喜んだり悶絶したり・・・の8試合
サンディエゴ・チャージャーズ対ニューイングランド・ペイトリオッツの生中継を見ながら、
他の試合を「Play-by-Play」観戦していました。
ワシントン・レッドスキンズのキッカーは、
正キッカーのジョン・ホールか、先々週のマンデーナイトで結果を残したニック・ノヴァクか、
というところが、気になっていましたが、出場してきたのは、ノヴァクの方でした。
おおっ。
しかし、最初に訪れたフィールドゴールチャンス(距離39ヤード)で、
ブロックされて失敗してしまうという。
うーん。
マンデーナイトのときはフィールドゴールへの挑戦は無かったので、
これが、NFLのレギュラーシーズンでの、初めてのフィールドゴール挑戦でした。
そういう意味で、ちょっと緊張していたのかもしれませんね。
純粋に「代役」だった先々週と比べ、心理的なプレッシャーも強かったでしょうし。
その後、40ヤードのフィールドゴールを成功させたので、
ホッと一息、というところでしたでしょうね。(僕も、ホッとしました)
しかし、それ以上のハイライトが、今日の試合でやってこようとは!
残り2分を切ってから、QBマーク・ブルネルが痛恨のインターセプトを喫し、
3点リードしていたのに、土壇場で同点とされたレッドスキンズ。
そのままオーバータイムに突入し、先行オフェンスとなったのですが、
あれよあれよとフィールドゴール圏内に。
39ヤードの決勝フィールドゴール挑戦。
これをノヴァクは、見事に成功。
いやぁ、「緊張」は、1本目の比ではなかったでしょうに。
ホント、良かったです。
これで、一皮向けて、名キッカーへの道を歩んでもらえるといいですね。
さて、次に。
以前、ニューヨーク・ジャイアンツのWRプラクシコ・バレスについて、
「昨年、ピッツバーグ・スティーラーズの新人QBベン・ロスリスバーガーにとって、
非常に良いターゲットとなっていたが、
同期のジャイアンツQBイーライ・マニングにとっても同様の存在となれるか」
というようなことを書きましたが、まさしく、そうなりつつあるようで。
先週までの3試合でも、そこそこの活躍をしていましたが、
今日は、まさに大爆発。
今年、マニングは、ここまでなかなか良い成績を残してきているのですが、
その一因は、このバレスの存在にあると言っても過言ではないでしょう。
もちろん、もう1つ大きな要因として、TEジェレミー・ショッキーの存在もあります。
この2人が安定して活躍できれば、今シーズンのマニングは、というか、
今シーズンのジャイアンツは結構良い成績を残せるのでしょうね。
ジャイアンツ首脳陣にとって頭が痛いのは、
この2人が、いわゆる「問題児」ってことなんでしょうが・・・。
そういう意味でも、いろいろと話題を提供してくれそうです。
「全勝」シンシナティ・ベンガルズに挑んだ「全敗」ヒューストン・テキサンズは、
惜しいところに迫りながら、敗れました。
クォーターバックのデイヴィッド・カーは、
本日も、大量にサックを受けながら、良く頑張ったと思います。
いや、惜しかった。
そして、本日、もっとも「悶絶」したシーン。
こちらも「全勝」タンパベイ・バッカニアーズに挑んだデトロイト・ライオンズですが、
最後、4点差で負けていたライオンズが、リズム良く攻め上がり、
残り時間20秒で、QBジョーイ・ハリントンが逆転のタッチダウン!
・・・したと思ったら、オフィシャルレビューで、
なんと、その判定が覆る、という。
大喜びした次の瞬間に、頭を抱えることになってしまいました。
そして、その後の攻撃はつながらず、試合終了。
惜しかった。
・・・というか、むちゃくちゃ悔しい「負け方」ですね、これって。
さて、生中継で見ていたチャージャーズ対ペイトリオッツの試合。
チャージャーズのRBラデイニアン・トムリンソンは、本当に凄いですね。
スピードも良いのですし、動きも素晴らしいのですが、
見ていて一番凄いと思うのは、その「腰の強さ」。
1度くらいタックルされたところで、簡単には膝をつかない。
それはもう、ゴリゴリゴリゴリと、押しまくって引っ張りまくって、
ぎりぎりファーストダウン更新、ぎりぎりタッチダウン、という。
強いなぁ。
・・・と思っていたら、チャージャーズ控えのRBマイケル・ターナーも、
素晴らしい「粘り腰」を見せるランニングバックで。
これは、トムリンソン仕込みでしょうかねぇ。
こちらもまた楽しみな存在です。
QBドリュー・ブリーズも絶好調で、チャージャーズの今後が、
非常に楽しみなものとなりました。
2週間前に2連敗を喫したときに、内容はあまり悪くなかった、ということに触れ、
「「この調子なら、次は大丈夫だろう」と思っていると、
そのままずるずるいってしまうパターンなのかもしれない」、
というように書きましたが、そんなことは全くありませんでした。
良かったです。
そういえば、最近ニュースで、チャージャーズ控えQBフィリップ・リバーズが、
「来年もスターターになれないのなら、トレードに出してくれ」
と言っている、というものがありました。
「将来のエースクォーターバックはフィリップ・リバーズ」というのは、
チャージャーズの「既定路線」のはずですが、
このままブリーズの活躍が続くようなら、
そろそろその話も怪しくなってくるかもしれませんね。
ところで、今日の試合で、地味だけど「おおっ」と思ったシーン。
第2クォーターの最後、ペイトリオッツがフィールドゴールを決めたあとに、
キッカーのアダム・ヴィナティエリがキックオフをしたのですが、
時間を消費するため、そして、大きいリターンをさせないために、
転がすようなキックをしたんですね。
まあ、それは普通に行われるプレーなのですが、
転がったボールが、リターナーの目の前まで行ったところで、
ポーンと上に跳ね上がったんですよ。
そのせいで、キャッチにもたつき、ほとんどリターン出来ず。
結局、その後のオフェンスではニーダウンして、時間を流すことになりました。
あれって、狙って出来るものなんでしょうか。
そうだとすれば、素晴らしい技術ですねぇ。
さすがヴィナティエリ、というところでしょう。
本日、この時間帯の試合の中からは、こんなところで。