第10週:STL at SEA



さて、第9週までのまとめのところでも書きましたが、
セントルイス・ラムズシアトル・シーホークスが第10週で対戦。
ここまでが希望通りの成績ですと、かなり興味深い対戦となりそうです。


ちょっと前に、グリーンベイ・パッカーズミネソタ・ヴァイキングスの、
面白いライバル関係について書きましたが、
この2チームも、非常に似たような関係にあります。


最近は、年間2試合も1勝1敗であることが多かったりしますし、
NFC WESTの地区優勝争いをすることも多いです。
面白いのは、3年前はサンフランシスコ・49ersがこの地区を制しているのですが、
そのときに、ラムズシーホークスは共に7勝9敗だったという。
強いときも弱いときも、似たような周期なのでしょうかねぇ。


そうそう、パッカーズヴァイキングスは、
昨年ワイルドカードプレーオフで対戦し、年間3戦したのですが、
ラムズシーホークスも、昨年ワイルドカードプレーオフで対戦し、
年間3戦していたりします。
似てるなぁ。


で、その3戦は、全てラムズの勝利でした。
昨年のこの地区の優勝はシーホークスだったのですが、
そのシーホークスラムズが3度も勝っている、というのも面白いところで。


その最後の対戦であるワイルドカードプレーオフは、
最後まで目の離せない展開でした。
1番印象深いのは、シーソーゲームの末、
シーホークスが7点を追いかけて最後の攻撃に臨んでいるとき。


スト2分ちょっとで、自陣36ヤード地点から始まった攻撃は、
19ヤード・20ヤード・14ヤードのパスが立て続けに決まり、
あっという間に敵陣11ヤードに。


ここでクォーターバックマット・ハセルベックサックを受け6ヤード後退。
しかし、その2プレー後に12ヤードのパスを通し、ゴールまで残り5ヤード。


フォースダウンになりますが、当然攻撃を選択。
ここでタッチダウンが決まれば、オーバータイム突入です。


ディフェンスのプレッシャーを受けながらも、パスを投げるハセルベック
そのボールをエンドゾーン内にいたWRボビー・エングラムが見事キャッチ!
・・・したと思った次の瞬間に、無情にもこぼれ落ちるボール。


これで、ラムズの勝利となりました。


ボールがこぼれ落ちた瞬間、ハセルベックが頭を抱えて、
フィールドにうずくまったのですが、その姿が非常に印象的で、
トーナメント方式であるプレーオフの醍醐味を見たように思います。
この映像は、個人的には、
昨年のシーズンの中で、最も印象的なシーンとして心に残っています。


さて、今年の対戦。
シーホークスは調子が良いのだけれども、直接対決ではラムズが勝つ」
といった、昨年の再現になるような感じでしょうかね。
なんにせよ、楽しみな対戦になると良いです。