北欧神話の神様の中でも、
トールはドイツでかなり信仰されているようなんですよね。


それで、ベルリンに新しいチームが出来るとなったときに、
サンダー」という名前が候補に挙がったのではないでしょうか。


ちなみに、チームのロゴは、まさしく「ハンマー」です。


おお、我ながら、よくここに行き着いた!
ちょっと感動。


・・・歴史の話から始まって、北欧神話の話にまでなってしまいました。
一体、これは、何の日記なんだ・・・。


というわけで、そろそろチームの話に。


 http://www.nfljapan.co.jp/europe/team/index_thu.html


昨日、フランクフルト・ギャラクシーのことを「強豪チーム」と書きましたが、
近年の「最強チーム」は、サンダーの方でしょう。


何せ、2001年にワールドボウル初出場・初制覇を果たすと、
昨年までの5年間で、4度のワールドボウル出場と3度の制覇。


かなり、「王朝」を築いています。


NFL本体も、サラリーキャップ制度のおかげで選手移動が激しいですが、
NFLヨーロッパなんて、その比ではなく、
毎年、メンバーがガラリと入れ替わります。


それなのに、毎年のこの強さ。
やはり、「首都のチーム」ということで、気合の入り方も違うのでしょうか・・・?


まあ、基本的にコーチ陣は変わらないので、
アメリカンフットボールではコーチと戦術が重要」ということが、
こういうところからも言えるのかもしれません。


日本人選手ですが、上記「NFL JAPAN」のチーム紹介にもありますように、
昨シーズン、Cマサカズ・ゴウダが初めてサンダーに所属し、
そして、今シーズンも引き続き、所属しております。


昨シーズンは2試合に出場。
今シーズンは、更なる活躍を見せてもらいたいですね。


 デプスチャート::ベルリン・サンダー


さて、他のメンバーを見ていきましょう。


クォーターバックは、クリーブランド・ブラウンズのQBラング・キャンベル
シカゴ・ベアーズのQBのB・J・シモンズ
グリーンベイ・パッカーズのQBブライアン・ローベルの3人。


スターターは、キャンベル
練習では、かなり良いところを見せているようです。


ランニングバックは、サンディエゴ・チャージャーズRBジョナサン・エヴァンズ
ニューヨーク・ジェッツRBリトルジョン・フラワーズ
それから、フリーエージェントRBマーティ・ジョンソン
(元マイアミ・ドルフィンズRBベン・モアタイトエンド登録?)


他に、チャージャーズRBデレック・ファーマーが、インジャリーリザーブにいます。


ファーマーがエース格のようですが、
それ以外の中では、ジョンソンが良い動きを見せていたようで。


まだ、NFLチームと契約を結んだことは無いのですが、
大学時代は、ユタ大フィエスタボウルで勝利した2004年シーズンの中心メンバーで、
(つまり、現サンフランシスコ・49ersのQBアレックス・スミスのチームメイトでした)
なかなかの活躍を見せていたようです。


是非、ここで活躍して、NFLへステップアップしたいところですね。


ワイドレシーバーは、ニューオリンズ・セインツWRランス・ムーア
アトランタ・ファルコンズWRロバート・レッド
シアトル・シーホークスWRC・J・ジョーンズ
サンディエゴ・チャージャーズWRケイロン・ヘンリーなど。


練習でコンスタントに活躍しているのが、ジョーンズ
良いターゲットとなっている模様です。


昨シーズンは、ケルン・センチュリオンズ所属で、
ワイドレシーバーとしての出場のほかに、リターナーとしても出場していたようで。
今シーズンも同じように、両方で活躍を見せてくれるのでしょうか。


ディフェンス陣では、ジャクソンビル・ジャガーズDEエルトン・パターソンと、
ナショナルプレーヤー(ドイツ人)のSSオリヴァー・フレミングの名前が、
スクリメージ練習の際に挙がっていました。


フレミングは、昨シーズンもサンダー所属。
地元ですから、やはり、活躍すると非常に盛り上がりそうですねぇ。


是非、そんな活躍を見せてもらいたいものです。


キッカーは、タンパベイ・バッカニアーズKゼイヴィアー・ベイティア
パンターは、同じくバッカニアーズPブライアン・シンヤノフスキー


ちょっと話が逸れますが、バッカニアーズ、なんかキッカーが多いですよねぇ。


Kビリー・カンディフと契約したと思ったら、
フリーエージェントになったKマット・ブライアントとも再契約しているし。


他に、Kマイク・シェイファーという選手もいるし。


更に、ドラフトでは、オハイオ州立大Kジョシュ・ヒューストンに興味を持っている、
とかいう噂もあったりするし・・・。


・・・どうするんだ、そんなに集めて。


ベイティアにしてみても、ここで活躍を見せたとして、
果たして、バッカニアーズに居場所が残っているのかどうか・・・。


・・・そんな不安を抱えながらのNFLヨーロッパ挑戦?


とまあ、そんなところで。


チーム状況としては、ニュースを読む限り、
派手さはないけれども、それなりに順調なようです。


ただ、優勝争いをするほどのインパクトは感じないかなぁ。


今後も「王朝」を続けられるかどうか。
それとも、ここから陥落していくのか。


そんな、試金石のシーズンとなるかもしれませんね。