第2週:STL at ARI



さて、第2週の補足の続きを。
セントルイス・ラムズアリゾナ・カーディナルズです。


何度も書いていますが、「勝敗表(希望)」は、
この対戦なら、こちらが勝って欲しい、ということの集まりです。
それを、シーズン17週(各チーム16戦)を通して見てみると、
当たり前ですが、応援しているチームほど多く勝ち星を挙げていて、
あまり応援していないチームほど負けてばかり、
と、こうなるわけです。


で、17週間の結果をまとめて見たときに、自分で驚いたのは、
NFCの成績トップ(ホームフィールドアドバンテージを獲得)のチームが、
ラムズだったことです。


嫌いなチームじゃない、という意識はあったのですが、
それどころか、かなり好きなチームとなっていたようで。
自分でも意外と言うか、新たな発見でした。


確かに、マーク・バルジャーは応援したくなるQBですし、
彼からトリー・ホルトへの超ロングタッチダウンパスなどは、
見ていて爽快なものを感じます。
まさに、「破壊力抜群」という言葉がピッタリで。


シンデレラクォーターバックのカート・ウォーナーから、
その座を奪って、実力で守りきったマーク・バルジャー
当初は、「怪我が治ったら早くカート・ウォーナーに戻せ」と、
地元ファンからも思われていたマーク・バルジャーですが、
今では、押しも押されぬエースと言って良いでしょう。
今年は、昨年まで以上の活躍を期待したいところです。


さて、対するカーディナルズ
昨シーズン中は、新人のラリー・フィッツジェラルドに注目したり、
伝説のランニングバックエミット・スミスの、
生涯初タッチダウンパスに興奮したりと、
なかなか面白く見ておりました。


エミット・スミスは、昨年限りで引退しましたが、
そこに今年、カート・ウォーナーが加入しました。
そう、「マーク・バルジャーラムズクォーターバックの座を奪われた」人が。


この人の昨シーズンは、移籍したニューヨーク・ジャイアンツで、
先発として、上々のスタートを切ったように思われたのですが、
終わってみれば、イーライ・マニングに先発の座を奪われ、シーズンエンド。
「将来のエース」に早くバトンタッチさせたいチーム側の思惑がありますから、
まだまだ自分はやれるんだ、やらせてくれ、という気持ちが、
カート・ウォーナーの中に残ったことでしょう。


そして、再び移籍。


当面は、昨年のエース、ジョシュ・マカウンと先発を争うことになりますが、
ここは負けてられないでしょう。
なんといっても、因縁のラムズと同地区(NFC WEST)のチームに移籍して、
そして、第2週で早くもぶつかるのですから。


マーク・バルジャーの意地が勝つか、
それとも、カート・ウォーナーのプライドが勝つか。


そんな注目をしたい対戦カードです。