長い間、お疲れ様でした
タンパベイ・バッカニアーズのWRティム・ブラウンが、引退を決意したとのこと。
古巣のオークランド・レイダーズに1日だけ契約し、
レイダーズの一員として引退することになりそうです。
この、「1日だけ契約」というのは、
最近、ベテラン選手が引退する際に、よく見かけますね。
これは、現在のサラリーキャップ制の中で、
1チームでキャリアを終えるのが難しくなっており、
長く在籍したチームから出ることを余儀なくされたものの、
最後は愛着のあるチームの一員としてキャリアを終えたい、
といったような事情があるからなのでしょう。
ブラウンにしても、バッカニアーズに在籍したのは、昨年1年だけで、
その前の16年間は、ずっとレイダーズだったわけですし。
昨年の第3週が、そのバッカニアーズとレイダーズの対戦だったのですが、
バッカニアーズの一員としてレイダーズの本拠地にやってきたブラウンに対し、
観客たち(=レイダーズファン)が、非常に好意的だったことを思い出します。
登場してきたときもそうですが、ブラウンがキャッチしたときにも、
観客席から拍手が起こっていました。
敵地のゲームとしては、異例とも言える状況。
ちょうどその前の週に、当時レイダーズ所属だったWRジェリー・ライスの、
連続キャッチ試合記録が途切れていたため、
誰もが、ブラウンにはキャッチし続けてもらいたい雰囲気となっていた、
という事情もあるにはありましたが、
ブラウンが、いかにレイダーズファンから愛されていたか、
という証のように思います。
とにもかくにも、17年間お疲れ様でした。
引退話のついでに。
テネシー・タイタンズのKゲイリー・アンダーソンですが、
どうやら、「今年こそ」、引退できそうな感じですね。
史上2人目の、キッカー専任選手としての殿堂入りが確実視されていますが、
殿堂入りの条件は、「引退後5年以上経っていること」ですので、
毎年自ら引き伸ばし続けてきたその時期を、
ようやく確定できそう、ということでもあります。
こちらは、23年間、お疲れ様でした。
・・・とか言って、また第2週あたりで、
タイタンズに復帰してきたら笑いますが。(もう笑えない?)