永久欠番の話



昨年12月に急逝した、往年の名選手レジー・ホワイトが、
グリーンベイ・パッカーズ時代に付けていた背番号「92」が、
永久欠番となるそうです。


レジー・ホワイトの偉大さについて、僕が語る言葉は無いのですが、
彼が関わったフィラデルフィア・イーグルスカロライナ・パンサーズ
そして、パッカーズのいずれの関係者も、
彼の死に対し、沈痛な面持ちだったことが、
その一端を表していたのではないでしょうか。


さて、その永久欠番なのですが、
つい先日、なんとなく調べていたことから面白いことを発見しまして。


ペイトン・マニングイーライ・マニングのお父さんであり、
ニューオリンズ・セインツで名QBとして鳴らしたアーチー・マニングが、
そのセインツ時代に付けていた背番号は「8」でした。


で、彼がセインツを離れたのは1982年のことなのですが、
それ以来、セインツで背番号「8」を付けている人はいないんですよね。


じゃあ、永久欠番かというと、そうでもないみたいで。


セインツでは、「31」番と「81」番が永久欠番になっているのですが、
逆にこちらは、つい最近にも使われたりしています。
・・・全然、「永久」じゃないじゃん。


最近(と言っても昨年ですが)の有名な話として、
ジェリー・ライスシアトル・シーホークスに移籍した際に、
それまでと同じ背番号「80」を付けることになったのですが、
これって、シーホークス永久欠番だったんですよね。
(これで、オールドファンの怒りを買ったとか)


チーム事情もあるのでしょうが、
永久欠番」と大々的に発表されているよりも、
セインツの「8」番のように、実質的に使っていないほうが、
その番号に対する「尊敬の念」のようなものが見える気がするのは、
僕だけでしょうか。


ちなみに、パッカーズにはこれまで4つの永久欠番がありますが、
しっかりと、「永久」になっているようです。
レジー・ホワイトも安心でしょう。