クォーターバックの明暗

まだ「第２週の結果（まとめ）」を載せてないのですが、
明日、セントルイス・ラムズ対アリゾナ・カーディナルズの試合が、
NHKのBS1で放映されますので、それが終わってから掲載します。


いや、僕はもう、内容も結果も知っているんですけどね。
「NHKのBS1で放映される試合の内容・結果については、放映が終わるまで書かない」
という約束でしたし。


実は、金曜の夕方に放映される、というのは、想定していなかったのですが・・・。
以前も、放映スケジュールって、こんな感じでしたっけ？
あ、プレーオフのときは、金曜の夜に４試合目が放映されてましたね、そういえば。


来週は、水曜夜に３試合目が放映されるようなので、
もうちょっと早く、「結果（まとめ）」を掲載できると思います。


さて、ピッツバーグ・スティーラーズ対ヒューストン・テキサンズの試合を見ました。


やっぱり、スティーラーズのQBベン・ロスリスバーガーは、
良いクォーターバックですねぇ。


僕がロスリスバーガーのプレーで好きなところは、
相手ディフェンスのプレッシャーをかわしながら、
パスターゲットを探しているところですね。
昨年も、それを見て、「このルーキー、凄ぇー！」と思ったものです。


「プレッシャーをかわす」と言っても、例えば、
アトランタ・ファルコンズのQBマイケル・ヴィックのように、
スピード感あふれるかわし方をするのではなく、
軽くジョギングしているかのような走りなのに、
なぜか、相手のディフェンスをするするとかわしていく感じ。


しかも、その間、視線は遠くのパスターゲットを捜し求めていて、
パッと見、自分を追いかけてくるディフェンス選手を全く見ていないような。
もちろん、実際にはそんなことは無く、
多分、凄く視野が広いからこそ出来る芸当なんでしょうね。


右サイドに追い詰められていっているのに、
最後には、左奥にロングパスを通すなんて、なかなか出来ないものでしょう。


「昨年どおり」のプレーが今年も見られ、
昨年がルーキーの「まぐれ当たり」じゃなかったことが確認できて良かったです。


あと、素晴らしいなぁ、と思ったのは、
テキサンズのDEロベア・スミスが負傷して倒れているときに、
スミスの近くに行って、相手ベンチから人を呼んでいたこと。
自分と絡んだプレーだったわけじゃないのに、です。


自分のプレーに余裕があるから、そういった心の余裕も生まれるのでしょうが、
なかなか出来ることじゃないですよね。


いくつかの記事で、ロスリスバーガーの「優等生ぶり」を読んだことがありますが、
こういったところにも、その一端が見られるように思います。


このまま順調に何年もプレーすれば、
アメリカを代表するスポーツ選手になっていくかもしれないなぁ、
（リーダーシップとか人間性とか含めて）
と、ふと、そんなふうに思いました。


話題のスティーラーズRBウィリー・パーカーは、
いまいち僕の琴線には触れなかったのですが、
スピードタイプのランニングバックで、やっぱり能力は高そうですね。


来週以降、ジェローム・ベティスが復帰してこられるようならば、
「パーカーが長い距離をゲインして、ベティスがゴール前でごり押し」
っていう、昨年のようなコンビプレーが見られるかもしれません。
（昨年は、パーカーではなく、デュース・ステイリーでしたが）


昨年、僕がスティーラーズのことを好きになった要因の１つが、
この「ゴール前でベティス登場！」っていう場面での観客席の盛り上がりが、
見ていて非常に楽しいものだった、ということだったりするので、
（観客席もテレビ見てる僕も、「出るぞ、出るぞ・・・出たー！」って感じ）
また、そういった盛り上がりが見られることを期待したいです。


テキサンズに関しては、僕が多少ひいき目で見ていることもあるでしょうが、
QBデイヴィッド・カーが、本当にかわいそうだなぁ、と。


１年目のシーズンに、被サックのNFL記録を作ってしまったほど、
サックされまくっていたカーですが、
４年目の今年になって、またそのときと状況が同じになってきているように思います。


もちろん、カー自身にも、もっと広い視野があればなんとかなるんじゃないか、
という部分があることは否定できませんが。


頑張ってもらいたいです。


こういうときに、ちょっと考えてしまうのは、
もし、今、ロスリスバーガーがテキサンズのクォーターバックになって、
カーがスティーラーズのクォーターバックになったら、
どっちが活躍出来るんだろうなぁ、ということだったり。


根拠の無い、あくまでイメージでの話ですが、
ロスリスバーガーの能力は疑いの無いものとしても、
（基本能力としては、ロスリスバーガーの方が高かったとしても）
カーの方が活躍できるような、そんな気がしていたりもします。


まあ、こんなことは考えても仕方が無いんですけどね。

第２週週間MVPノミネート者を見て

さて、第２週の週間MVPが発表されたので、
今週も、ノミネート者をチェックしていたのですが、
やっぱり、「強い」と思われるチームは、
各ポジションでバランスよくノミネートされているなぁ、と思いました。


先週で言えば、タンパベイ・バッカニアーズがそうだったのですが、
今週は、ピッツバーグ・スティーラーズや、フィラデルフィア・イーグルスあたり。


強い勝ち方をした結果として、
多くの人がノミネートされるという面は、もちろんあり得ますが、
見ている限り、地力の無いチームは、たとえ強い勝ち方をしても、
目立った１・２人（せめて３人）しかノミネートされていないように思います。


先週大量にノミネート者がいたバッカニアーズは、
今週は２人しかノミネートされていませんが、
やっぱり地力があるなぁ、というところを見せていますし。


理想のノミネートパターンは、オフェンス部門に２人とディフェンス部門１人以上、
さらにスペシャルチーム部門に１人いれば、文句なしといったところでしょうか。


ちなみに、今週、全部門でノミネート者がいるチームは、先ほどの２チームに加え、
インディアナポリス・コルツ、カンザスシティ・チーフス、
カロライナ・パンサーズ、シカゴ・ベアーズの４チーム。


ベアーズには異論がある人は多いかもしれませんが、（僕は異論ありません）
やっぱり、地力がありそうなチームが並んでますね。


試してませんが、もしかしたら、このノミネート者をポイント化して、
それを各チームの「強さ」とするだけで、
良い「パワーランキング」が出来てしまいそうな気がします。


ちょっと試してみようかなぁ。


最後に、ノミネート者関連で、もう１つだけ。


スティーラーズのKジェフ・リードは、ノミネートの説明のところに、
「現在フィールドゴール２１回連続成功継続中」とありますが、
これで、スティーラーズのチーム記録を更新したそうで。


ちなみに、NFL記録は、コルツのKマイク・ヴァンダージャットの「４２回連続成功」。
・・・まだ半分ですか。


やっぱりヴァンダージャットは凄いなぁ、という話。