各国の「競技人口率」
「アメリカンフットボールワールドカップ」開幕まで、あと数日。
いよいよ、今週末、7月7日から始まります。
ぼちぼち、テレビや新聞等でも紹介されているようで、
「アメフトのワールドカップが開かれるなんて誰も知らないだろう」と、
結構多くの人が言っている(=知っている)という変な状況になりつつあったり。
まあ、そういうイメージなのは、仕方がないところだと思いますし、
なんにせよ、話題に上るのは、良いことですね。
今までアメフトに興味が無かった人にも、
また、アメフトといえばNFLしか見ていなかった人にも、
せっかくの機会ですから、是非、注目してもらいたいものです。
公式ページも、ちょっと前までとは打って変わって、
いろいろな情報が揃ってきました。
各チームの紹介、ロースター表などは、試合前に見ておくと良いかもしれませんね。
そんな中から、本日は、各国の「競技人口」を取り上げてみます。
・・・といっても、その数字自体なら公式ページを見ていただければいいだけなので、
ここでは、各国の全人口におけるアメフト競技人口、という「競技人口率」を計算してみて、
アメフト普及度のランキングでも作成してみましょうか。
では、問題です。
日本、アメリカ、スウェーデン、ドイツ、フランス、韓国。
この中で、最もアメフトの「競技人口率」が高い国はどこでしょうか?
・・・って、そんなのは、アメリカに決まってますね。
では、2番目に高い国はどこでしょうか?
さあ、考えてみてください。
もう1つ問題を出しておきましょう。
日本の「競技人口率」は、この6ヶ国の中で何位でしょうか?
簡単?
いやいや、実は・・・。
・・・・・・。
では、答えです。
順位 | 国名 | 競技人口率 | 比率 |
---|---|---|---|
1位 | アメリカ | 0.5000% | 200.0 |
2位 | スウェーデン | 0.0222% | 8.9 |
3位 | ドイツ | 0.0200% | 8.0 |
4位 | 日本 | 0.0143% | 5.7 |
5位 | フランス | 0.0064% | 2.6 |
6位 | 韓国 | 0.0025% | 1.0 |
表の1番右の数字は、韓国の競技人口率を「1.0」としたときの比率です。
各国の普及度の差を見るには、そちらの方が分かりやすいかな。
というわけで、第1問は「スウェーデン」。
第2問は「4位」。
いやぁ、結構、意外な結果ではないでしょうか。
少なくとも、問題を見るまでは、
日本が2位だと思われていた方が、多かったのでは・・・?
これによれば、以前僕が、
「決勝がスウェーデン対ドイツというのもあり得るかも」と書いたことが、
割と現実味を持ってくるかもしれません。
裏を返せば、そんな状況の中で、日本が過去2連覇しているというのは、
本当に素晴らしいことなんだとも言えるわけで、
過去の実績は、素直に称えておきたいところですね。
もちろん、「競技人口率」が、そのまま各国代表の「強さ」を表すわけではありませんが、
(特にアメリカ代表などは、国の「ベストメンバー」には程遠いわけですし)
1つの指標にはなると思います。
試合を見るときの「エッセンス」として、是非、頭の片隅に置いておいてくださいな。
本日は、そんなところで。