2日目はキッカーに注目・・・?
昨日に引き続き、スカウティングコンバイン2日目のビデオを見ました。
本日から参加するのは、半分に分かれていたランニングバック組の残りと、
クォーターバック組、そして、ワイドレシーバー組で、
昨日と同様に身体測定からスタートです。
が、ちょうどこの番組の収録時に、他のポジションに先駆けて、
キッカーのワークアウトが始まっていたので、その模様が流れていました。
ただ、やはり注目されていないのか、
キッカーたちが黙々と蹴り続けている様子を映しながら、
解説者たちはクォーターバックの話をしている、という、なんとも微妙な扱い。
なんとなく、「たまたま今やってるから、とりあえず映すけどね」という感じで。
後に、始まって1時間以上経ってから、ようやくキッカーの話題に触れたかと思ったら、
30秒くらいでその話は終わりました。
・・・そんな扱い。
キッカーの話題を聞きたい方は、
ビデオの「1時間10分」あたりにご注目ください。(30秒だけだけど)
そうそう、先ほど「黙々と蹴り続けている」と書きましたが、本当に黙々と蹴ってまして。
昨日、オフェンスライン組がベンチプレスをやっている様子が、
「盛り上がってやっているみたい」と書きましたが、
そんな盛り上がりなど一切なく。
ただボールの音が響いているだけでした。
心なしか、見ているスカウト陣の人数も少なかったような・・・。
・・・何か、寂しさ満点でした。
ちょっと注目されていたのは、オハイオ州立大のKジョシュ・ヒューストン。
オハイオ州立大のキッカーのポジションは、
昨年まで、現ニューヨーク・ジェッツのKネイト・キーディングが君臨していて、
他の者は出る幕がなかったのですが、
そのキーディングが抜けたら、控えだったヒューストンが素晴らしい活躍をして、
一気に注目される存在となったようです。
(3月7日訂正:「マイク・ニュージェント」の間違いです。何を勘違いしていたのか・・・)
さすがに、キーディングのように2巡指名ということはないでしょうが、
何巡目でドラフト指名されるか、注目したいですね。
「キッカー」と書きましたが、同時にパンターも登場しており、
また、ロングスナッパーも出ていました。
そういえば、ここまでロングスナッパーは全然話題に出てきてなかったなぁ。
一応、3人参加しているんですけどねぇ。
見ていたら、「即席キッキングチーム」を作って、
ロングスナッパーが投げ、パンターがホールダーとなり、キッカーがキックする、
というようなこともやっていたりもしました。
・・・もしや、ロングスナッパーは、このためだけに呼ばれたのか・・・?
そのほか、キッキングティーに置いたボールを蹴ったり、
ホールダーがあらかじめボールを持っていて蹴ったりと、
いろいろとやっていたのですが、1つ意味が分からなかったのは、
エンドゾーンの真ん中からゴールポストに向けて蹴っていたもので。
距離にして、「5ヤードのフィールドゴール」。
・・・何を見るためのものなんだろう・・・。
あ、そうか。
ひょっとして、ゴールポストを「相手ディフェンスライン」に見立てて、
すぐに蹴ったボールに高さが出るかどうかを見たかったのかも。
今、これを書いていて、ようやく思い至りました。
・・・というように、ずっとキッカーのワークアウトに注目出来たのは、
解説者が何をしゃべっているのか分からなかったから、だったりしますが。
怪我の功名? (こういうときに使う言葉か・・・?)
まあ、キッカーの話題はそんなところで。
本日の中心は、クォーターバックです。
公式記者会見には、USCのQBマット・ライナート、テキサス大のQBヴィンス・ヤング、
バンダービルト大のQBジェイ・カトラーの3人が登場。
あと、「公式でない」記者会見で映ったのは、
バージニア工科大のQBマーカス・ヴィック。
名前から見て想像が付くと思いますが、
アトランタ・ファルコンズのQBマイケル・ヴィックの弟。
なのですが、これまで様々なトラブルを起こしてきており、
今シーズンのボウルゲームでは、相手選手を故意に踏みつけるということをして、
ついに、退学処分を下されて、アーリーエントリーでNFL入りすることにした、
・・・という経緯を辿っている選手です。
そんなこともあって、さすがに報道陣には注目されていますね。
ただ、度重なるトラブルにより、ヴィックを敬遠する声も挙がっており、
もしかしたら、ドラフト指名されないかもしれない・・・とも思われています。
実力は確からしいんですけどね。
このあたりがどう判断されるのか、今年のドラフトの注目点の1つになっています。
クォーターバック以外では、メンフィス大のRBデアンジェロ・ウィリアムズ、
そして、コロラド大のWRジェレミー・ブルームが公式記者会見に登場。
トリノから帰ってきたばかりのブルーム。(モーグル決勝の結果は残念でした)
ここ2年アメフトから遠ざかっている選手ではあるのですが、
さすがに注目されているようですねぇ。
現時点では「3巡指名相当」と見られているようですが、試合に出ていなかっただけに、
このスカウティングコンバインの結果次第で、
大きく指名順位が上下することになりそうです。
ワークアウトでの動きに注目したいですね。
で、昨日・今日と、多くの選手の身体測定が行われたわけですが、
その結果の一部が公式ページに載っていましたので、ちょっと紹介します。
まず、最も身長が高かった選手。
オフェンスライン組:207cm=デニス・ローランド(ジョージア大)
ランニングバック組:187cm=ギルバート・ハリス(アリゾナ大)
ワイドレシーバー組:194cm=マーケス・コルストン(ホフストラ大)
クォーターバック組:195cm=マット・ライナート(USC)
ライナート、やっぱり身長高いんだなぁ。
ピッツバーグ・スティーラーズのQBベン・ロスリスバーガーと同じくらいなのか。
そういえば、体型的に似ているかも。
逆に、最も身長が低かった選手。(オフェンスライン組以外)
ランニングバック組:168cm=コーリー・ロス(ネブラスカ大)
ワイドレシーバー組:173cm=シノリス・モス(マイアミ大(フロリダ))
クォーターバック組:179cm=デイヴィッド・アンダーソン(コロラド州立大)
モス、低いんですね。
すばやい動きで相手を振り切るような、そんなプレースタイルなのでしょうか。
なお、アンダーソンは、「ワイドレシーバー」として参加しているはずなのですが、
クォーターバック組で紹介されてました。
なんでだろ。
さて次に、最も体重が重かった選手。
オフェンスライン組:161kg=マックス・ジーンギリス(ジョージア大)
ランニングバック組:115kg=ノーファフ・ターイ(BYU)
ワイドレシーバー組:109kg=デレイニー・ウォーカー(中央ミズーリ州立大)
クォーターバック組:118kg=ブルース・ユージーン(グランブリング州立大)
まあ、オフェンスライン以外は、重いといってもさほどでもなく。
・・・と思ってしまったのですが、100キロ超えてるんだから、十分重いか。
そして、最も体重が軽かった選手。(オフェンスライン組以外)
ランニングバック組:91kg=レジー・ブッシュ(USC)
ブライアン・カルホーン(ウィスコンシン大)
ジェローム・ハリソン(ワシントン州立大)
コーリー・ロス(ネブラスカ大)
リオン・ワシントン(フロリダ州立大)
ワイドレシーバー組:78kg=ジェレミー・ブルーム(コロラド大)
クォーターバック組:88kg=デイヴィッド・アンダーソン(コロラド州立大)
いや、ランニングバック組、5人が全く同じ体重って・・・。
・・・本当なのか? (いや、本当なんだろうけども)
何かの間違い(記事を書いた人の勘違いとか)のような気がしないでもないけど・・・。
そして、ブルームは、さすがの「軽さ」。
モーグル選手ですもんねぇ。
多分、フットボールをしていた2年前までより軽くなっているのでしょうが、
果たして、実戦になったときに当たり負けしないかどうか、というところでしょうね。
・・・と、そんなところでした。
そうそう、本筋とは全然関係ないのですが、昨日に引き続き、
解説は元インディアナポリス・コルツヘッドコーチのジム・モーラ(お父さんの方)。
で、最後のほうに、ゲストとしてファルコンズのCBデアンジェロ・ホールが、
登場してきたのですが、そのときにモーラが発した質問。
「どうしたらファルコンズは、プレーオフに戻ってこれますか?」。
・・・いや、それは息子さんに聞いてくださいよ。
まあ、「狙った」んでしょうけども、笑ってしまいました。
2日目は以上で。
「3日目」は、いよいよランニングバックの40ヤード走があり、注目されます。
確か、予定では、これを書いている今この瞬間に行われているはず。
明日の朝、ビデオを見るのが楽しみです。