週間MVP受賞者(第6週)
例によって、時間が取れないときはNFLヨーロッパの話題だけになってしまってます。
すいません。
今週末は、いよいよNFLドラフトなので、
「最もあり得そう」なのに、どこにもない「モックドラフト」の「直前版」を、
週末までには集計して掲載したいと考えています。
さて、本日はNFLヨーロッパ第6週の週間MVP受賞者の紹介ですが、
その前に、興味深い記事がありましたので、そちらから。
リターナーとして大活躍中のアムステルダム・アドミラルズWRノリアキ・キノシタですが、
現在、キックオフリターンの平均獲得ヤードが31.8ヤード(13回)。
もし、この平均獲得ヤードをシーズン終了まで維持したとすると、
なんと、歴代(!)3位になるんだそうです。
素晴らしい・・・というか、そんなのを通り越して、とんでもないですねぇ。
もはや、NFLチームが黙ってはいないでしよう。
キノシタは、第6週の試合中に怪我をしてしまったようで、
第7週は出場してこないかもしれませんが、これだけ活躍していれば、
「怪我が治っても戻る場所がなかった」ということにはならないでしょう。
しっかりと治して、再登場を心待ちにしたいですね。
では、第6週の週間MVPを、いつもどおり簡単に紹介したいと思います。
オフェンス部門 | RB ロジャー・ロビンソン (フランクフルト・ギャラクシー) |
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ディフェンス部門 | CB レイション・リード (ハンブルグ・シーデビルズ) |
スペシャルチーム部門 | K デイヴィッド・キンボール (フランクフルト・ギャラクシー) |
ナショナルプレーヤー部門 | WR スコット・マクリーディ (ハンブルグ・シーデビルズ) |
今週は、ギャラクシーとシーデビルズから2人ずつ選出。
ギャラクシーはともかく、シーデビルズから2人というのは、ちょっと意外な感じでしょうか。
オフェンス部門は、今シーズン4回目の100ヤードラッシュを達成し、
チームの勝利に大きく貢献したロビンソン。
今シーズン2回目の週間MVP受賞です。(前回は第2週)
試合の感想でも書きましたが、前半はやや動きの悪いところもあったロビンソン。
第1クォーターでは、6回19ヤードの獲得に終わっていますが、
徐々に良くなって、第4クォーターでは、11回68ヤードを獲得しています。
特に圧巻は、最後の逆転ドライブでして、この1シリーズだけで5回47ヤード獲得と、
逆転への大きな推進力となりました。
そのとき、逆転の25ヤードフィールドゴールを成功させたキンボールが、
スペシャルチーム部門での受賞です。
キンボールは、この試合、4本のフィールドゴールを成功。
2本外していますが、47ヤードと49ヤードの長い距離ですから、
他の4本を成功させていることで、十分埋め合わせは出来ているでしょう。
「最後の1本」だけがどうしても目立ちますが、途中のどの「1本」も、
外していたら勝利はなかったかもしれませんので、どれも「値千金」の成功です。
前半、やや決め手を欠くオフェンスにあって、非常に良い仕事をしました。
ワールドボウル出場争いに残ったギャラクシーにとって、
「得点源」であるこの2人は、今後、更に大事な存在となっていくでしょうね。
ますますの活躍が楽しみです。
さて、ディフェンス部門は、シーデビルズのリードが受賞。
どんな活躍をしたかと言いますと、まず、前半の終盤、敵陣39ヤード地点まで攻め込んだ、
ケルン・センチュリオンズQBクリフ・キングズバリーのパスを、
10ヤード地点で見事にインターセプト。
前半を3対3の同点で折り返すことに貢献します。
次に、第3クォーター半ば、3対6とリードされた局面で、
センチュリオンズWRマイケル・ガスパーソンがファンブルしたボールを、
敵陣30ヤード地点でリカバー。
そのままエンドゾーンまで走りこんでタッチダウン。
見事に逆転に成功しました。
更に、その直後のシリーズで、やはり敵陣39ヤード地点まで攻め込んだ、
センチュリオンズQBシェイン・ボイドのパスをインターセプト。
第3クォーター終了時点で、シーデビルズが10対6とリードする展開となりました。
・・・なのに勝てなかったのが、シーデビルズの悲しさですが。
リードの活躍は、文句なしに素晴らしいものでしたので、
ちょっともったいない感じですねぇ。
ナショナルプレーヤー部門は、同じくシーデビルズから、
イギリス人のWRマクリーディが受賞。
ロビンソンと同じく、第2週に引き続き、今シーズン2回目の受賞となります。
マクリーディは、6回139ヤード獲得。
特に前半は、4回105ヤードの活躍でした。
しかし、前半それだけ活躍しても、結局「3点」にしかつながっていないのが、痛いところ。
・・・やはり、シーデビルズの悲しさです。
週間MVPを受賞した、この2人の活躍は素晴らしいのですが、
それがかえって、シーデビルズの「どうにもならなさ」を引き立てているような、
そんな気がしてきました・・・。
以上、NFLヨーロッパ第6週の週間MVP受賞者の紹介でした。