2007-10-10

あれ、「BCSランキング」の第１弾発表、今週だと思っていたら、来週だったのか。

というわけで、第６週終了後の「AP通信」ランキングを見てみます。

　１位（１位→）　LSU（SEC）６勝０敗
　２位（３位↑）　カリフォルニア大（Pac-10）５勝０敗
　３位（４位↑）　オハイオ州立大（Big Ten）６勝０敗
　４位（７位↑）　ボストンカレッジ（ACC）６勝０敗
　５位（６位↑）　南フロリダ大（Big East）５勝０敗
　６位（10位↑）　オクラホマ大（Big 12）５勝１敗
　７位（11位↑）　南カロライナ大（SEC）５勝１敗
　８位（13位↑）　西バージニア大（Big East）５勝１敗
　９位（14位↑）　オレゴン大（Pac-10）４勝１敗
　10位（２位↓）　USC（Pac-10）４勝１敗
　11位（17位↑）　ミズーリ大（Big 12）５勝０敗
　12位（15位↑）　バージニア工科大（ACC）５勝１敗
　13位（９位↓）　フロリダ大（SEC）４勝２敗
　14位（18位↑）　アリゾナ州立大（Pac-10）６勝０敗
　15位（20位↑）　シンシナティ大（Big East）６勝０敗
　16位（16位→）　ハワイ大（WAC）６勝０敗
　17位（８位↓）　ケンタッキー大（SEC）５勝１敗
　18位（圏外↑）　イリノイ大（Big Ten）５勝１敗
　19位（５位↓）　ウィスコンシン大（Big Ten）５勝１敗
　20位（圏外↑）　カンザス大（Big 12）５勝０敗
　21位（圏外↑）　フロリダ州立大（ACC）４勝１敗
　22位（圏外↑）　オーバーン大（SEC）４勝２敗
　23位（19位↓）　テキサス大（Big 12）４勝２敗
　24位（12位↓）　ジョージア大（SEC）４勝２敗
　25位（圏外↑）　テネシー大（SEC）３勝２敗

圏外に去ったのは、以下の５校。

　圏外（21位↓）　ラトガース大（Big East）３勝２敗
　圏外（22位↓）　クレムソン大（ACC）４勝２敗
　圏外（23位↓）　パーデュー大（Big Ten）５勝１敗
　圏外（24位↓）　カンザス州立大（Big 12）３勝２敗
　圏外（25位↓）　ネブラスカ大（Big 12）４勝２敗

まず、今週の大きなニュースと言えば、USCが負けたことでしょう。

いやぁ、負けてしまいましたか。

今シーズンは「全米ナンバー１」に、と思っていましたが、
これで、かなり苦しくなってしまいましたね。

対戦相手は、同カンファレンスの下位チーム（ここまで１勝３敗）のスタンフォード大。
かなり驚きの敗戦と言えるものでした。

単純に考えれば、もっと順位が落ちていてもおかしくないのですが、
１０位に踏みとどまったのは、まだUSCに期待している人が多いということでもあるのでしょう。

果たして、来週以降、どこまで巻き返していけるのか。

さて、他にも、先週ベスト１０内だったチームが、いくつも負けています。

その中で、まず、先週９位だったフロリダ大は、
ランキング１位校LSUと、「同カンファレンス対決」の大一番でした。

前評判に違わず、なかなか見ごたえのある試合だったようで、
残り時間約１分になるまでフロリダ大がリードをしていた、という展開の後、
最後の最後で、LSUが逆転勝ちを収めました。

フロリダ大は、負けたとはいえ、かなり善戦していたので、
２敗チームとしては、かなりの高評価となる１３位に、まだ踏みとどまっています。

そして、もう１つ、同じく「SEC」カンファレンスの「同カンファレンス対決」となった、
ケンタッキー大（先週８位）対南カロライナ大（先週１１位）の好カードは、
南カロライナ大が無敗のケンタッキー大を下す、という結果に。

これにより、南カロライナ大は７位に上昇し、
ケンタッキー大は、１７位に落ちてしまいました。

ランキングに何校も入っている、激戦区の「SEC」カンファレンスですが、
いよいよ、カンファレンス内の「潰しあい」が始まった、という感じですねぇ。

他にも、「SEC」カンファレンスでは、先週１２位のジョージア大が、
「ランキング外」に落ちていた、同カンファレンスのテネシー大に敗戦。

ジョージア大は２４位に落ち、そして、テネシー大が２５位に復帰してきていたりもします。

もう１つついでに書くと、第２週に南フロリダ大に敗れてランキング圏外に落ち、
更に翌週もミシシッピ州立大に敗れてしまって、
完全に「脱落」した感のあったオーバーン大が、
先週のフロリダ大戦も含めて３連勝で持ち直し、２２位に復帰してきています。

南フロリダ大は、未だに無敗で、現在ランキング５位にまでなってますし、
ミシシッピ州立大も４勝２敗と好調を維持しているので、
そんなあたりも、「オーバーン大の評価」が見直される要因となっているのでしょうね。

で、これで、現在「SEC」カンファレンスのランキング校は、７校にまで増えました。

「激戦区」「激戦区」と書いていますが、
ホント、とんでもなく厳しいカンファレンスですねぇ。

その中にあって、無敗を守っているのだから、
LSUがランキング１位の評価を受けているのも、頷けるところでしょう。

さて、あとは、USCやケンタッキー大と同じく、先週まで無敗だったウィスコンシン大が、
同カンファレンスのイリノイ大と対戦して敗れ、先週５位から１９位にダウン。

無敗校も、着々と（？）減ってきています。

なお、勝ったイリノイ大は、先週までランキング外だったとはいえ、
１敗しかしていない状況なので、これで、晴れて１８位にランクインしております。

圏外に去ったのは、綺麗に揃って、先週の２１位から２５位のチーム。

ラトガース大は、シンシナティ大と「２０位対２１位」の試合でしたが、
勝ったシンシナティ大は１５位となり、敗れたラトガース大は圏外へ。

クレムソン大も、ランキング校（先週１５位）バージニア工科大と対戦し、
勝ったバージニア工科大が１２位となって、敗れたクレムソン大が圏外へ。

先週まで無敗を守っていたパーデュー大は、更に高い順位のランキング校、
先週４位のオハイオ州立大との「無敗対決」に挑みましたが、あえなく敗退。
オハイオ州立大は、USCが敗れたので３位になりました。

カンザス州立大は、ランク外ながら無敗だったカンザス大と対戦し、敗戦。
これにより、入れ替わりの形で、カンザス大が２０位にランクインしました。

ネブラスカ大は、無敗のランキング校（先週１７位）ミズーリ大と対戦し、敗戦。
ミズーリ大は１１位に上がりました。

・・・と、こうやって並べてみると、ランキング校（またはそれに近い）同士による、
なかなか興味深い対戦カードが、今週は多かったんですねぇ。

今週大きな動きがあったのは・・・、あ、あと１校あった。

先週、アラバマ大をランキング圏外に引きずり落としたフロリダ州立大が、
圏外から２１位に上がってきています。

今週勝った対戦相手は、下位チームの北カロライナ州立大でしたが、
「ここまで４勝１敗」ということも考慮されてのランクインでしょう。

大きな動きは、そんなところで。

・・・と、ここまで、いろいろな対戦カードを書いてきましたが、
実は、これらは、全て「同カンファレンス対決」だったりもします。

よく、「同カンファレンスの、どこどこと対戦」とか書いていますが、
さすがに、この時期になると、それが当たり前になってきましたね。

激戦区「SEC」カンファレンスのみならず、
全てのカンファレンスで星の潰しあいが始まっている、ということでもあります。

果たして、どこが、この「サバイバルレース」を生き残るのか。
楽しみにしながら、見ていきましょう。

あ、そうそう。

ノートルダム大が、ようやく「今シーズン初勝利」を挙げました。

対戦相手は、ここまで４勝１敗だった、「Pac-10」カンファレンスの上位校UCLAでしたから、
苦しい中で、なかなか頑張ったと言えるのではないでしょうか。

次週は、ランキング４位にまで上がってきた無敗のボストンカレッジと、
そして、その次は、１敗目を喫しながらまだまだ評価の高いUSCとの対戦です。

・・・まあ、苦しい戦いは、まだまだ続きますね。

以上、カレッジフットボール、第６週の結果でした。