週間オフェンスラインMVP(第6週)
さて、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。
まず、第6週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。
選手名 | オフェンスライン ポイント |
ラン | パス | 反則 | |
---|---|---|---|---|---|
LT | ヴァーノン・ケアリー (マイアミ・ドルフィンズ) |
25 | 26 | -1 | 0 |
LT | マーカス・マクニール (サンディエゴ・チャージャーズ) |
25 | 18 | 7 | 0 |
LG | クリス・ディールマン (サンディエゴ・チャージャーズ) |
31.5 | 28 | 3.5 | 0 |
C | ケヴィン・マワイ (テネシー・タイタンズ) |
41.5 | 42 | -0.5 | 0 |
RG | ベンジー・オルソン (テネシー・タイタンズ) |
37.5 | 38 | -0.5 | 0 |
RT | カリーム・マッケンジー (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
27 | 14 | 13 | 0 |
今週は、ランが好調だったタイタンズと、
ランもパスもバランスよく好調だったチャージャーズから2人ずつ。
この日記ではおなじみ、ディールマンの名前が出てくると、やっぱり嬉しいですねぇ。
そして、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、ベテランのマワイです。
マワイは、昨シーズン第13週と今シーズン第2週で、
「ベストオフェンスライン選手」の1人となっていましたが、
「週間オフェンスラインMVP」となるのは、これが初めてですので、経歴紹介を。
マワイは、1994年にシアトル・シーホークスに2巡指名されNFL入り。
その年、14試合に出場(スターターとしては11試合出場)すると、
翌年からは、全試合にスターター出場を続けることとなります。
それも、2005年に怪我をしてインジャリーリザーブ入りするまで。
10シーズン連続で全戦スターター出場というのは、
なかなか出来ることではなく、それだけでも素晴らしいところです。
ちなみに、細かく言うと、記録は「177試合連続スターター出場」。
当時、グリーンベイ・パッカーズQBブレット・ファーヴ、
そして、今年4月に引退したカンザスシティ・チーフスGウィル・シールズに次ぐ、
「現役3位」という記録だったそうです。
ただし、その間、ずっとシーホークスにいたわけではありません。
1997年にフリーエージェントとなったときには、再契約を果たしますが、
翌年、再びフリーエージェントとなると、今度はニューヨーク・ジェッツに移籍。
そして、ここから大活躍が始まります。
なんと言っても光るのは、1999年から2004年までの、6年連続プロボウル選出。
オフェンスライン選手は、1度プロボウルに選出されると、
連続して選出される傾向があるとはいえ、やはり、なかなか出来ることではありません。
素晴らしいです。
その翌年、つまり2005年は、前述のとおりインジャリーリザーブ入りしてしまった年。
6試合の出場に止まったのですが、これが、ジェッツでの最後の出場となります。
シーズン終了後、フリーエージェントとなり、タイタンズと契約しました。
そして、今シーズンは、タイタンズでの2シーズン目ということになります。
常識的に考えれば、マワイにとってジェッツ時代が「最盛期」で、
現在は「キャリア終盤」ということになるでしょう。
その中で、「コンビ」を組むクォーターバックは、若いQBヴィンス・ヤング。
こちらもタイタンズで、そしてもちろん、キャリアでも2シーズン目。
果たして、ここまで培ってきた経験で、ヤングを導いていけるのかどうか。
再び、プロボウルに出場するような活躍が出来たとき、
タイタンズとヤングは、大きく飛躍することになるのでしょうね。
さて、第6週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。
順位(比) | 選手名 | オフェンスライン ポイント |
試合数 | ラン | パス | 反則 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位(→) | LT マット・ライト (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
190 | 6 | 122 | 75 | -7 |
2位(→) | LT トニー・ユーゴー (インディアナポリス・コルツ) |
116 | 5 | 74 | 56 | -14 |
3位(↑) | RT ライアン・ディーム (インディアナポリス・コルツ) |
115 | 5 | 80 | 56 | -21 |
4位(↓) | LG ローガン・マンキンズ (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
110.5 | 6 | 94 | 37.5 | -21 |
5位(→) | C ジェフ・サタデイ (インディアナポリス・コルツ) |
106 | 5 | 78 | 28 | 0 |
6位(→) | RG ジェイク・スコット (インディアナポリス・コルツ) |
103 | 5 | 96 | 28 | -21 |
7位(→) | LG ライアン・リルヤ (インディアナポリス・コルツ) |
100 | 5 | 86 | 28 | -14 |
8位(↑) | RT カリーム・マッケンジー (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
94 | 6 | 76 | 18 | 0 |
9位(↑) | C サムソン・サテレイ (マイアミ・ドルフィンズ) |
93.5 | 6 | 96 | 4.5 | -7 |
10位(↑) | LG クリス・リウィンスキー (マイアミ・ドルフィンズ) |
89.5 | 6 | 106 | 4.5 | -21 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
今週、コルツは試合がありませんでしたが、マンキンズの値がやや下がってしまったため、
3位と4位の順位が入れ替わっています。
ただ、1位のライトは、やはり独走を続けており、今週も20ポイントを上積み。
2位ユーゴーとの差は、74ポイントにまで広がってしまいました。
凄いですね、これは。
まだ第6週ですが、これはもう、今シーズンの1位は決まったか・・・?
なお、9位と10位には、ドルフィンズ勢が上がってきています。
まだ未勝利ですが、ランは調子が良いようですから、
噛み合えば、面白い存在になってくるかもしれませんね。
以上、第6週の「オフェンスラインスタッツ」でした。
ディフェンス選手ランキング(第6週時点)
さて次は、「ディフェンスインパクトポイント」です。
まずは、第6週で高い値となった選手を、
ディフェンスライン・ラインバッカー・ディフェンスバックで、それぞれ1人ずつ。
選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DE ジュリアス・ペパーズ (カロライナ・パンサーズ) |
62 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 |
LB ショーン・フィリップス (サンディエゴ・チャージャーズ) |
45 | 7 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 |
FS ショーン・テイラー (ワシントン・レッドスキンズ) |
62 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 |
実力者が揃いました。
ペパーズは、アリゾナ・カーディナルズ戦の第1クォーターに2サックして、
また、2回ファンブルを引き起こしてもいます。
まだまだ試合序盤のことだったとはいえ、
勝利に向けて、勢いづくプレーだったと言えるのではないでしょうか。
(ターンオーバーからフィールドゴールにも結びついていますし)
ちなみに、ペパーズの2つ目のサックで、
カーディナルズQBカート・ウォーナーが怪我をして、試合を退いています。
次に、フィリップスも、オークランド・レイダーズ戦で2サックしました。
特に1つ目が値千金で、第2クォーター終了間際、
7ヤード地点まで攻め込まれていた場面でのサック、ファンブルフォース、
そして、ターンオーバー。
同点となるか、というところでしたので、大きなプレーとなりましたね。
最後に、テイラーは、2インターセプトに1ファンブルフォースという活躍。
ただし、ファンブルフォースはターンオーバーにつながらず、
また、インターセプト直後の味方オフェンスは、共に3プレーで終了しており、
テイラーの活躍は、勝利につながるものとはなりませんでした。
ディフェンス選手としては、ちょっと悲しいところでしょうねぇ・・・。
さて、第6週時点での「ディフェンス選手ベスト10」は、以下の通り。
順位(比) | 選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位(→) | LB ジュリアン・ピーターソン (シアトル・シーホークス) |
176 | 24 | 6 | 6 | 0 | 0 | 4 |
2位(→) | LB ローファ・タトゥープ (シアトル・シーホークス) |
145 | 38 | 6 | 1 | 1 | 1 | 3 |
3位(↓) | LB バレット・ルード (タンパベイ・バッカニアーズ) |
144 | 55 | 5 | 0 | 0 | 1 | 3 |
4位(↑) | DE ジャレッド・アレン (カンザスシティ・チーフス) |
141 | 5 | 5 | 7 | 3 | 0 | 2 |
5位(↑) | SS クリス・ハリス (カロライナ・パンサーズ) |
132 | 29 | 1 | 0 | 1 | 1 | 4 |
6位(↓) | DT ダーネル・ドケット (アリゾナ・カーディナルズ) |
128 | 7 | 7 | 6 | 1 | 0 | 2 |
7位(↑) | LB ニック・バーネット (グリーンベイ・パッカーズ) |
126 | 44 | 10 | 2 | 1 | 2 | 0 |
8位(↑) | LB マイケル・ボーリー (アトランタ・ファルコンズ) |
124 | 40 | 8 | 0 | 2 | 2 | 1 |
8位(↑) | LB ショーン・フィリップス (サンディエゴ・チャージャーズ) |
124 | 21 | 1 | 6 | 1 | 0 | 2 |
10位(↓) | LB デリック・ジョンソン (カンザスシティ・チーフス) |
122 | 22 | 6 | 4 | 2 | 1 | 1 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
シーホークスの2人、特にピーターソンは、かなり調子よく飛ばしているようです。
(ただ、今週の試合では、ニューオリンズ・セインツに負けてしまっていましたが)
2位以下は混戦になっていますが、1位だけは飛びぬけている形。
果たして、こちらも、このまま「独走」ということになるのでしょうか。
以上、第6週の「ディフェンスインパクトポイント」でした。