BCSランキング発表とカンファレンス内状況



NHKBS1で、予定を変更してマンデーナイトゲームが放映されていましたが、
この試合の感想は、念のため、明日の放送後まで掲載しないでおきます。


いやぁ、しかし、一昨日、「火曜日に放送追加をお願いします」とか書いてましたが、
可能性はあると思っていたので、こまめに放送予定をチェックしていてよかったです。
おかげで、結果を知らずに試合を見ることが出来ました。


NHK様、ありがとうございます!


さて、そんなわけで、本日は、カレッジフットボールの話題を。


先日書きましたように、日曜日に、今年最初の「BCSランキング」が発表されました。
どんな感じになっているのでしょうか。


通常は、ベスト10までだけの紹介ですが、
初回ですので、25位まで全部掲載しておきますね。


 1位 オハイオ州立大Big Ten) 7勝0敗 <注目>
 2位 USCPac-10) 6勝0敗 <注目>
 3位 ミシガン大Big Ten) 7勝0敗
 4位 オーバーン大SEC) 6勝1敗
 5位 西バージニア大Big East) 6勝0敗 <注目>
 6位 フロリダ大SEC) 6勝1敗 <注目>
 7位 ルイビル大Big East) 6勝0敗
 8位 ノートルダム大独立校) 5勝1敗 <注目>
 9位 テキサス大Big 12) 6勝1敗
 10位 カリフォルニア大Pac-10) 6勝1敗
 11位 テネシー大SEC) 5勝1敗
 12位 クレムソン大ACC) 6勝1敗
 13位 アーカンソー大SEC) 5勝1敗
 14位 オレゴン大Pac-10) 5勝1敗
 15位 ボイジー州立大WAC) 7勝0敗 <非>
 16位 ラトガース大Big East) 6勝0敗
 17位 ネブラスカ大Big 12) 6勝1敗
 18位 LSUSEC) 5勝2敗
 19位 ジョージア工科大SEC) 5勝1敗
 20位 ボストンカレッジACC) 5勝1敗
 21位 ウィスコンシン大Big Ten) 6勝1敗
 22位 オクラホマ大Big 12) 4勝2敗 <注目>
 23位 アイオワ大Big Ten) 5勝2敗
 24位 ミズーリ大Big 12) 6勝1敗
 25位 タルサ大C-USA) 5勝1敗 <非>


所属カンファレンスや勝敗数も並べてみました。
「注目」と書いてあるのは、今シーズン注目しているノートルダム大+「11校」、
「非」と書いてあるのは、「非BCSカンファレンス」のことです。


1位がオハイオ州立大なのは当然として、
注目の2位は、USCになりました。


実は、最新の「AP通信」ランキングでは、2位はミシガン大になっています。
このあたり、まだまだ微妙なところですからね。
人によって、どちらが上かは、意見が分かれるところでしょう。


フロリダ大に勝ったオーバーン大が、4位に「カムバック」。
そのフロリダ大は6位。


ノートルダム大は8位。
現在の位置をキープできれば、「4大ボウル」に出場できます。


カンファレンス別では、「SEC」カンファレンス所属チームが6校で、やはり最多。
Big Ten」カンファレンスと「Big 12」カンファレンスが4校ずつ。
Big East」カンファレンスと「Pac-10」カンファレンスが3校ずつ。
ACC」カンファレンスが2校。


・・・と、以上が「BCSカンファレンス」。
「非BCSカンファレンス」からは2校だけランクインしており、
7勝0敗のボイジー州立大の15位が最高位です。


対戦相手の関係が大きいですが、無敗でもこの順位になる、というところからも、
「非BCSカンファレンス」の評価の低さが、よく分かるかと。


ちなみに、「非BCSカンファレンス」所属チームが「4大ボウル」に出場するためには、
最終的に12位以内になるか、もしくは、
BCSカンファレンス」のいずれかの優勝校よりも上位になった場合は、
16位以内でもOK、ということになっています。


今現在で言えば、「ACC」カンファレンスの最上位校は12位のクレムソン大ですから、
ここを上回れれば、現在の順位でもOK、ということですね。
(もちろん、クレムソン大が優勝するかどうかは分からないですし、あくまで仮の話です)


「無敗なのに評価が低い」といえば、16位のラトガース大もですね。
同じ「Big East」カンファレンスで、全く同成績の西バージニア大ルイビル大は、
それぞれ5位・7位ですから、このあたりが、ランキングの面白いところでもあります。


個人的には、注目している大学が上位に何校もいるのが、嬉しいことですね。


さて今回は、各カンファレンスの状況も見てみましょう。
簡略化のため、各1位の大学(ディビジョンが分かれている場合は両方)と注目校だけ。


ACC
  ATLANTIC
   クレムソン大 3勝1敗(6勝1敗)
  COASTAL
   ジョージア工科大 3勝0敗(5勝1敗)
   マイアミ大(フロリダ) 1勝1敗(4勝2敗) <注目>
Big 12
  NORTH
   ネブラスカ大 3勝0敗(6勝1敗)
  SOUTH
   テキサス大 3勝0敗(6勝1敗)
   オクラホマ大 1勝1敗(4勝2敗) <注目>
Big East
   ピッツバーグ大 2勝0敗(6勝1敗)
   西バージニア大 1勝0敗(6勝0敗) <注目>
Big Ten
   ミシガン大 4勝0敗(7勝0敗)
   オハイオ州立大 3勝0敗(7勝0敗) <注目>
C-USA
  EAST
   南ミシシッピ大 2勝1敗(4勝2敗)
   UCF 1勝1敗(2勝4敗) <注目>
  WEST
   タルサ大 2勝0敗(5勝1敗)
MAC
  EAST
   ケント州立大 4勝0敗(5勝2敗)
   アクロン大 0勝2敗(2勝4敗) <注目>
  WEST
   中央ミシガン大 4勝0敗(4勝3敗)
MWC
   空軍士官学校 3勝0敗(3勝2敗)
   ユタ大 2勝1敗(4勝3敗) <注目>
Pac-10
   USC 4勝0敗(6勝0敗) <注目>
SEC
  EAST
   フロリダ大 4勝1敗(6勝1敗) <注目>
  WEST
   アーカンソー大 3勝0敗(5勝1敗)
Sun Belt
   アーカンソー州立大 2勝0敗(4勝2敗) <注目>
WAC
   ボイジー州立大 3勝0敗(7勝0敗)
   ネバダ大 0勝2敗(3勝3敗) <注目>


大学名の次に書いてある勝敗はカンファレンス内対戦の成績で、
カッコ内が全対戦成績になります。


今まで、「全対戦成績」だけに注目してきましたが、
実は、カンファレンス優勝を決定するときには、
カンファレンス内対戦の成績が優先されます。


極端な話をすれば、「カンファレンス内6勝1敗で全体11勝1敗」のチームと、
「カンファレンス内7勝0敗で全体7勝5敗」のチームがあったら、
後者がカンファレンス優勝、ってことですね。(まず、あり得ませんが)


これまでも、「同カンファレンス対決だから負けられない!」とか書いてきたのは、
そんな理由があったわけです。


というわけで、ランキング上位のオハイオ州立大西バージニア大が、
現時点では「カンファレンス1位」にはなっていないんですな。
(あくまで途中経過なので、全く気にする必要はありませんが)


しかし、何が意外って、「Sun Belt」カンファレンスで、
アーカンソー州立大が1位になっていることで。
・・・いや、散々いろいろと書いてきて、すいません。


アクロン大とかネバダ大とかは、早くもカンファレンス優勝が消えた感があり、
なんとも寂しい限りです。


・・・と、そんなところが、現在の状況となります。


レギュラーシーズン折り返しを過ぎ、大体勢力図が見えてきましたが、
もちろん、まだまだ、重要な試合は目白押しです。


今後は、ボウルゲームに向けて、全体的な順位も気になりますが、
カンファレンス優勝争いも気になってくるところですので、
「全体の状況」と「カンファレンス内の状況」を、両方とも見ていきたいと思っております。


本日は、こんなところで。