第11週:ARI at STL



さて、第11週。
前週までで、全チームがバイウィークを終え、
いよいよ終盤戦に突入、といった感があります。


2日続けてセントルイス・ラムズを取り上げていますが、
またしても、同地区対決で、この週はアリゾナ・カーディナルズ戦。


とはいえ、シアトル・シーホークスとの間にあるような、
「ライバル関係」があるかというと、そうとも言えず。


なにせ、カーディナルズは、かなりの「ドアマット」チーム。
(「ドアマット」=「踏みつけられる」)


ここのところずっと負け越しシーズンが続いていますが、
前回に勝ち越したシーズンは、というと、1998年まで戻らなくてはいけません。


更にその前となると、なんと1984年!
まだ、チームがアリゾナに移転してはおらず、(1988年移転)
セントルイス・カーディナルズ」と呼ばれていた時代のことになってしまいます。


つまり、アリゾナフットボールファンは、
まだ1度しか、勝ち越しを経験していないわけで。
毎年毎年、やきもきしていることでしょう。
・・・それとも、負けることに慣れてしまった、とか。


しかし、今年のカーディナルズは話題が豊富です。


スケジュールの上では、以前取り上げた、
メキシコでのサンフランシスコ・49ers戦(第4週)がありますし、
本拠地も、開閉式の芝生を屋外に移動できるドームが完成するとか。


そして何より、QBカート・ウォーナーの加入により、
元からいる優秀なワイドレシーバー陣とのケミストリーが生まれれば、
爆発的な攻撃力も期待できる陣容。


いよいよ今年、カーディナルズの逆襲が始まるのかもしれません。


そんな今年の第11週は、ラムズ戦。
カーディナルズが、かつて本拠地としていたセントルイスの街を、
今、フランチャイズとしているチームとの対戦です。


やはり、対ラムズ戦も、ずっと負け続けていたわけですが、
昨年の第15週では、31対7で大勝利。
RBエミット・スミスランニングバック史上最多出場試合数記録達成を、
見事祝う結果となったのでした。


この勢いが、今年、更に加速しているかどうか。


先ほど挙げたメキシコでの試合は、カーディナルズのホームゲーム扱いで、
つまりは、アリゾナでの試合が1試合減ってしまうわけですが、
それでもあまり困らない、と言われていたりします。
(だからこそ、メキシコでのホームゲームを引き受けた、とも)


そんな集客力の無さからは、今年こそ脱却して、
アリゾナの人々を、燃え上がらせてもらいたいですね。