スカウティングコンバインでの注目点



予告どおり、ここまで見てきたことを踏まえまして、
現地時間明日から始まる「スカウティングコンバイン」の参加選手を、
ざっとチェックしていきたいと思います。


昨日の最後に書きましたように、「NFL備忘録」に、
招待選手一覧をポジション別に掲載しておりますので、
そちらと共にご覧いただければと思います。


なお、今年は、ゼッケン番号順に並べてあります。
NFL.com」に載る、スカウティングコンバインの映像を見る際に、
番号で照らし合わせると便利かな、と思っていますので、どうぞご利用くださいませ。


では、まずは、クォーターバックから。


例によって、注目したい選手が多いポジションとなってますが、
個人的に、最も注目しておきたいのは、LSUのQBジャマーカス・ラッセルでも、
ノートルダム大のQBブレイディ・クィンでも、
オハイオ州立大のQBトロイ・スミスでもありません。


アクロン大のQBルーク・ゲッツィ


良かった!
招待されてた!


いや、もう、「ドラフト指名されてほしい」なんて贅沢は言いません。
ここで良いところを見せて、どこかにドラフト外入団させてもらえたらいいなぁ。


ダラス・カウボーイズのQBトニー・ロモだって、ドラフト外だったわけですから、
入りさえすれば、「ノーチャンス」ではないはず。


しっかりとアピールしてもらいたいものです。


あとは、ネバダ大のQBジェフ・ロウに注目しておきたいところ。


「注目校」だった、ということもありますが、そもそも注目したキッカケが、
独特のオフェンス隊形(「ピストルフォーメーション」)を駆使しているチームだから、
というものでしたので、それを率いたロウが、果たして、NFLに入ってどうなのか、
・・・ということには、非常に興味が湧きます。


一般的には、大学で特殊なことをやって成功していると、プロでは対応できない、
とか言われるところですが。
まあ、「だからこそ」注目しておきたいです。


さて、それ以外も見てみますと、前々回、「有力選手」として取り上げた選手は、
全員、招待されていますので、当然、注目しておきたいですね。


その中でも、前述のラッセルクィンスミスあたりは、
まあ、大体、どんな選手なのか分かっているので、
それ以外の「チーム成績が悪かった」とか、「弱小カンファレンス所属」とかの選手が、
どういう選手なのかを見ておきたいです。


あ、そうだ、ラッセルの「でかさ」だけは、最初の身体検査で注目しておかないと。


あとは、何かテーマを挙げるとしたら、
フロリダ大QBクリス・リークの逆襲(?)」でしょうか。


チームを「全米ナンバー1」に導きながら、元々、ほとんど評価されていなかったのに、
更に、先日の「シニアボウル」の散々な出来で、評価を下げてしまった、という。


このままでは終われないであろうリークにも、要注目です。


なお、「シュラインボウル」で注目したアイオワ大のQBドリュー・テイトは、
招待されていないようです。
ちょっと残念。


では次に、ランニングバックフルバックも含む)。


もちろん、一般的にも最も注目されるでしょうし、
僕も注目しておきたいのが、オクラホマ大RBエイドリアン・ピーターソン


ただ、もしかしたら、「実力」は既に証明済みなため、
ここは、昨年のRBレジー・ブッシュみたいに、身体測定だけ参加して終了、
・・・ってこともあり得るかもしれません。


このイベントを楽しんで見ている者としては、
是非、全員、全ての種目に参加してもらいたいんですけどねぇ。
まあ、そうもいかないか。


そうそう、ピーターソンは、今は、身体的には何も問題ないでしょうが、
そういう意味で注目されるのが、ルイビル大RBマイケル・ブッシュ
怪我でシーズンを棒に振っていた選手です。


果たして、怪我は完全に治っているのか。


何も問題なければ、身体測定以外にも参加してくるでしょうが、
参加できないとなると、ドラフト指名順位へも影響してくるかもしれませんね。


さて、ランニングバックフルバックも、前々回取り上げた「有力選手」は、
全員招待されていますので、いずれも注目ですが、
そうなると、個人的には、「アイアンズ兄弟」の弟、
オーバーン大RBケニー・アイアンズに特に注目しておかないと。


いや、「アイアンズ兄弟の弟」ということ以外、
どういう選手なのか、さっぱり知らないし・・・。


他に、「有力選手」として名前を挙げた以外で注目しておきたいのは、
北イリノイ大RBギャレット・ウルフでしょうか。


ボウルゲームのときに、ちょっとだけ名前を出していましたが、
実績的には、もっと注目されても良い選手のはず。


今は存在が隠れていますが、ここで目立つことが出来れば、
一躍、有力選手となってくるかもしれません。


では次に、ワイドレシーバー


前々回、「有力選手」として名前を挙げた選手は12人いましたが、
その選手は、全員招待されています。


まあ、ここは普通に、ジョージア工科大WRカルヴィン・ジョンソンに、
注目しておかなければならないでしょうね。


「物凄く評価されている」ということは知っていますが、
実際、どういう選手なのかはよく知らないですし、
動きを見て「おおっ、凄い!」と思えたらいいなぁ、という風に見るつもりです。


オハイオ州立大WRテッド・ギンとか、USCWRドゥウェイン・ジャレットなどについては、
今シーズンの「注目校」だったこともあり、それなりに前知識があるので、
ジョンソンはそれよりもどれほど凄いのか?」というのも見たいところで。


あとは、もちろん、「シュラインボウル」で活躍していた、
NCAA 1-AA」所属のニューハンプシャー大WRデイヴィッド・ボールにも、
大注目しておかなければならないですね。


とにかく、ワイドレシーバーは、他のポジションと比べて、
スカウティングコンバインで「活躍」が見やすいポジションだと思うので、
それ以外にも、見ていて「凄い」と思えた選手に注目していきたいところです。


どうでもいい話ですが、招待選手の1人に、
USCWRスティーヴ・スミス、という選手がいます。


・・・カロライナ・パンサーズに入って、ややこしいことになったりしないだろうか、
とか思ったり、思わなかったり・・・。(ポジションも一緒だし)


では次に、タイトエンド


このポジションも、「有力選手」として挙げた選手は、全員招待されています。


ここは、前々回書きましたように、やっぱり、
マイアミ大(フロリダ)TEグレッグ・オルセンに注目しておきますかね。


個人的には、今のところ、注目度の低いポジションです。
今回のスカウティングコンバインを見て、何か注目する点が出てくるといいなぁ。


では次に、オフェンスライン


ここも、前々回名前を挙げた14人全員が招待されています。


その中でも、やはり、ウィスコンシン大Tジョー・トーマスには、注目しておかなければ。


「即、NFLで通用する」というような評もあるくらいですから、
とにかく、他の選手とは、違って見えるはず。


どんなに凄いのか、しっかりとチェックしておきたいですね。


そうそう、スカウティングコンバインで、オフェンスライン選手といえば、
「ベンチプレス風景」を、楽しんで見たいところです。


「Here we go! Here we go!」の掛け声が、今年も聞けるはず。
見てるだけで、力が入ります。


では次に、ディフェンスライン


このポジションも、前回紹介した「有力選手」19人全員が招待されています。
・・・って、そろそろ、全ポジション、全員招待されているような気がしてきました・・・。


注目は、ハワイ大DEイーカイカ・アラマフランシス
・・・ではなく、(いや、注目するけどもさ)
ルイビル大DTアモービ・オコイエですね。


「名前(苗字)」から注目し始めましたが、
そんなに高く評価されているディフェンスタックル選手というのは、
いったい、どんな選手なんだろうか・・・という興味も湧いてきています。


あとは、もちろん、ディフェンス選手で最も高く評価されている、
クレムソン大DEゲインズ・アダムズにも、注目しておかなければならないですね。


まあ、「高く評価されているディフェンスエンド選手」というのは、
なんとなく、どういう選手なのか、想像がつくところではありますけれども。


ディフェンスエンド選手は、他にも評価の高い選手が多いみたいですし、
「有力選手」には、全般的に注目しておきたいところです。


・・・もちろん、アラマフランシスにも。


なお、昨日、「同一人物を別の人物として認識しないように気をつけないと」、
ということを書いていましたが、つい先ほど、このポジションで2人発見。


北カロライナ州立大DTタンク・タイラー」はデマーカス・タイラーと同一人物で、
テネシー大DTクロード・マクブライド」はターク・マクブライドと同一人物でした。


とりあえず、「WIKIPEDIA」に載ってる方に統一しておきます。


こういうケース、まだまだあるだろうなぁ。


あ、あと1人、注目選手を。
ミズーリ大DEエクスゼイヴィー・ジャクソン


名前の綴りが、「Xzavie Jackson」。


・・・なんかかっこいい・・・。


では次に、ラインバッカー


例によって、前回取り上げた「有力選手」は全員招待されています。


このポジションでは、とりあえず、
ペン州立大LBポール・ポスルーズニーに注目しておきたいですね。


2年連続「オールアメリカン」選出の実力者ながら、
さほど注目度が上がっていないことが、なんとなく気になっています。


あとは、まあ、やっぱりなんとなく、
マイアミ大(フロリダ)の「数少ない有力選手」の1人として、
LBジョン・ビーソンに注目しておきたいところ。


・・・今シーズンのマイアミ大(フロリダ)には、
「裏切られた」という気持ちしか無いはずなんだけども・・・。


ラインバッカーも、今のところの注目点は、それくらいですかね。


では次に、ディフェンスバック


ああっ!
初めて、「有力選手」としていた中で招待されていない選手を発見。(なぜか嬉しい)


しかも2人も!
・・・って、そんなに喜ぶことではないですが・・・。


トロイ大SSブラノン・コンドレンネブラスカ大CBザック・ボウマン
この2人は、招待されていないみたいですね。


とはいえ、ディフェンスバック選手は、合わせて25人「有力選手」として挙げていたので、
その中の2人と考えれば、まあ、そんなに多くもないか。


このポジションでは、ミシガン大CBリオン・ホール
カリフォルニア大CBデイミーアン・ヒューズLSUFSルロン・ランドリー
フロリダ大FSレジー・ネルソンあたりに、注目しておきましょう。


いや、単純に、今シーズンの「オールアメリカン」選出選手を並べただけですが。


実は、スカウティングコンバインで1番目立つのって、
このポジションだと思うんですよね。(「40ヤード走」のタイムとか)


実績があり、評価も高い選手たちが、果たしてどんな記録を出してくるか。
そんなところを楽しみにして、見ていきたいです。


ああ、そうだ。
あと、「アイアンズ兄弟」の兄、オーバーン大CBデイヴィッド・アイアンズがいました。


ランニングバックの弟ほど注目されてはいないので、ここで良い結果を残して、
兄弟揃ってドラフト指名されるようにしないと。


さて、では最後に、キッカーパンターロングスナッパー


「有力選手」として挙げていた、コロラド大Kメイソン・クロスビーも、
メリーランド大Pアダム・ポドレッシュも、しっかりと招待されています。


このあたりは、個人的に、好きなポジションなので、
全員に注目しておきたいところですが、その中でも、なんとなく、
今まで何回かこの日記に登場していた、ベイラー大Pダニエル・セプルヴェダには、
特に注目しておきたいところですね。


オールアメリカン」の選出において、
「サードチーム」→「セカンドチーム」→「ファーストチーム」と、毎年進化を遂げ、
最優秀パンターに贈られる「レイ・ガイ賞」を、2回受賞している選手です。


名前の響きも、なんかいいですね。


セプルヴェダ


エクスゼイヴィー」に負けずとも劣らず。(何の勝負だよ)


ついでながら、キッカーで、今シーズン「オールアメリカン」に選出されていたのは、
UCLAKジャスティン・メドロックでしたので、こちらにも注目しておきますか。


ロングスナッパーは・・・、うーん、なんとも言いようがないです。


なんか、スカウティングコンバインに呼ばれているのも、
「本人のため」というよりは、キッカーパンターの能力測定のため、
・・・って感じがしないでもないからなぁ。(ロングスナッパーがいないとやりにくいわけで)


とりあえず、バージニア工科大LSニコラス・リーソンは、
シニアボウル」にも出ていました・・・ということだけ、書き記しておきます。


・・・以上。


まあ、なんやかやと書いてきましたが、細かいことは考えずに、
まずは、「スカウティングコンバイン」の雰囲気を楽しみたいですね。


その中で、注目したくなるような選手が出てきたらいいなぁ、と。


全体的には、そんなスタンスかな。


皆さんも、是非、映像を見て楽しんでみてください。