終わり良ければ全て良し



いや、「全て」は言いすぎですが。


まあ、でもホント、良かったんじゃないですかねぇ。


というわけで、アトランタ・ファルコンズニューオリンズ・セインツ
全米が注目した「特別な」マンデーナイトゲームの感想を。


昨日期待したような「手に汗を握る試合」にはなりませんでしたが、熱くなりました。


何はともあれ、最初に話題になるのは、
あの「パントブロックリターンタッチダウン」だと思いますが、
ホント、見事に決まりましたねぇ。


セインツの選手たちの動きが見事に揃っていて、
ビックリするくらい、きれいでスムーズなものでした。


ファルコンズPマイケル・ケイネンは、先週まで不可解な不調に苦しめられていたのですが、
どうにも、「良くない流れ」になっているようです。


いや、今日のパントブロックなんか、ケイネンに非は全く無いと思うんですけどね。
ただ、ケイネン自身は、先週までのこともあって、気に病んでしまうでしょうし。


頑張れ、ケイネン


あと、ファルコンズKモーテン・アンダーセンの登場も見られて良かったですが、
どうも、NHKBS1の放送ではカットされた部分(前半残り時間約2分あたり)で、
25ヤードのフィールドゴールブロックされて失敗していたようです。


先週までのことと合わせて考えると、ロングスナッパーホールダーあたりが、
何か問題を抱えているのかもしれませんが、
とにかく今日は、セインツのスペシャルチームを褒めるしかないでしょうね。


全体的に見ると、今日の試合、ファルコンズのランオフェンスが不発だった、
ということが言われることになると思いますが、
ラン146ヤード・パス191ヤードの計337ヤードで23点を取ったセインツに対し、
ラン117ヤード・パス137ヤードの計254ヤードで、
ファルコンズはたったの3点しか取れなかったのですから、
「ランオフェンスが不発」というところだけでは語れないと思います。


それには、もちろん、前述のセインツスペシャルチームの活躍もあるでしょうが、
決定的に違うのは、大事な場面で確実にプレーを決められたかどうか。


セインツのQBドリュー・ブリーズは、パス28回中20回成功。
この「確実さ」は、素晴らしいと思います。


解説でも言われておりましたが、この「確実さ」「堅実さ」が、
今のセインツの強さの秘訣なんでしょうね。


第3クォーターの初めに、敵陣2ヤード地点まで攻め込んで、
スタジアム内は押せ押せムード、点差も十分開いているにもかかわらず、
ギャンブルにいかずにフィールドゴールを蹴ったところなど、
その最たるものではないかと思います。(セオリー通りではありますが)


今のセインツは、クォーターバックにしろランニングバックにしろ、
獲得ヤードやタッチダウン数などの個人スタッツは目立ちませんから、
そんなに「強い」と感じる人はいないかもしれませんが、
むしろ、スタッツが伸びなくてもチームは勝てる、というところに、
僕は、今のセインツの「強さ」を感じたりもします。
(決して、「ディフェンスのチーム」というわけでもないと思いますし)


来週以降も、このまま快進撃を続けてもらいたいですね。


簡単ですが、本日はこんなところで。