「当落線上」選手、最後の戦い



先日、シカゴ・ベアーズKニック・ノヴァクが解雇された、
ということを書きましたが、
どうも、ウェイバーリストに載っている段階で、
ダラス・カウボーイズが獲得していったようです。


いまいち、はっきりしないのは、
いくつかのサイトで選手の契約関係の情報を見ているのですが、
このノヴァクの情報、載っていないところが多いんですよねぇ。
・・・解雇情報が多すぎて、どのサイトも全部把握しきれていないのか?


とりあえず、そのとおりだとすると、
カウボーイズは、今日(現地9月1日)のプレシーズン第4週の試合で、
ホセ・コルテスと両方起用して、
最終的な決断をくだすことになるのでしょう。
注目です。


そういえば、先日より、キッカー紹介などで、
ウェイバー」という言葉を、何の説明もなく使ってましたが、
一般的に知られている意味とも、やや異なるところがありますので、
用語説明を加えておきました。
ウェイバー」の文字をクリックしてみてください。


さて、先ほども書きましたが、いよいよ本日と明日がプレシーズン第4週の試合で、
これをもって、プレシーズンが終了します。


ホント、いよいよですねぇ。
ワクワクしてきます。

若手ナンバー1キッカー



そして、キッカー紹介も、あと3チームを残すのみとなりました。


本日のキッカー紹介は、シアトル・シーホークスKジョシュ・ブラウンです。


ブラウンは、2003年に、ドラフト7巡でシーホークスに入団。
その年より全16試合に出場し、そして、現在に至ります。


まだ、デビューして2年しか経っておらず、
あまりなじみが無い選手ではあるのですが、
成績を見る限り、ビックリするくらい良いキッカーです。


まず、デビュー1年目に、
いきなり58ヤードという超長距離のフィールドゴールを成功させています。


それは、4試合目の出場となったグリーンベイ・パッカーズ戦でのこと。
第2クォーター終了間際、10対21と大きく点を離されていたシーホークスは、
残り時間30秒から、なんとかフィールドゴールだけでも返しておこうと、
最後の攻撃に出るのですが、
あろうことか、「フィールドゴール圏内」も間近に迫ったところで、
QBマット・ハセルベックサックをされてしまいます。


7ヤード後退して、ほぼ40ヤードライン近く。
もう、ほとんど「無理」と言える距離なのですが、
時間は残り3秒で、これ以上通常オフェンスを続けるのも無理目なので、
ダメもとで、フィールドゴールのキックを選択したのでした。


このとき、いったい、どれだけの人に、
この新人キッカーがこれを成功させると、想像できたことか。
マイク・ホルムグレンヘッドコーチもビックリ、だったことでしょう。


そして、2年目の昨年は、
なんとNFCトップのフィールドゴール成功率92.0%を達成。
もう既に、「若手キッカー」の範疇を、大きく超えています。


ちなみに、2年間でトライフォーポイントのキックは88回行い、
まだ1度も失敗しておりません。


昨年のキッカーレーティングは「31.2」で、堂々の6位。
キャリア2年ではありますが、キャリア通算のキッカーレーティング概算でも、
「25.7」で現役キッカー7位にランクイン。


今、NFLには、30歳を超えてから脂の乗ってきているキッカーが多い中、
26歳にして、既に全開で活躍をし始めています。


将来が、とにかく楽しみな選手ですが、
まずはデビュー3年目の今年。
果たして、どういう活躍を見せてくれるのか。


楽しみにして見ていきたいですね。