史上最高キッカー



その後で、普段の書き方に戻るのも、やや気がひけるのですが・・・。
・・・しかも、同じチームの選手だし。


本日のキッカー紹介は、コルツのKマイク・ヴァンダージャットです。


たびたび、この日記にも登場してきております、「現役最高キッカー」。
それだけにとどまらず、フィールドゴール成功率を見れば、
「史上最高キッカー」とも言えそうです。


とはいえ、ここに至るまでは、やや紆余曲折。


ヴァンダージャットは、1993年に、
CFLカナディアンフットボールリーグ)のチームと契約しました。
しかしながら、その後3年間は、契約と解雇を繰り返し、全くプレーできず。


その後、ようやくCFLで活躍する機会に恵まれます。
ここで、トライフォーポイントのキックを2年間で136回、
1度も外さずに成功させたことなどが、
おそらく関係者の目に留まり、1998年にコルツと契約。


後の活躍は、周知のとおり、と言っても良いでしょう。


前にも書きましたが、通算のフィールドゴール成功率が87.0%で、
歴代トップとなっています。
特に、2003年シーズンは、フィールドゴール100%成功という、
パーフェクトシーズンを送りました。


フィールドゴール100%成功の記録は、
過去にヴァンダージャットを含めて4人が達成していますが、
「37回成功」というのは、その中でもダントツのトップ。
素晴らしいです。


また、そのシーズンを挟んだ2002年から2004年の間に、
「42回連続成功」というNFL記録も樹立しています。
これも、素晴らしいとしか言いようがありません。


トライフォーポイントの失敗も、NFL7年間(+CFL)のキャリアの中で、
たったの2回だけ。
成功率99.3%(NFLのみの記録)は、現時点で歴代3位です。


スタートは、必ずしも順調ではなかったのですが、
現在は、ほぼ「パーフェクト」なキッカーと言ってもよいでしょう。


コルツの爆発的オフェンスを、さらに破壊的なものとしている存在。
ヴァンダージャットには、今後ともそういった活躍を続けてもらいたいですね。


明日は、コルツ対ファルコンズの、「NFL TOKYO 2005」。
その舞台でも、素晴らしいキックを見せてくれることを期待します。