落ち着け



まず、マンデーナイトゲームの感想を、簡単に。


そうそう、今週は、都合によりテレビ放映の映像を見ておりません。
(昨日のサンディエゴ・チャージャーズシンシナティ・ベンガルズの試合も)
書いてることが、解説とかと重なっていたら、すいません。


タンパベイ・バッカニアーズカロライナ・パンサーズ
とりあえず、この試合に言いたいことは1つだけ。


「落ち着け」。


特に、前半ツーミニッツウォーニングに入ってからの、
インターセプト応酬の場面は、どちらを応援しているかは置いておいても、
ただただ、笑うしかなかったというか。


最初の、バッカニアーズQBブルース・グラドカウスキーインターセプトは、
まあ、タッチダウンを狙いたい場面だったでしょうから、仕方ないとしても。


次のパンサーズQBジェイク・デロームのものは、
自陣3ヤード地点という深い位置から、2回連続でパスを試みて、
自陣30ヤード地点という、やや中途半端な位置でのインターセプト


場所と残り時間を考えれば、無理にヤードを稼ぎにいく場面ではないですし、
セカンドダウンでランをしなかったことと合わせて、中途半端だったなぁ、と。


そして、その後のグラドカウスキーインターセプトは、
フィールドゴール圏内が目の前に迫った敵陣36ヤード地点で、
しかもサードダウン残り1ヤードから、敵陣6ヤード地点に投げ込んでのもの。


いや、もちろん、「だからこそ裏をかいて狙う」ということでしょうが、
なんとも、もったいなかったなぁ、と思うところです。


結局、バッカニアーズは、後半に追い上げられて負けているわけですしね。


それにしても。


そもそも、バッカニアーズは、敵陣30ヤード地点でインターセプトしていたわけで、
そんな無理しなくても、フィールドゴールは狙える位置だったはずですが、
インターセプト直後に、不必要な反則で15ヤード罰退。


昨日も似たようなことを書きましたが、こういうのは、本当にムダでもったいないです。
コーチたちも、やってられないだろうなぁ、と同情します。


とりあえず、この試合の感想は、こんなところで。

面白い状況になってきました



では、カレッジフットボール、最新の「BCSランキング」をチェックしてみます。


 1位(1位→) オハイオ州立大Big Ten) 11勝0敗 <注目>
 2位(2位→) ミシガン大Big Ten) 11勝0敗
 3位(7位↑) USCPac-10) 8勝1敗 <注目>
 4位(4位→) フロリダ大SEC) 9勝1敗 <注目>
 5位(9位↑) ノートルダム大独立校) 9勝1敗 <注目>
 6位(13位↑) ラトガース大Big East) 9勝0敗
 7位(11位↑) アーカンソー大SEC) 9勝1敗
 8位(10位↑) 西バージニア大Big East) 8勝1敗 <注目>
 9位(15位↑) ウィスコンシン大Big Ten) 10勝1敗
 10位(3位↓) ルイビル大Big East) 8勝1敗


今週は、トップ10内で、久々に大きな動きが相次ぎました。


まず、「全勝対決」で負けたルイビル大が先週3位から10位にダウン。
先週ルイビル大に負けた西バージニア大が8位に上がったため、
Big East」カンファレンス3強の中で、1番低い評価となりました。


そして、「全勝対決」に勝ったラトガース大は、先週13位から6位にアップ。
ずっと、全勝なのに低い評価に甘んじてきましたが、
ようやく日の目を見た感じです。
(とはいえ、まだ上に「1敗チーム」が3校いますが)


で、ルイビル大が落ちて空いた「3位」の位置には、
なんと、USCが7位からジャンプアップ。
これは、ちょっとビックリ。


ただ、先日も書きましたとおり、「4位据え置き」となったフロリダ大が、
今週もちょっと危ない試合をしていましたし、
以前から、「1敗チームの中ではUSCは上位」という評価も、割と聞かれましたし、
妥当な評価といえば、そうなるのでしょう。


何より、USCがここまで大きくジャンプアップした原因、
そして、トップ10内が大きく動いた原因は、
ルイビル大以外にも、トップ10内チーム3校が今週敗れたことにあります。


 13位(5位↓) テキサス大Big 12) 9勝2敗
 14位(6位↓) オーバーン大SEC) 9勝2敗
 15位(8位↓) カリフォルニア大Pac-10) 8勝2敗


3チームとも、特に「大決戦!」という試合に敗れたわけではなく、
一応、「格下」と思われていたチームに敗れた形となり、
評価は下がらざるを得ないところです。


代わりにベスト10に入ったのは、前述のラトガース大と、
SEC」カンファレンスでフロリダ大と双璧となるアーカンソー大
それから、同カンファレンスに「無敗の2チーム」がいるため、あまり目立たないながら、
結構頑張ってる「Big Ten」カンファレンスのウィスコンシン大です。


ちなみに、フロリダ大アーカンソー大は、カンファレンス内ディビジョンが異なり、
レギュラーシーズン中の対戦予定はありませんが、
このままいけば、「カンファレンス優勝決定戦」で対決することになりそうです。


また、ウィスコンシン大は、「1敗」がミシガン大と対決したときのもので、
今シーズンはオハイオ州立大との対戦予定はありません。
(というわけで、ウィスコンシン大は、これ以上評価は上がりにくいわけですが)


それにしても、これで、トップ10内には、
Big Ten」「Big East」カンファレンス所属校が、それぞれ3校ずつに、
SEC」カンファレンス所属校が2校と、かなり偏った状況になってきましたねぇ。


BCSカンファレンス」としては、「Pac-10」カンファレンスはUSCが孤軍奮闘、
ACC」「Big 12」カンファレンスは沈没気味、といった感じです。


さて、そして。


これだけのチームが落ちたのですから、必然なのですが、
ノートルダム大が先週9位から5位にジャンプアップ。


これで、「4大ボウル」出場権が得られる位置に来ました。


のみならず、レギュラーシーズンの最後(2週間後)に対戦するUSCが、
評価が上がって3位となりましたから、
ここに勝てば、「BCS全米選手権」に出場できる可能性まで出てきました。


うわぁ、もう、とっくに諦めていたんだけどなぁ。
ホント、嬉しい限りです。


とにかく、ここにきて、上位に再び注目校が集まってきましたので、
今後の展開が、ますます楽しみになってきました。


さて、11位以下は、主要な動きだけピックアップ。
(先ほど載せた、13位から15位は除きます)


 12位(14位↑) ボイジー州立大WAC) 10勝0敗 <非>
 17位(17位→) オクラホマ大Big 12) 8勝2敗 <注目>
 22位(16位↓) テネシー大SEC) 7勝3敗
 23位(圏外↑) ネブラスカ大Big 12) 8勝3敗
 24位(20位↓) オレゴン大Pac-10) 7勝3敗
 25位(圏外↑) BYUMWC) 8勝2敗 <非>
 圏外(24位↓) オレゴン州立大Pac-10) 6勝4敗
 圏外(25位↓) テキサス農工大Big 12) 8勝3敗


まず、「非BCSカンファレンス」所属のボイジー州立大が、
今週も無敗を守り、12位にアップ。
ついに、「4大ボウル」出場権が得られる位置に上がってきました。


是非とも、今後も無敗を守りきってもらいたいところです。


それから、テネシー大アーカンソー大(今週7位)、
オレゴン大USC(今週3位)との対決にそれぞれ敗れ、3敗目で順位もダウン。


圏外付近では、まずネブラスカ大テキサス農工大が直接対決し、
ネブラスカ大が勝って、入れ替わりという形。


それから、「MWC」カンファレンスのBYUが2敗を守り、ランクイン。
ボイジー州立大以外では、久々の「非BCSカンファレンス」所属校ですね。


さて、各カンファレンスの状況については、今週は割愛させていただきますが、
注目校で先週「もしかしたら優勝のチャンスがあるかも」と書いたところの、
今週の状況だけ簡単に。


まず、「Big East」カンファレンスの西バージニア大については、
先日も書きましたように、ルイビル大が敗れたため、
カンファレンス優勝の目が出てきました。


次に、「Big 12」カンファレンスのオクラホマ大は、
テキサス大が2敗してくれないとダメ」と書きましたが、
今週テキサス大は負けており、ちょっと現実味を帯びてきました。


MWC」カンファレンスのユタ大と、「WAC」カンファレンスのネバダ大については、
それぞれ、BYUボイジー州立大が、今週か来週に1敗する必要がありますが、
今週は両校ともに勝っていますので、ちょっと状況は辛くなってきました。


・・・といったところで。


いやぁ、レギュラーシーズンも佳境に入り、
いろいろと面白くなってきましたねぇ。


来週以降、ますます楽しみです。


以上、カレッジフットボール、第11週終了時点の状況でした。