乱れ飛ぶロングパス
NFL第13週サーズデーナイトゲーム、
グリーンベイ・パッカーズ対ダラス・カウボーイズの試合の感想を。
まず、QBブレット・ファーヴの負傷退場については、非常に残念なところで。
いつものように、「Play-By-Play」で観戦しましたが、
何が凄いって、ロングパスを意味する「deep」の文字が、乱れ飛ぶ、乱れ飛ぶ。
ファーヴが出場している第2クォーター途中までの段階で、
両チーム合わせて11回もロングパスが出ていました。
ちなみに、正確な数字は分かりませんが、
普通は、1試合で5回くらいなものですよ。
もう、それだけで、笑って見てましたけどもね。
まさか、ファーヴが負傷退場することになろうとは。
最終的には、18回ものロングパスが出ましたが、
うち、パッカーズQBアーロン・ロジャーズのものは2回だけですから、
如何に、ファーヴとカウボーイズQBトニー・ロモが、投げ込みまくっていたか、
ということが分かるというものです。
最後までファーヴが出ていたら、とんでもないことになっていただろうなぁ。
とにかく、次週の試合で復帰できることを願いたいと思います。
でも、ロジャーズも頑張りましたね。
おかげで、最後まで面白い展開となりました。
ロジャーズは、ドラフト1巡指名されながらも、
ほとんど出番がないまま、3年目のシーズンとなっておりましたから、
(何試合か、途中出場したことはありますが)
実質、この試合が「デビュー戦」と言っても良いくらいだったと思います。
その「デビュー戦」が、全米の注目する、この試合になり、
しかも、そこそこの活躍ができたというのは、
本人にとっては、良いことだったのではないでしょうか。
さすがというところかも知れませんね。
サイクルの早い現代では、プロ入り2・3年で評価が定まってしまうことが多いのですが、
そんな中、たまにはこういう選手がいてもいいなぁ、と思う次第。
「将来の活躍」に期待したい選手です。
さて、一方のカウボーイズ。
ロモが素晴らしかったのはもちろんのことですが、
レシーバー陣でも、特に目立って調子が良かった選手が2人いました。
まずは、WRテレール・オーウェンズ。
大事な場面で、ロモのロングパスが出たら、
それは大体、オーウェンズがターゲット。
しかも、30ヤード以上のものが何本も決まるのですから、破壊力抜群です。
僕は、パッカーズを応援しながら見ていましたので、
「うわぁ、またやられたよ・・・」という感じでした。
そして、もう1人、そこまで目立たないながらも、
試合終盤にやられまくったのが、TEジェイソン・ウィッテン。
第4クォーター、3点差、まだまだいける・・・!
・・・という希望を、見事に打ち砕いてくれるかのように、
パス成功13ヤード獲得ファーストダウン更新、
パス成功13ヤード獲得ファーストダウン更新、
パス成功12ヤード獲得ファーストダウン更新、
パス成功13ヤード獲得ファーストダウン更新。
・・・いや、ここまで同じようなことが繰り返されると、恐ろしいですわ。
結局、そのドライブはタッチダウンに結びつき、突き放されてしまったのでした。
もちろん、カウボーイズは、RBマリオン・バーバーも相変わらずの好調さですし、
やっぱり、凄いオフェンスですね。
今後の「快進撃」にも期待したいと思います。
というわけで。
ファーヴが負傷した上に、パッカーズが負けてしまって、残念ではありましたが、
なかなか楽しませてもらった試合でした。
以上、第13週サーズデーナイトゲームの感想でした。