週間オフェンスラインMVP(第16週)



今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。


まず、第16週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。

  選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
LT マット・ライト
ニューイングランド・ペイトリオッツ
18 16 0 34
LG マーク・セターストロム
セントルイス・ラムズ
30 4.5 0 34.5
C ジェフ・フェイン
ニューオリンズ・セインツ
44 -3.5 0 40.5
RG ボビー・ウィリアムズ
シンシナティ・ベンガルズ
36 -1 0 35
RT エリック・ウィンストン
ヒューストン・テキサンズ
30 9 0 39



この「ベストオフェンスライン選手」は、シーズン序盤から中盤にかけて、
「1チームの選手が何人も入ってる」ということがよくありましたが、
最近は、そうでもなくなっています。


これは、シーズン前半には大量得点の一方的な試合が多かったためですが、
もし、この現象が「偶然」で無いとするならば、
シーズン前半にあった各チーム間「差」が、後半には詰まってきている、
・・・ということなのかもしれませんね。


NFLは、シーズン終盤がもっとも盛り上がる時期ですが、
必ずしも、弱いチームが弱いままでいないことが、
その一因となっているのかもしれません。


あと、この「5人」は、各ポジションごとに1番値の高い選手を並べているので、
例えば、「左タックルで1番高い選手より、左ガードの2番目選手の方が値が高い」、
・・・ということもよくあるのですが、今週は、珍しく「ベスト5」が並びました。


まあ、これは偶然でしょうが。


さて、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、フェインです。


第10週に続き、今シーズン2度目の「週間オフェンスラインMVP」ですね。


そのときの紹介で、シーズンが深まるにつれ、だんだん「怪我がち」になってくる、
・・・というようなことを書いておりましたが、
ここまでのところ、順調にきているようで、何よりです。


いよいよ、プレーオフも近づいてきました。
このまま怪我なく活躍を続けてもらいたいですね。


さて、第16週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。

順位 選手名 ラン パス 反則 オフェンスライン
ポイント
1位 RT ジョン・スティンチコム
ニューオリンズ・セインツ
86 108 -28 166
2位 LG ヴィンス・マヌワイ
ジャクソンビル・ジャガーズ
160 1 -14 147
3位 C ケイシー・ウィーグマン
カンザスシティ・チーフス
158 -14 0 144
4位 LT マーカス・マクニール
サンディエゴ・チャージャーズ
140 19 -28 131
5位 LG マーク・セターストロム
セントルイス・ラムズ
130 4.5 -14 120.5
6位 RG フレッド・ウィアリー
ヒューストン・テキサンズ
136 16 -35 117
7位 LT タリック・グレン
インディアナポリス・コルツ
62 124 -70 116
8位 RT ヴァーノン・ケアリー
マイアミ・ドルフィンズ
142 -14 -14 114
8位 RT ウィリー・アンダーソン
シンシナティ・ベンガルズ
118 24 -28 114
10位 LG ディラン・ギャンディ
インディアナポリス・コルツ
74 36.5 0 110.5



先週、1位から2位に落ちていたスティンチコムが、1週間で返り咲きです。


2位との差「19ポイント」は、1週間で簡単にひっくり返る差ではありますが、
最近の安定感を見ると、このまま1位を守りきってしまいそうでもありますね。


先週1位になっていたウィーグマンのことを、
今シーズンの「ミスターナンバー2」・・・と書いていましたが、
今週2位のマヌワイも、それに近いところがあります。


「2位」は第11週に続いて2度目ですが、上位の常連。
最終週での「最後の正直」がなるかどうか。


大きく上がってきて目立つのは、5位のセターストロム


先週16位からのアップですが、
実はセターストロムスターター出場をしているのは、ここ5週間だけのこと。
一気に駆け上がってきました。


今年のドラフト7巡指名選手で、今後が楽しみな選手ですし、
ラムズが今、まだプレーオフの可能性を残していられるのは、
こういった選手が、だんだん成長してきた、ってこともあるのかもしれませんね。


以上、第16週の「オフェンスラインスタッツ」でした。

ディフェンス選手ランキング(第16週時点)



さて次は、試しに載せていっている「ディフェンスインパクトポイント」です。


まずは、第16週で高い値となった選手を、
ディフェンスラインラインバッカーディフェンスバックで、それぞれ1人ずつ。

選手名 ポイント タックル サック パスDef INT FUM
DT ドマタ・ペコ
シンシナティ・ベンガルズ
42 4 2 0 0 1
LB カメリオン・ウィンブリー
クリーブランド・ブラウンズ
44 6 2 0 0 1
CB タイ・ロー
カンザスシティ・チーフス
47 7 0 0 0 2



あれ?
今週は、全く週間MVPノミネートに引っかかってないなぁ。


AFC週間MVP受賞のサンディエゴ・チャージャーズLBショーン・メリマンは、
ラインバッカーで2番目に高い値、と、まあまあ、それはそれなりなのですが。
NFCの方のグリーンベイ・パッカーズDEアーロン・キャンプマンはそうでもないが)


ディフェンスラインは、珍しくディフェンスタックルの選手ですし、
今週は、ちょっと、何かがずれているような変な感じもしますねぇ。


まあ、ベンガルズブラウンズについては、負けていたこともありますし、
ローの2回のファンブルフォースも、特に試合に何か大きな影響を与えたわけじゃないので、
いずれも週間MVPにノミネートされるような対象ではない、ということなのでしょう。


さて、第16週時点での「ディフェンス選手ベスト10」は、以下の通り。

順位 選手名 ポイント タックル サック パスDef INT FUM
1位 DE ジェイソン・テイラー
マイアミ・ドルフィンズ
434 43 15 8 2 9
2位 FS ブライアン・ドーキンス
フィラデルフィア・イーグルス
313 94 1 9 4 5
3位 LB ショーン・メリマン
サンディエゴ・チャージャーズ
306 38 16 5 1 4
4位 CB チャールズ・ウッドソン
グリーンベイ・パッカーズ
294 55 1 12 7 3
5位 CB ウォルト・ハリス
サンフランシスコ・49ers
291 58 1 10 6 4
5位 SS エイドリアン・ウィルソン
アリゾナ・カーディナルズ
291 74 5 6 4 4
7位 FS ケリー・ローズ
ニューヨーク・ジェッツ
288 82 4 9 4 3
8位 DE ジャレッド・アレン
カンザスシティ・チーフス
286 64 8 6 1 5
9位 LB ザック・トーマス
マイアミ・ドルフィンズ
273 150 3 7 1 2
9位 CB チャンプ・ベイリー
デンバー・ブロンコス
273 81 0 11 9 0



1位・2位は先週と変わらずですが、
3位に、先週7位からメリマンが上がってきました。


今シーズンは4試合の出場停止があったりしましたが、
ここにきて、いよいよ「フル回転」という感じですねぇ。


この勢いなら、2位には上がれそうな感じもしますが、
最終週は、プレーオフに向けて「温存」されることも考えられるので、どうでしょうかね。


なんか、今シーズンの上位陣(ベスト10内)には、ディフェンスバック選手が多いので、
テイラーメリマンの活躍は、この値の「バランス」的にも、ありがたい限り。


さてさて、「最優秀守備選手賞」は、どちらの選手となりますでしょうか。


僕はもちろん、テイラーを推します。(こんなに「大差」の1位だし)


以上、第16週の「ディフェンスインパクトポイント」でした。