第16週:NE at NYJ



第16週、ニューイングランド・ペイトリオッツニューヨーク・ジェッツ
第17週は変則開催なので、
これが今年最後のマンデーナイトゲームになります。


余談ながら、アメリカでマンデーナイトゲームを放映する放送局が、
来年からESPNに変更となりますので、
36年間に及ぶABCによるマンデーナイトの、最後のゲームでもあります。
もともと、「マンデーナイト」という企画自体、
ABC側から出された企画と聞いたことがありますので、
NFL全体にとっても、1つの区切りと言えるのかもしれません。


さて、そんな歴史的ゲームの対戦カードは、AFC EASTの同地区対決。
昨年どおりの力を両チームが見せていれば、
地区優勝決定試合となる可能性もあります。


この2チームの対戦は、今年は1回目が第13週(12月4日)で、
2回目が第16週(12月26日)と、
1ヶ月弱の短い期間に詰め込まれています。
様々な要因はあるでしょうが、地区優勝争いを盛り上げるために、
こういったスケジュールにした、という面はあるでしょうね。


この2チームの対戦、ここ2年は、
ペイトリオッツが4連勝中です。


そういえば、フィラデルフィア・イーグルスニューヨーク・ジャイアンツ
ダラス・カウボーイズワシントン・レッドスキンズといった、
同地区ライバルを取り上げたときにも、
「ここ2年で4連勝中」という言葉が出てきましたね。


今回のケースも含め、いずれもその前の年は1勝1敗ですので、
偶然とはいえ、何か全体的な「流れ」のようなものを感じます。
ジャイアンツがイーグルスに勝ち、
レッドスキンズカウボーイズに勝つ、ということが起これば、
何か、「必然的に」、ジェッツペイトリオッツに勝つような。


なんの根拠もありませんが、
そんなことが起こっても、不思議ではないような気がします。


「なんの根拠もない」と言いましたが、
あえて「根拠」と言えそうなことを挙げると、
チーム作りのサイクル、というものが挙げられるかもしれません。


現在、NFLには、「サラリーキャップ」というものがありますので、
闇雲に、毎年、「強化」「強化」というわけにはいきません。
当然、長期展望のチーム強化スケジュールというものがあるはずです。


ある時期に強かったチーム同士が、翌年、同じように弱くなり、
逆に、弱かったチームが強くなる、
といったことが起こる可能性が、このために発生してくると思われます。


まあ、そんな一概にくくれるものではないでしょうし、
昨年プレーオフに進出したチームと、そうでないチームを、
一緒くたに「弱かったチーム」とは言うのもどうかと思いますが。


逆に、ジャイアンツとイーグルスレッドスキンズカウボーイズは、
立場が逆転して(もしくは対等になって)いるのに、
ペイトリオッツジェッツは立場が逆転していない、
というようなことになれば、
それだけ、ペイトリオッツのチーム強化が長期にわたって上手くいっている、
ということが言えるのかもしれませんね。


レギュラーシーズン佳境。
どんな気持ちでこの試合を見ることになるのか、
それも、楽しみなところです。