またまた素晴らしい試合!
NFL第15週、「サタデーナイトゲーム」(?)の、
シンシナティ・ベンガルズ対サンフランシスコ・49ersの試合が行われましたが、
まあ、それについては、特に書くことはないです。
それよりも何よりも、「甲子園ボウル」が素晴らしい試合で。
これだけのシーソーゲームは、なかなか見られるもんじゃありません。
そして、TBSの放送の解説でも指摘されていましたように、
第4クォーター残り時間わずかで、「38対34」で日本大学が4点リード。
そんな状況の中、相手チームがゴール直前まで攻め込んできている、
・・・という、先日の関東大学選手権「クラッシュボウル」と、全く同じ展開。
うーん、凄い。
そこから、得点を取ることが出来るのか、出来ないのか。
最後は、そこに集約された、そんな2試合となりましたね。
今シーズンの大学アメリカンフットボールは、
関東では、「準決勝」と言っても過言ではない、法政大学対早稲田大学との試合が、
「オーバータイム5回」という、とんでもない接戦の上で決着していたり、
関西でも、関西学院大学対立命館大学の頂上決戦が3点差の接戦だったりと、
非常に面白い試合目白押しの年でした。
その締めくくりとして、本当にふさわしい試合だったと思います。
(もちろん、日本大学を応援していた僕としては、結果は残念でしたが)
関西学院大学の皆さん、おめでとうございました。
さーて、「ライスボウル」も楽しみだ。(もちろん、今シーズンも現地観戦予定)
ちなみに、明日は、社会人Xリーグの決勝戦「JAPAN X BOWL」が開かれます。
週間オフェンスラインMVP(第14週)
さて、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。
まず、第14週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。
選手名 | オフェンスライン ポイント |
ラン | パス | 反則 | |
---|---|---|---|---|---|
LT | ジャモール・ブラウン (ニューオリンズ・セインツ) |
31 | 16 | 15 | 0 |
LG | ジェイコブ・ベル (テネシー・タイタンズ) |
41 | 42 | -1 | 0 |
C | ケヴィン・マワイ (テネシー・タイタンズ) |
43 | 44 | -1 | 0 |
RG | ベンジー・オルソン (テネシー・タイタンズ) |
39 | 40 | -1 | 0 |
RT | マーク・コロンボ (ダラス・カウボーイズ) |
31 | 14 | 17 | 0 |
今週は、タイタンズから3人。
サンディエゴ・チャージャーズ戦は、第4クォーター終了間際に追いつかれ、
オーバータイムでの敗戦となっておりましたが、
確かに、RBレンデル・ホワイトを始めとして、ランはよく出ていましたからね。
上記の数値の内訳でも、それがよく分かる状態ではないでしょうか。
今週の「週間オフェンスラインMVP」は、
その中から、マワイとなっております。
マワイは、第6週のときにも「週間オフェンスラインMVP」となっており、
そのときに、経歴も紹介しておりました。
やはり、今シーズンは、なかなかの活躍を見せていますね。
このベテランにとって、ちょっと残念なところは、
QBヴィンス・ヤングに、あまり成長が見られないところかもしれませんが・・・。
オフェンスラインの中でも、直接ボールのやり取りのあるセンター選手ですから、
ランの調子は良いと言っても、かなり気になるところでしょうねぇ。
さて、第14週時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。
順位(比) | 選手名 | オフェンスライン ポイント |
試合数 | ラン | パス | 反則 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位(↑) | C ジェフ・フェイン (ニューオリンズ・セインツ) |
177 | 11 | 134 | 57 | -14 |
2位(↑) | LT マット・ライト (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
174 | 13 | 70 | 146 | -42 |
3位(↑) | C ジェフ・サタデイ (インディアナポリス・コルツ) |
172.5 | 13 | 140 | 39.5 | -7 |
3位(↓) | LG ライアン・リルヤ (インディアナポリス・コルツ) |
172.5 | 13 | 154 | 39.5 | -21 |
5位(↓) | LT トニー・ユーゴー (インディアナポリス・コルツ) |
147 | 8 | 80 | 81 | -14 |
6位(↑) | C ダン・コッペン (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
143 | 12 | 94 | 70 | -21 |
7位(↓) | RT ニック・ケイザー (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
142 | 13 | 10 | 146 | -14 |
8位(↓) | LT ウィリアム・トーマス (フィラデルフィア・イーグルス) |
137 | 10 | 134 | 17 | -14 |
9位(↑) | LG ローガン・マンキンズ (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
136 | 13 | 98 | 73 | -35 |
10位(↑) | LG ジェイコブ・ベル (テネシー・タイタンズ) |
132.5 | 13 | 154 | 6.5 | -28 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
先週1位のリルヤの値があまり伸びなかったため、
先週2位フェインが1位に上がってきました。
実は、コルツとペイトリオッツ以外の選手が1位になるのは、
今シーズン初めてのこととなります。
それがセインツの選手というのは、
シーズン序盤の様子からは、なかなか想像が出来ないところですが、
最近は、結構オフェンスが好調で復活気味。
先ほどの「ベストオフェンスライン選手」のところでも、1人が入っていましたね。
プレーオフ争いで、ギリギリのところにいるセインツですが、
この調子を持続できれば、台風の目となってくるかもしれません。
ちょっと、楽しみにしたいところです。
以上、第14週の「オフェンスラインスタッツ」でした。
ディフェンス選手ランキング(第14週時点)
さて次は、「ディフェンスインパクトポイント」です。
まずは、第14週で高い値となった選手を、
ディフェンスライン・ラインバッカー・ディフェンスバックで、それぞれ1人ずつ。
選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DE グレッグ・ホワイト (タンパベイ・バッカニアーズ) |
75 | 2 | 0 | 3 | 1 | 0 | 2 |
LB カルロス・ダンズビー (アリゾナ・カーディナルズ) |
49 | 8 | 2 | 1 | 1 | 0 | 1 |
CB マーカス・トゥルファント (シアトル・シーホークス) |
48 | 6 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
ホワイトは、ヒューストン・テキサンズ戦、
第2クォーターにサックしてファンブルフォース、
第3クォーター終盤にもサックしてファンブルフォースで、
そのいずれもがターンオーバーになったという活躍。
が、1回目のときは、それが同点に追いつくキッカケとなりましたが、
2回目のときは、直後の味方のオフェンスもファンブルでターンオーバーとなってしまい、
そのまま結局、負けてしまうことになりました。
ダンズビーは、シーホークス戦で、サックしてファンブルフォースをするも、
それはターンオーバーとならず。
他に2回のロスタックルを含んで計10タックルをしていますが、
結局、「それだけ攻められていた」という感じで、試合は大敗となっております。
そして、シーホークスのトゥルファントが、その試合で大活躍。
第3クォーター終盤、第4クォーター中盤、そして、試合残り時間約1分と、
3回もインターセプトをして、チームを勝利に導いております。
ちなみに、2回目のものは、そのままリターンタッチダウンでした。
もちろん、この活躍で、週間MVPも獲得しております。
さて、第14週時点での「ディフェンス選手ベスト10」は、以下の通り。
順位(比) | 選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位(→) | LB ジェイムズ・ハリソン (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
316 | 50 | 10 | 10 | 2 | 1 | 6 |
2位(→) | LB ローファ・タトゥープ (シアトル・シーホークス) |
274 | 77 | 14 | 1 | 5 | 4 | 3 |
3位(↑) | DE アデワレ・オグンレエ (シカゴ・ベアーズ) |
268 | 27 | 13 | 10 | 2 | 0 | 5 |
4位(↑) | LB ウィル・ウィザースプーン (セントルイス・ラムズ) |
261 | 71 | 15 | 7 | 7 | 0 | 2 |
4位(↓) | LB ジュリアン・ピーターソン (シアトル・シーホークス) |
261 | 48 | 6 | 9 | 1 | 2 | 4 |
6位(↑) | DE パトリック・カーニー (シアトル・シーホークス) |
258 | 25 | 9 | 14 | 1 | 1 | 3 |
7位(↓) | CB ネイト・クレメンツ (サンフランシスコ・49ers) |
256 | 67 | 10 | 1 | 8 | 3 | 3 |
8位(↑) | LB カルロス・ダンズビー (アリゾナ・カーディナルズ) |
254 | 64 | 13 | 5 | 4 | 3 | 2 |
9位(↑) | DE トレント・コウル (フィラデルフィア・イーグルス) |
253 | 28 | 19 | 12 | 0 | 0 | 3 |
10位(↓) | LB マイケル・ボーリー (アトランタ・ファルコンズ) |
248 | 79 | 10 | 3 | 4 | 2 | 3 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
ピーターソンが4位タイに下がりましたが、
まあ、この3位から5位までの間は、先週時点でも4ポイント差しかなかったので、
つまりは、「上位陣にほとんど動きなし」というところでしょう。
先週12位から6位に浮上したカーニーと、
先週22位から8位に浮上した、先ほども名前の出てきたダンズビーが、
目立って上がってきている選手です。
これで、また、シーホークスの選手が、ベスト10内に3人。
世間が、ダラス・カウボーイズやグリーンベイ・パッカーズに目を取られているうちに、
いつの間にやら地区優勝を決めてしまったシーホークスですが、
安定した活躍を見せるディフェンス選手が何人もいたら、
それも頷ける話なのかもしれませんね。
以上、第14週の「ディフェンスインパクトポイント」でした。