勝って順位が落ちることもある
では、最新の「BCSランキング」をチェックしてみます。
1位(1位→) オハイオ州立大(Big Ten) 9勝0敗 <注目>
2位(2位→) ミシガン大(Big Ten) 9勝0敗
3位(4位↑) 西バージニア大(Big East) 7勝0敗 <注目>
4位(6位↑) フロリダ大(SEC) 7勝1敗 <注目>
5位(8位↑) ルイビル大(Big East) 7勝0敗
6位(5位↓) オーバーン大(SEC) 8勝1敗
7位(7位→) テキサス大(Big 12) 8勝1敗
8位(3位↓) USC(Pac-10) 6勝1敗 <注目>
9位(9位→) ノートルダム大(独立校) 7勝1敗 <注目>
10位(10位→) カリフォルニア大(Pac-10) 7勝1敗
ベスト10の10校の顔ぶれは変わりませんが、順位は変わりました。
この中で、唯一敗れたUSCが3位から8位にランクダウン。
印象としては、「8位に踏みとどまった」という感じかもしれません。
ノートルダム大より上の順位なのは、ノートルダム大のファンや、
チャーリー・ワイズヘッドコーチにとっては、納得いかないところでしょうね。
ノートルダム大にとって、「8位」と「9位」の間には、
「4大ボウル」に出場できるかどうか、とてつもない差があるわけですし・・・。
まあ、どちらにせよ、今シーズンの最終戦にUSCとの直接対決が用意されていますので、
今の時点でどちらが上でも、あまり関係ないといえば、そうなのですが。
他のチームでは、オーバーン大が、今週勝ったのに順位が下がっています。
対照的に、ルイビル大は、今週試合がなかったのに8位から5位にアップ。
こういうところが、「BCSランキングは分かりにくい!」と言われるところで、
構成一要素であるコンピュータランキングの集計タイミングのずれなどが、
原因の1つであると考えられます。
(実は、コンピュータランキングは、今週の結果を考慮していない・・・はず、確か)
が、まあ、そもそもルイビル大は「無敗校」ですし、
今週オーバーン大は、明らかな格下チーム相手に、ちょっと苦戦していましたから、
結果としては、納得できる形になっているのではないか、とは思います。
さて、11位以下は、主要な動きだけピックアップ。
14位(15位↑) ボイジー州立大(WAC) 8勝0敗 <非>
18位(19位↑) オクラホマ大(Big 12) 6勝2敗 <注目>
19位(12位↓) クレムソン大(ACC) 7勝2敗
24位(圏外↑) ウェイクフォレスト大(ACC) 7勝1敗
25位(圏外↑) バージニア工科大(ACC) 6勝2敗
圏外(20位↓) ミズーリ大(Big 12) 7勝2敗
圏外(22位↓) ネブラスカ大(Big 12) 6勝3敗
「圏外」付近では、「Big 12」カンファレンスの2校が落ちて、
代わりに「ACC」カンファレンスの2校が上がってくるという、面白い動きが。
大幅に落ちたのは、その「圏外」だったバージニア工科大に敗れたクレムソン大。
「ACC」カンファレンスが、実力拮抗で面白いことになってきました。
(カンファレンス自体のレベルは低く見られていますが)
では次に、各カンファレンスの状況。
今回も、1位が入れ替わったところだけ取り上げて見てみます。
・ACC
ATLANTIC
ウェイクフォレスト大 3勝1敗(7勝1敗)
ボストンカレッジ 3勝1敗(7勝1敗)
・Big East
ラトガース大 3勝0敗(8勝0敗)
西バージニア大 2勝0敗(7勝0敗) <注目>
・C-USA
EAST
東カロライナ大 3勝2敗(4勝4敗)
UCF 1勝3敗(2勝6敗) <注目>
・MAC
EAST
オハイオ大 4勝1敗(6勝3敗)
アクロン大 1勝3敗(3勝5敗) <注目>
・Sun Belt
中央テネシー州立大 4勝0敗(5勝3敗)
アーカンソー州立大 3勝1敗(5勝3敗) <注目>
「Big East」カンファレンスは、先週、3校が1位で並んでいましたが、
その中で今週唯一試合があったのがラトガース大だった(そして勝った)、
・・・ということになります。
それに加え、アーカンソー州立大が「Sun Belt」カンファレンス首位から転落したことで、
注目しているノートルダム大+「11校」で、現在カンファレンス首位に立っているのは、
「SEC」カンファレンス「EAST」ディビジョンのフロリダ大だけになってしまいました。
まだまだ「途中経過」とはいえ、うーん、ちょっと寂しいなぁ。
以上、カレッジフットボール、第9週終了時点の状況でした。