「反則の少ないチーム」=「強いチーム」
まず、昨日の補足から。
怪我で退場したアトランタ・ファルコンズのDEジョン・エイブレアムですが、
伝え聞こえてくる限りでは、さほど酷い怪我ではないようですね。
とりあえずは良かったです。
そういえば、例の「ディフェンス選手の新能力指標」を、昨日の試合分まで出してみたら、
ピッツバーグ・スティーラーズのSSトロイ・ポラマルを上回って、
エイブレアムが1位になってました。
いやぁ、「見た印象」と値が一致する、というのはいいですねぇ。
まだ「暫定版」なので、場合によっては調整しないとなぁ、と思ってたけど、
これなら、そのままでもいいかも。
ちなみに、この「ポジションが違う選手同士を比べる」ことができるのも、狙いの1つ。
良さげなので、今シーズンからこれをフルに活用し、
ディフェンスの注目選手を絞っていこうかな。
ちなみに、現在2位は、シンシナティ・ベンガルズのDEジャスティン・スミス。
3サックを挙げていました。
で、3位がポラマルです。
さて、他の補足。
敗因について。
バッファロー・ビルズの「大逆転負け」の顛末については、昨日書いたとおりですが、
大きなミス以外にも、そもそも反則が多すぎたのがダメだったと思います。
僕がよく書くフレーズですが、
「ファーストダウンを更新したと思ったら反則で無効、
相手のサードダウンを止めたと思ったら反則でファーストダウン更新」、
というのが、この日のビルズにもよく見受けられました。
こういうことをやってるチームは、もう、必ずといっていいほど負けますね。
さすがに第1週ということもあり、この日は他のチームも反則が多かったのですが、
ビルズの対戦相手ニューイングランド・ペイトリオッツは1回だけ。
これでは、負けて当然なのでしょう。
敗因その2。
最初は良いと思われたヒューストン・テキサンズのQBデイヴィッド・カーですが、
途中から、サックされることが多くなり、最終的には5サック。
・・・全然、変わってないじゃん・・・。
テキサンズはとにかくサックされるのを減らさなければ、というのを、
一体、何年言われ続けることになるんでしょうか・・・。
・・・今年中になんとかしてください。
もう1つ補足。
昨日、テネシー・タイタンズのQBケリー・コリンズが、
「インターセプトされまくっていた」と書きましたが、
後からスタッツを見てみたら、2回だけでした。
(他に、途中出場のQBヴィンス・ヤングが1回)
あれ?
もうちょっと多かった印象があったんだけど・・・。
・・・QBビリー・ヴォレックの件が、僕に多く見せたのか・・・?
まあ、そもそもパス失敗が多かったせいもあるでしょうけどね。
さて、昨日触れたのは、「日曜日13時開始の試合」の中からでしたが、
夕方開始の3試合の中から、1つだけ。
サンフランシスコ・49ers対アリゾナ・カーディナルズの試合。
この試合は、さすがに「カーディナルズ勝利」を予想した人が多かった試合ですが、
それにしては、ちょっと苦戦。
途中、3点差まで迫られたときには、
「うわぁ、また途中で逆転される試合かよ・・・」とか思ってしまいましたよ。
ただ、カーディナルズのQBカート・ウォーナーは、なかなか素晴らしい出来で。
301ヤード獲得3タッチダウン0インターセプトは、文句なしでしょう。
新加入のRBエジリン・ジェイムズも、73ヤード獲得1タッチダウン。
来週以降も、このオフェンスは楽しみですね。
(ディフェンスは心配ですが・・・)
それにしても、この試合で気になったのは、
49ersが10点差を追いかける試合時間残り34秒、敵陣26ヤード地点で、
ファーストダウンなのにフィールドゴールを蹴ったことでして。
いや、どちらにせよタッチダウン+フィールドゴールが必要な場面なのですが、
ここまで攻めて、先にタッチダウンを狙わないことの意味って、なんなんだろう・・・?
不可解だったので、最初は、「Play-By-Play」の記述ミスかとも思ったのですが、
どうやら、そうでもないようで、未だに真意が分かりません。
うーん、何か意味があると思うんだけど・・・。
・・・もうちょっと考えてみます。
さて、最後に。
NHKのBS1で放映された、インディアナポリス・コルツ対ニューヨーク・ジャイアンツの試合。
ジャイアンツのRBティキ・バーバーとRBブランドン・ジェイコブズのコンビは、
なかなかいいですねぇ。
タイプは違うけど、2人とも突破の仕方がスムーズで、ちょっと気持ちよいものがあります。
この試合、2人とも1回平均6ヤード以上を記録しているのですが、
「平均6ヤード」といっても、例えば、0ヤードを9回続けて、
60ヤードを1回ドカンと出しても、それは「平均6ヤード」。
ただし、これでは、なんとなく安定感に欠ける印象があります。
その点、この日の2人を見ていると、
まさしく、「平均的に6ヤード走っている」感があって、
安定しているなぁ、と見ていられました。
バーバーについては「今更」ですが、ちょっと注目したいコンビですね。
コルツのQBペイトン・マニングは、ちょっといまいちな印象。
(いや、サードダウン成功率とか素晴らしいですが、全体的に)
こんな出来では、先が思いやられるかもなぁ。
まあ、「オーディブルしまくり」なのは、さすがに真骨頂という感じでしたが。
マニングがオーディブルをしだすと、
ジャイアンツのディフェンス陣が、その声を聞きに近づいていくのが、
何か面白かったです。(普通に歩いて近づいてるし)
面白かったといえば、ジャイアンツのトム・コフリンヘッドコーチが、
観客のクラウドノイズを煽っている姿は、なかなか意外で面白かったです。
いや、コフリンヘッドコーチって、「鬼軍曹」のイメージがあったので。
ちょっとイメージ変わったなぁ。
そうそう、細かい点ですが、ジャイアンツのこの日最後の「ミス」。
残り時間2分43秒の時点で、最後のタイムアウトを使ってましたが、
これは、全く必要なかったでしょう。
次のプレーの後、「ツーミニッツウォーニング」になったのですが、
もしタイムアウトを取っていなくても、40秒以内にプレーが始まるため、
結局、次のプレーの後に「ツーミニッツウォーニング」という計算になります。
つまり、取っても取らなくてもいっしょだったわけですね。
もし、ここでタイムアウトを1つ残しておければ、
ツーミニッツウォーニング明けのプレー後に使い、
最後、2分弱のオフェンスが出来たことになります。
実際に残っていたのは1分強だったので、これは大きな違いですよね。
タイムアウトの取り方って重要だなぁ、と改めて思った次第。
まあ、とにかく、コルツが勝ってよかったです。
以上、第1週日曜日の試合の感想でした。
選手にもぼちぼち注目していけるかな
さて、1日遅れになってしまいましたが、
カレッジフットボール第2週の感想を。
まずは、何はともあれ、「ランキング1位対ランキング2位」の注目の試合から。
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
オハイオ州立大(Big Ten) | 7 | 7 | 3 | 7 | 24 |
テキサス大(Big 12) | 0 | 7 | 0 | 0 | 7 |
というわけで、割と、オハイオ州立大の「圧勝」という感じで。
僕としては、注目しているのがオハイオ州立大の方なので、嬉しい限り。
「Big 12」カンファレンスで注目しているのも、テキサス大じゃないですしね。
・・・と、まあ、この試合については、あっさりとこんなところで。
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
ペン州立大(Big Ten) | 0 | 0 | 3 | 14 | 17 |
ノートルダム大(独立校) | 3 | 17 | 14 | 7 | 41 |
さて、お次は、ノートルダム大の試合。
QBブレイディ・クィンが、287ヤード獲得3タッチダウンの大爆発。
先週は、あまりパッとしなかったオフェンスだったのですが、
ペン州立大相手にこれだけ取れれば十分でしょう。
今後が、更に楽しみになる内容でしたね。
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
UCF(C-USA) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
フロリダ大(SEC) | 7 | 27 | 8 | 0 | 42 |
「注目している大学」同士の対戦。
この試合については、フロリダ大があっさり勝つだけでしょうが、と書いてましたが、
あっさりというか、なんというか・・・。
まあ、当然の結果というところなんでしょうね。
この試合、フロリダ大は、パス433ヤード、ラン204ヤード。
・・・うわぁ、思いっきりやっちゃってるなぁ。
特に、QBクリス・リークが352ヤード獲得4タッチダウンと大爆発。
本拠地の9万人の大観衆の前で、いいところを見せました。
ただ、UCFがやられっぱなしだったかというと、そうでもなくて、
実はリークから1インターセプトを奪い、更に、
途中から出てきたQBティム・ティーボウからも1インターセプト。
ディフェンスに、ちょっと見所があるのかもしれませんね。
ちなみに、リークからインターセプトを奪ったUCFのSSシャレフ・ラシャッドは、
先週もインターセプトを記録しておりました。
来週以降も、ちょっと注目です。
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
アクロン大(MAC) | 0 | 7 | 0 | 13 | 20 |
北カロライナ州立大(ACC) | 0 | 0 | 3 | 14 | 17 |
ある意味、ノートルダム大以上に注目している部分もあるアクロン大の試合。
決して弱い相手ではなかったのですが、なんとか勝ちました。
QBルーク・ゲッツィは、タッチダウンこそないものの240ヤード獲得。
RBデニス・ケネディが121ヤード獲得3タッチダウンの大活躍。
先週、このチームのオフェンスはこの2人だけか、というようなことを書きましたが、
どうやら、その通りと言っても過言はないようです。
来週以降も、もう、2人で大車輪の活躍をしちゃってください。
ちなみに、この日、レシーブ回数が1番多かった(と言っても4回だけど)のも、
ケネディだったりします。
・・・いや、頑張れ、ホント。
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
ワシントン大(Pac-10) | 7 | 6 | 0 | 7 | 20 |
オクラホマ大(Big 12) | 7 | 6 | 17 | 7 | 37 |
一昨年のハイズマン賞投票で2位だった、オクラホマ大RBエイドリアン・ピーターソン。
先週も139ヤード獲得1タッチダウンの活躍でしたが、
今週は更に増して、165ヤード獲得2タッチダウンの大活躍。
昨シーズンは、怪我もあって活躍できませんでしたが、復活すればさすがですね。
ピーターソンについては、この日記でも何度か触れていましたが、
テキサス大のいる「Big 12」カンファレンスで、僕がオクラホマ大に注目したのは、
まさしく、このピーターソンがいるからだったりします。
果たして、今年もハイズマン賞候補に挙がってくるでしょうか。
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
ネバダ大(WAC) | 0 | 14 | 0 | 7 | 21 |
アリゾナ州立大(Pac-10) | 7 | 24 | 14 | 7 | 52 |
ネバダ大は2連敗。
アリゾナ州立大の実力を考えれば、ネバダ大が負けるのは仕方がないところ。
・・・が、パスで5タッチダウン。
ちょっと取られすぎだよなぁ。
注目しているオフェンスも、特に目立ったところなし、といった感じです。
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
フロリダ農工大(MEAC) | 0 | 3 | 7 | 0 | 10 |
マイアミ大(フロリダ)(ACC) | 7 | 14 | 21 | 9 | 51 |
マイアミ大(フロリダ)は、先週の敗戦の鬱憤を晴らすかのような大勝。
・・・まあ、相手は「格下」のチームではありましたが。
さて、その他の3試合は、結果だけ。
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
東ワシントン大(Big Sky) | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
西バージニア大(Big East) | 14 | 14 | 10 | 14 | 52 |
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
北アリゾナ大(Big Sky) | 7 | 0 | 0 | 0 | 7 |
ユタ大(MWC) | 0 | 17 | 14 | 14 | 45 |
1st | 2nd | 3rd | 4th | ||
---|---|---|---|---|---|
オクラホマ州立大(Big 12) | 0 | 14 | 14 | 7 | 35 |
アーカンソー州立大(Sun Belt) | 7 | 0 | 0 | 0 | 7 |
この中では、アーカンソー州立大以外は、「注目校」が勝ってます。
ユタ大は、初勝利。
これで、注目しているノートルダム大+「11校」で、
勝利のないチームはネバダ大だけになってしまいました。
頑張れよー。
ちなみに、注目しているチームの成績は、先週8勝4敗でしたが、
今週は8勝3敗でした。(USCがお休み)
「注目している大学同士」の対戦が1試合あったことを思えば、
この結果は、まあまあ悪くないかな?
それにしても、やっぱりカレッジフットボールは、
実力の差がはっきりしているだけあって、大差の試合が多いですねぇ。
NFL(プロ)がこうだったら、面白くないんだけども、
学生スポーツは、こういうのも面白いかな。
さて、では、最新の「AP通信」ランキングを。
1位(1位→) オハイオ州立大
2位(4位↑) ノートルダム大
3位(4位↑) オーバーン大
4位(3位↓) USC
5位(6位↑) 西バージニア大
6位(8位↑) LSU
7位(7位→) フロリダ大
8位(2位↓) テキサス大
9位(9位→) フロリダ州立大
10位(12位↑) ジョージア大
「頂上決戦」に敗れたテキサス大が、大きく順位を落としています。
ただ単に負けたことが響いたのではなく、
内容的にいいところがなかったのが、この順位となった原因でしょうね。
ノートルダム大が2位に再浮上。
USCが1つ順位を下げたのは、試合がなかったので仕方なし。
先週10位だったミシガン大も今週勝っていますが、
ジョージア大の方が内容が良かったためか、そのあおりで11位に落ちています。
あと、11位以下では、先週18位だったクレムソン大が、
「ランキング外」のボストンカレッジに敗戦。
(ダブルオーバータイムの末、トライフォーポイントブロックで決着)
そのため、25位まで発表されるランキングの「圏外」に落ちてしまい、
代わりに、勝ったボストンカレッジが23位にランクインしております。
また、ノートルダム大に負けたペン州立大は、
先週19位から、「ギリギリ」の25位にダウンです。
以上、カレッジフットボール第2週の感想でした。