第11週:CAR at CHI



ここまで、1週あたり2・3試合ずつで、計25試合を取り上げてきたわけですが、
1度も登場していないチームも、まだ結構あったりするんですよね。


「好き」の反対語は、「嫌い」ではなく「無関心」だと、よく言われます。
確かに、個人的に「憎っくき」ニューイングランド・ペイトリオッツは、
これまでここに7回も登場していますからねぇ。


というわけで、よりNFLを楽しむために、
そういったチームを意識して取り上げていきたいと思います。


第11週、カロライナ・パンサーズシカゴ・ベアーズ
パンサーズは何度も出てきていますので、ここではベアーズに注目を。


ベアーズの話題と言えば、
キッカーダグ・ブライエンが加入し、ポール・エディンガーが解雇された、
というところだけでした。
・・・というか、それだけでも十分お腹いっぱい(?)な話題ですが。


このオフの大きな話題は、まずドラフトで、
ベアーズは4位指名権という高順位を持っていたので、
豊作だったランニングバックの1人、セドリック・ベンソンを指名。


いろいろな箇所で見受けられるのが、
「大学の先輩であるリッキー・ウィリアムズを彷彿とさせる」
という言葉。
というか、結構問題児だったようで、
ウィリアムズと同じように問題を起こさないかと思われている、というのが、
概ねの評といったところでした。


とりあえずは、6年目のトーマス・ジョーンズスターター争い、
と言われていましたが、どうやらスターター確定のようで。
風評を跳ね飛ばすような活躍が見られるといいですね。


それから、クォーターバック
3年目のレックス・グロスマンが、引き続きスターターですが、
(といっても、昨年は怪我で3試合しか出場していませんが)
大きな動きがありました。


まず、ドラフト4巡でカイル・オートンを指名。
割と遅い指名順位ではありますが、大学時代の成績は抜群で、
ハイズマン賞受賞レベルとの声もあったり。


そして、昨年スターターを務めたこともあるクレイグ・クレンゼルと、
ジョナサン・クィンを解雇。


これにより、グロスマンオートンと、
グロスマンの怪我により昨年途中で加入したチャド・ハッチンソンの3人で、
今年は乗り切っていくものかと思われていました。


ところが、ここで思わぬ事態が。
・・・といっても、悪いことではないのですが。


2002年のドラフト5巡でアトランタ・ファルコンズに指名され、
昨年4月に解雇され、その後、
ニューイングランド・ペイトリオッツピッツバーグ・スティーラーズの、
ミニキャンプに参加するも、ロースターに残れていなかった、
・・・という経歴の持ち主。
これだけでピンと来る人はなかなかいないでしょうが。


その選手とは、クォーターバックカート・キットナー


今年、ベアーズと契約して、NFLヨーロッパに派遣されたのですが、
なんと、ここで大活躍。
一躍、注目を集める存在となりました。


今後、ベアーズのキャンプに参加して、
ロースター枠争いをしていくことになると思われます。


グロスマンハッチンソンも、必ずしも「実力上位」とは言い切れませんので、
シーズンが始まる頃に、どのような陣容となっているのか、
非常に興味深いところです。